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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

機織りと水神様。

みなさーん、7月7日ですよ。
今日がなんの日かわかってますよね?
じゃあみんなで声を揃えて言うよ?

せーの!

ポニーテールの日ー!!w


「なんだそれw」じゃねーよ!ちゃんと去年やっただろ!忘れてんじゃねーよ!!俺は忘れてたよ!w

ということで「浴衣に合う」というだけで半強制的に7月7日に制定されたポニーテールの日。
なんでまたこの日なのかといえば浴衣を着る機会があるであろう七夕だからってことですよね。
お空に流れる天の川…分かたれた織姫と彦星…一年に一度の逢瀬…けどそうなったのお前らのせいだからw
あまりに有名なストーリーもある七夕ですが、僕今まで気にも留めてなかった疑問に気づいちゃったんですよ。

『七夕』って、読めなくない?w

いや、僕が学がなくて読めないとかそういう話ではなく、『七』と『夕』で「たなばた」って読むの、漢字のよみとして特殊すぎない?ってこと。
だってあまりに強引じゃない?7月7日のこと「たながつたなにち」って言わないでしょだって?w
夕立ちって書いて「ばただち」とか読まないでしょ?w
なのになんで組み合わさったら「たなばた」だよ!
もちろん漢字には単独ではそうは読まないけどこの配列で並ぶと特殊な読み方をする、というものがあるのは知ってますし、これもそのうちのひとつなんでしょう。
にしてもあまりに定着して疑問も感じなかったけどこれはおかしい。なんか由来ありそう。

ということで!気になったら調べる、ソレ、『マジP!』の鉄則!!w
早速調べてみましたよ〜。


七夕の物語や乞巧奠のことだったりは今まで散々毎年調べてるので過去の七夕近辺のブログを見てもらうとして。
まずはこの『七夕』という漢字がどこからやってきたのかを考えることに。

七夕の伝説って、夜空に浮かぶ天の川とデネブ、ベガ、アルタイルの夏の大三角の印象強いし、夜からが本番!みたいなイメージあるのに「夕」ってなんか違和感あるでしょ?
だったら『七夜』とかの方がイメージには合うというか。
てことはですよ、そもそもこの『七夕』という漢字は別にあって、後乗せでたなばたって読むようになったんじゃね?ってこと。

調べてみるとこの漢字は、中国から暦が入ってきた際に伝わった『五節句』という考え方が由来のよう。
五節句ってのは、わかりやすくいえば季節の変わり目のこと。
5月に『端午の節句』ってあるでしょ?コレも五節句の一つ。
1月に『人日(じんじつ)』、3月は桃の節句…だけど中国では『上巳(じょうし)』といいます。
そして5月の『端午(たんご)』、7月に『七夕』、9月に『重陽(ちょうよう)』の5つで五節句。
五節句の場合は七夕と書いて「しちせき」と読むのに注意。
でも「しちせき」なら漢字としてムリなく読めますよね。
我々は知らず知らずのうちに端午の節句や桃の節句のように7月にある五節句『七夕』を祝っていたというわけです…全然それとは知らずに。

さあでは何故『七夕』をたなばたと読むようになったのか。

ここで出てくるのがもともと日本にあった七夕の頃の物語『棚機津女(たなばたつめ)』。
物語っつーか伝説というか…というものらしいんですが、昔は旧暦の7月15日になると空から水の神様が降りてくると考えられていたんだそうで。
川や池、要は水辺の近くに棚の構えのある機を用意して、村で一番穢れのない娘が水神様のために機織りをして捧げる、ということをやってたんですって。
そっから棚機津女は、村の災厄を除いてもらうために、棚にこもって天から降りてくる神の一夜妻になり、神の子を身ごもり、彼女自身も神になると言うお話になったんだそう。
…神様になるだけで村一番の穢れのない女を年イチで抱けるのか…なりてぇなぁ…神様にw

話を戻しまして、もともと日本の7月にあった棚機津女の物語と、中国から入ってきた五節句の考え方と乞巧奠の物語なんかがごっちゃになった結果、『七夕(しちせき)』が『七夕(たなばた)』になってった、ということのようです。
やーすっきりw


当たり前に「7月7日は七夕」と言われてきたから疑問にも思いませんでしたが、調べてみるとちゃんと由来があるもんですね…
ちなみに棚機津女の『津』ってなんじゃい、ってのは、昔は津を「の」的な意味で使ってたんだそうで。
だから棚機津女は今風にいえば「棚機の女」ってことらしいです。
はーこれもすっきりw

きっと棚機津女の穢れのない娘も……機織りの邪魔にならないように髪の毛を頭の高めの位置で結えて作業をしたんだろうなぁ……
だって7月7日だもんね…そう、ポニーテールの日だよ!!w
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星宙 |

超青血月

昨日は皆既月食でしたね。

太陽と地球と月が一直線に並んだ結果、地球の影が月に落ちることで発生する皆既月食。
なんか今回はトクベツな条件が重なりまくりで『スーパーブルーブラッドムーン』などというご大層な名前で話題になってましたがw
コレ別に話題作りにムリヤリつけられた名称じゃなく、地球に月が再接近して大きく見える『スーパームーン』、月に2回満月が来る時の2回目が『ブルームーン』、そして皆既月食で赤く染まる月のことを『ブラッドムーン』と海外なんかでいうそうで。
その3つが同時に起きてるから名前も全部くっつけちゃえ!ということで出て来た名前なんですって。
スーパーブルーブラッドムーン…『スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルボンバー』みたいなことではないんですねw


さてそんな皆既月食ですが。

月食って流星群なんかと違って郊外に行かなくても観測できる天文現象なんで、特にどこかに出かけたわけではなかったんですが家から観測してやりましたよ!
…理想は家の窓から月が見えてて、室内でぬくぬくしながらスーパーブルーブラッドムーンを観測!だったんですが、あいにく月の位置がウチの窓の角度と合いませんで…てか建物的に背にする方向に月がいたもんだから外に出るどころか道路の反対側まで回らないと見られないというクソめんどくさい状況にw
それでも35年ぶりだというこの天文ショーを観ない手はない!ということで行きましたけどねw

食の始まりは21時前くらいから。

それまで家で雑に飲みつつテレビ観て過ごしてたのを中断し、外へ。
普段見慣れた煌々と輝く月が左下から欠けていく姿は、何度見ても不思議で幻想的。
仕組みを知っているからそんなこといってられますけど、わからなかった昔の人はそりゃあびっくりしますよね…月が欠けて行って血のように赤く染まるんだから。
月を食べるとか、月を蝕むと書いて月食(月蝕)、なんて名前をつけてしまうのも無理からぬこと。
今回は家で観測だったので時折外に出ては「おー、欠けてる」なんて言いつつ、テレビでやってる月蝕のニュースも並行して見ながらの観測でしたが、こういう観測の仕方も楽しいですね…いつもは寒い平地に放り出されて空見上げ続けて、みたいな感じで、星見としては良いんですけど環境としてはなかなかに厳しいもんでこれは極楽w

せっかくなんで写真に撮れないかとあがいてみたんですが、やっぱそれなりの装備がないと難しいようで。

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スマホではこの程度w

なにこれ…汚れですよこんなんw
一応コンデジでも撮影を試みたんですが、こちらはなんとなく食の様子は分かる程度のものが撮れました。

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蝕まれ行く月

不思議ですよね〜、地球の影が落ちるのがわかっててもこうやって月が欠けていく様は。
光の屈折がどうたらみたいな問題なんでしょうけど赤くなっていくのも。


明るいお月さまならではな、都心でも観測できる天文ショーは楽しいものでした♪

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なぜなに天の川

昨日は七夕、ということでtwitterなんかでも星空を眺めてる人が多数いらっしゃいました。

その中で「天の川が見たい」ということを言ってた人がいて、久方ぶりに昔撮った天の川が写ってる写真をツイートしてみたんですが、どうも天の川のことをみなさんよく知らないようなので、今日はその解説でもしてみようかと思います。

久しぶりにマジメな星の話ですねw


夜空に数多輝く星たち。
昔の人は強く光る星を結んで星座とし、ロマンを感じたり現実的にいえば方角を知る手段としました。
星座の星はまぁわかりやすく星じゃないですか。じゃあ天の川ってなんなの?って話。
…まぁ言うまでもなく星ではあるんですがwいったいどういう星なのかといえば、コレ銀河なんですよね。

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ネットで拾ったわかりやすい銀河

ご覧の通り、中心が膨らんでて外側に広がっていくようなカタチになってます。
わかりやすく言えば麦わら帽子2つ重ねたみたいな感じ?
違うかたちの銀河もあるんですべてがこういうカタチではありませんが、こんなのが宇宙には星の数ほどあります…って星の集団のこと星で例えるのもヘンな話ですがw
地球が所属する太陽系ももちろん銀河に所属しており、その銀河は『天の川銀河』という名前で呼ばれています。

はい、出てきましたね天の川。

夜空に見える天の川は、内側から天の川銀河を見たもの、なのです。


ではそんな天の川、いつが見頃なのでしょうか。
七夕伝説で『カササギが川に橋をかけて2人が出会う』なんて記述がある通り、七夕である7月7日にはもちろん天の川は見えます。
なのでまぁザックリ言えば、夏が見やすくて冬は見にくい、なんて一般的には言われてますよね。
ではそれは何故なのか。

地球は天の川銀河の端の方にあると思ってください。

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仮にここが太陽系だとして。

夏の夜空は銀河の中心方向…黄色くなってる方が見えてる状態。
反対に冬は、中心を背にした方、外側が夜空で見えてるわけです。

17070903.jpg
こういうこと。

画像にするとイッパツですが、夏は見える銀河系の範囲が広いでしょ?つまり『天の川が濃い』ということ。
反対に距離が短い冬の天の川はそもそも薄い、ということになります。
だから天の川は夏のほうが見やすい、というわけ。


ざっくりとした解説でしたがお分かりいただけたでしょうか。
こういうこともわかった上で星空を見上げると、いつもとまた違った見え方がしてくる…かもしれませんよ?
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天に煌く

たいへんですみなさん


なんかソレっぽい名前だなーとは薄ぼんやり思ってましたが、アプリ見てたら驚愕の事実に気付かされました…
この画像をご覧ください。


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アルデラミン。

ほ…星の名前だったのかー!気づかなかった!!!!!

こちらは秋の星座の一つ・ケフェウス座。
イマイチ知らない方もいるかもしれませんがれっきとしたギリシャ神話に登場する人物。
エチオピアの王にしてカシオペア座のカシオペアさんの旦那さん。
そしてアンドロメダ座の娘・アンドロメダの父でもあります。

アルデラミンはそんなケフェウス座のα星で、ケフェウス座の星の中で最も明るく等級は2等星。
アラビア語で「右の前腕部」を意味する言葉に因むとされているんだそう。
そんな意味があったんだ…アルデラミン。


もともと秋の星座は好きだったけど、あまり注目してなかったケフェウス座。
これからはちょっと注目して見てみたいと思います☆

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星に願いを

笹の葉さらさら。
7月7日は七夕の日。

梅雨の時期にドッ被りなため雨の日になることが多い七夕ですが、今年は晴れましたねー。
なんなら今年イチバンの暑さを記録したとか…晴れ過ぎw
お空の上の織姫彦星には地球の天気は関係ないでしょうが、二人もさぞ喜んでいることでしょう。


さてそんな七夕。
過去にもいろいろ七夕に関する記事を書いてきました。
各国の七夕伝説について調べてみたり、七夕の天気について調べたり、催涙雨について調べたり。
詳しく知りたい方は過去のブログを遡ってくださいw
そんなこんなでいろいろ書いてきたんですが、もっと根本的なところにある疑問を見落としていたことに気が付きました。

それは…なんで短冊に願い事書くの?w

皆さん七夕伝説はご存知ですよね?
織姫と彦星が恋仲になったら働かなくなって天帝にすげー怒られて川を挟んで分かたれて。
毎日毎日シクシク泣いてたらかわいそうになって年に一回、カササギの橋を渡って会うことが出来てよかったね☆
と、ざっくり要約するとだいたいこんな感じ。
ではここで問題。
この物語の中で、どこを見ると「あ、笹に短冊結んで願い事をしよう!」ってなりますか?
ならないでしょ!w
そもそも願い事は誰にしてんの?織姫?彦星?カササギ?それとも天帝?
そのうちの誰かに願い事叶える能力あんの?もうわかんないことだらけ!!w


さあ、わかんないときは調べてみよう、それが『マジP!』の鉄則w


調べたところ七夕伝説の由来には3つの説があるんだそう。
一つは先述の織姫・彦星。
一番有名なものですよね、さっき書いたから二度は書きませんw

一つは古代日本の禊の行事から。
お盆の前に先祖の霊を祀る準備みたいな感じで禊を行っていたんだそうで、その行事が『7月6日に、選ばれた女性が清い水辺の機屋に籠もり、神様の為の着物を織り、7日の夕方に禊をする』といった内容。
この行事の名前が『棚機女(たなばたつめ)』と呼ばれていたことから、現在の七夕の語源になっているとか。
…考えて見たら七の夕でタナバタって読めないですもんねw
7日の夕方に禊をする棚機女、と考えれば非常に納得の読み方ですね。

そしてもう一つは古代中国の宮廷行事。
乞巧奠(きこうでん)という行事なんですが、7月7日に一年で最も光り輝く織女星(こと座のベガ)に、機織りや縫製が上達しますように…というお祈りをする風習があったそうなんです。
はい、やっと七夕にお祈りする風習が出てきました!!w
ここから次第に機織りなどのことだけでなく、芸事や書道など祈りの幅が広がり、現在ではもう何でもかんでもお祈りするようになったわけですねw

ちなみに何故笹(竹)に飾るのかというと、そもそも古来から笹は神聖なものとして扱われていたから。
笹は繁殖力が強く、根強い(てか竹林は全部根っこがつながっていてみんな同じ竹)ため、生命力と神秘性を感じた古来の人々は古くから神事の際に使っていたんですって。
そこからさらに『笹の葉のこすれ合う音は神様を呼ぶ神聖なる音』という考えも加わり、より神聖視。
神様にするお願いだから、短冊を笹につるそう、となったようです。


調べてみるときちんとした理由があったんですねー。
そもそも七夕に3つの由来があったとか知らなかったし実に面白いもんです、また一つ賢くなりました。

え?七夕の願い?
そんなの決まってるじゃないですか世界中の女のおっぱい揉みたいって書きますよ!w

神様!お願い!!願いを叶えて!
ムリなら見るだけでもいいから!!w
星宙 |
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