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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

青と蒼

そういえば今年も行ってきましたよ!

ペルセウス座流星群!!

天文部員としてはこんな一大天文ショーを見逃すわけにはいかない!
前々から予定を合わせて仲間と行って参りました!!


…が今年はコンディションとしてはあまり良くなくw
僕らが見に行った日は関東は全体的に曇り空。
集合場所に着いた段階では東京の空は完全なるドン曇…さらにいえば月もけっこうな明るさで見える時期なんですよね。
夜の月ってマジ明るいんですよ…細い流星とかだと明るさにかき消されちゃうくらいに。
一応日付が変わる頃には月は沈むんですが、この日の予定ではその時間帯まで星見スポットにいられないので、月光との戦いでもあるのです。

これは…今日は期待できないかも…と若干の負け戦感を感じつつも、現地に着かずして諦めてなるものか!と気持ちを奮い立たせての移動。
行き先は…予報では唯一期待が持てそうな千葉方面!!
一行は一路車を走らせたのでした。


で数時間後。

星が見られそうなスポット…今回は山ではなく海!!
山沿いの方が標高高くて空気がキレイなので見やすい条件が整いやすいんですが、浜辺でも見られるところは見られるのです。
山よりも寒くなったりはしないので星見としてはし易い環境なんですが…肝心の空はどうかというと。


16081901.jpg
完!全!勝!利!!!

一部うすーくモヤみたいなのがかかってるエリアはあるものの、ご覧のとおり空の大部分は星が瞬く美しい夜空が。
画像上半分に夏の大三角が写ってるの、見つけられますかね???
僕らが着いた段階でだいたい真上に夏の星座が上がっていて、ペルセウス座流星群の放射点は無理なく見上げられるくらいの高さに。
月の位置も背中側で、明るいことは明るいけど目を灼かれるほどの影響は受けず、まずまずのコンディションでした。

なかなかいいので…写真もぱしゃぱしゃと。

16081902.jpg
秘技・星空回し!!

風が強かったんで僕の持つ脆弱な三脚ではブレが心配でしたがなんとかなりました☆
ちなみに星に混じって不思議な光の線を描いているのは飛行機の光。
千葉って空港あるじゃないですか?
そこに向かうであろう飛行機がバンバン飛んでたんですよね…撮りながら「けっこう入ってるんだろうな…」とは思ってましたがけっこうどころの騒ぎじゃありませんでしたw
でもこれはこれで不思議で幻想的な写真になったのでよしとしますw

そしてついでに写真に自分を入れ込む遊びも試してみました。

16081903.jpg
星と私。

奥でブレてるのは山口キヨヒロくんですw
今回は海もあったのでそこも入れ込みつつの写真にしてみました。
なかなか…いいでしょ?
行く場所行く場所によって良さが違うのもまた、星見の楽しいところですよねー。


ちなみに肝心の流星はどうだったかというと、1時間ほどの滞在で5個の流星を見ることが出来ました。
中には空を大きく横切り尾がシッカリと残る強い流星もあったりして。
大満足の星見となりました☆

やはり!星は!!良い!!!

星見 |

壁面四分儀座

1月4日はしぶんぎ座流星群。

「なによその星座?」とかいう声も聞こえてきそうですが、しぶんぎ座という星座は現在は存在しません。
1928年に開催された国際天文学連合の総会で、世界の星座は88と確立されました。
それまでは国によって違ったりしてバラバラだったんですねー。
その時に、それまで存在していた壁面四分儀座があった場所はりゅう座の一部となりました。
流星群に残っている名前は、その時の名残。
一応別名で『りゅう座ι流星群』とも呼ぶそうですが、そもそも『ι』はなんて読むんだ!って思いますよねw
これ「イオタ」って読みます。
星座はギリシャ神話が元になってるモノが多いからなのか、星座を構成するそれぞれの星にギリシャ文字でナンバリングみたいなことがされてまして、この『ι』という字もギリシャ文字の一つ。
まぁざっくりシグマとかオメガとかの仲間だと思ってもらえれば間違いありませんw

そんな経緯で、今はなきしぶんぎ座という言葉が使われている流星群が存在しているわけですね。

このしぶんぎ座流星群、三大流星群にも数えられる大きな流星群でして、明るいものが多く比較的ゆっくり流れるのが特徴。
ピークの時間に当たれば観測しやすい流星群、ということになりますが、問題はそのピークが極端に短いということ。
他の流星群は、長いものだとピークを中心に前後1週間近くもの間観測できるものもありますが、しぶんぎ座流星群は丸一日もないくらい。
好条件に当たれば1時間に50個もの流星が観測できるんですが、少しでもズレると数が減るという…けっこう当たり外れの大きい流星群なのです。

そんなしぶんぎ流星群の今年の観測条件。
ネットで調べることが出来るんですが、そのサイトにはこう記載されていました。

「あ ま り よ く な い」とw

理由はピークの時間が4日の夕方だという点。
一番の見頃に太陽出てたら見られるわけがないですからねw
それでも今年一発目の流星群。
星はじめでもあるし、まったく見られないこともないだろうと一縷の望みにかけて、我々は観測に向かったのです。


条件の悪い中でも本気で観測したいなら『3日の明け方がオススメ』と調べたサイトには記載されていました。
が我々も人間社会を生きる者、予定もあれば体力の問題もあるので無茶はできず、今回は早めに行って早めに帰ろう!ということになっておりました。
「最大でも1時くらいには現地を出ましょう」と…明け方がギリだとするともはや見られるのか、くらいの時間帯ではありますが、晴れてそうな場所に向かって早めに出発、23時には目的地着。
まずは空の状況を確認…すると、雲ひとつない星空!

よっし!まずは勝利!!

あとは流星さえ観測できれば…というところでしたが、さすがにそう上手くは行かず、僕は結局1個しか流星は見られませんでした。
空のコンディションはよかったんでねー、期待しちゃったんですけどねー。
やっぱピークの問題はそんな甘くありませんでしたねw
まぁ星はじめとしてはまずまずの滑り出しだったのではないでしょうか。

そしてもちろん今回も星の写真を撮りました!
空の状況がクリアだったのでとっても綺麗に撮れましたよ〜!



クリアビュー!!(クリックで拡大)

ちなみにこの写真の中に『しぶんぎ座流星群の放射点』が写っています。
どこかわかるかな〜???w

星見 |

デジタル・ビューイング!

たった10分、一瞬のこととはいえ今回も無事観測できたふたご座流星群in2015。

ここ何度かの星見で味をしめた僕は、今回もやってみることを決意。
みんなが星を眺めたり一眼三脚の準備をしている中、一人こそこそとやっていました…コンデジによる撮影を。
数は少ないですが今日はその写真をお見せしたいと思います。


まずは着いた直後の様子。


雲チョイかぶり。(クリックで拡大)

雲が被ってるせいで明るい強い星しか見えず、みんなして「東京と変わらん!」と突っ込んでましたがw
それでも見えないよりはいいか、強い流れ星(火球といいます)なら見えるかも…と待つことにすると、その数分後。


見事な星空!(クリックで拡大)

山の天気は変わりやすい、とはいうもののここまで体感したのは初めてかもしれないですね…ホントに、ものの2分とかで空がこんな風に変わるんです。
そして十数分後には元の状態通り越して完全に星空とはさようなら。
いやーすごい。自然超すごい。

そして時間は経ち帰り際。
また少しだけ回復した空にみんなが一喜一憂しているのを見ていたら、その姿が美しかったのでそれを撮影。


山と星空とシルエット。(クリックで拡大)

肉眼で見るともっと暗いんですが、デジカメのシャッタースピードをいじると明るく撮れます。
それを利用して明るめにして撮ってみたらこんなん撮れました。
ちなみに人影の向こうに見える、雲から頭を出している山が富士山だったりします。
さすが山梨県…山梨一択やな!!w

そして一枚だと上手に撮れないことがあるので何度か撮影を試していると面白い現状が起きました。

15121704.jpg
通り過ぎる赤い光w

別に心霊でもなんでもありません。
コレ、人が歩いて通っただけですw

星見の際、目を暗闇に慣らす必要があるんですが、カメラを使って撮影したりする人は手元に明かりが必要。
ただそのたびに普通に明かりつけてたらちっとも目が闇に慣れません。
そういうときは赤い光を使うんです。
で、撮影を始めてから、頭に着けてるライトを点けたまま車の方に移動したので、このようなことになりましたw
たぶん10秒とかシャッター開けてるので起きるおもしろ現象ですねw
猛者になるとシャッター開いてる間に光で空中に文字を書いたり出来ますw


ちなみにこの時。
彼らが何をしに一か所に集まっていたのかというと、眼下に広がる景色を見てたんですね。
山の下に広がる人里。
そこには人の営みがあり、夜深い時間でも明かりが点いています。

15121705.jpg
富士と人の営み。

暗闇のすぐ上、一際明るく光っているところが人里の明かり。
そこに雲がかぶり、その上に頭を出す富士山、という構図。
今いる場所が雲の上の高さだよ、ということもわかる写真ですね。
なかなか美しいもんが撮れました。


とまぁコンデジでもこれくらい撮れるんだよ、というのと、星空って美しいんだよってのはおわかり戴けたかと思います。
でも…実際に空気の綺麗な標高の高いところで見る星空は、この何倍も美しいです。
機会がありましたら是非実際に足を運んでみることをオススメします!!

星見 |

スーパーカスポルブラザーズ

今年もやってまいりました、一年最後の大きなイベントが!
そう!三大流星群のひとつにも数えられる『ふたご座流星群』ですよ!!

去年はふたごは観に行けてなくてすげー久しぶりな感じがしてたんですよねー。
今年はなんだかんだ1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群、10月のオリオン座流星群と大きいところはなんとなくさらってて、けっこう星欲を満たしたような気がしています。
うん、とっても良いこと。
ただ何もないタイミングでの星見にはあまり行かなくなってるので、もっと頻繁に星を観に行きたいなー、なんてのを来年の目標にしようかな、なんてぼんやり思ってますw
そのくらいステキなんですよね〜、星空ってやっぱり。


今年のふたご座流星群はとてもよい条件だったそうで。
流星群にとっての好条件とは、なによりも月の影響だったりします。
普段はそんな気にならない月の光ですが、流星を見ようと思うととてつもなく明るくてとっても邪魔なのです。
月の光のせいで月のある方角の空は明るくなってしまうので、その分薄くて弱い流星は光にかき消されて見えなくなってしまうし、必死に月に背を向けて目を暗闇に慣らして見ていても、ひとたび振り向いて月でも見ようもんなら一瞬で
「目が…目がァーーーーー!!」状態w
そうならないためにも月がいない時…新月の時期が流星群観測にとって良い条件とされています。
その新月の時期と流星群の極大…一番見えるピークの日がぶつかると、最高の条件になるわけです。
調べによると今年のふたご座流星群はこの前後10年で一番の好条件。
こんな最高のコンディションの日に行かない手はないぜ!!ってなわけで勇んで行ったわけですね。

ただ星を見るには月よりももっと重要な条件があります…そう、
月が無くて夜空が綺麗でも、地表と夜空の間に雲が入ってしまってはなにも見えないのです…!
天気!にくい!!w
天文部は集合をするとまず雲の動きをチェックするところから始まるんですが、今回の星見も雲の流れはなかなかに悪く…いつもだと「どうする?北に行く?西に賭ける?」みたいな選択肢が生まれるんですが、今回は「山梨一択だな」という男気溢れる決断を迫られましたw
だって…ホントに山梨だけ雲が抜けてたんだもん、天気図w


車を走らせること数時間。
途中サービスエリアで腹ごしらえをしたり、コンビニで防寒の最終対策(カイロを買ったり)をしつつ、山の上の星見観測スポットに到着。
行くまでの間…サービスエリアでもコンビニでも、どちらも空は開けておらずばっどコンディション。
あまり期待は持てなさそうではあったんですが、ワンチャン!と願いを込めて車を降りると…そこには薄く霧がかかっているものの星空が!
今回が星見初参戦という新入部員さんもいたので、最高とはいえないもののこれはなかなかの成果。
初めて来てまったく見えずに帰るとなると、それはもうただサービスエリアでご飯食べただけであとは寒いとこに連れてかれる罰ゲームくらってるのと似たようなもんですからねw
…と思いつつ空を眺めていると…おや…?空の様子が……?

は…晴れたー!!!

そこにはさっきまでとは違う、細かな星まで見える最高の星空が待っていました。
…ま、それもほんの10分程度のことですぐにまた曇ってしまったんですがw
それでも短い間に15個もの流星を観測。
中々の成果を残すことが出来たのです…そっからはまた空が開くのを待ちながらいろいろ遊んでましたw
そして「ムリっぽいしもう帰ろう」と帰り支度を始めるとまたしても…空が!
ここで更に幾つかの流星を観測、最終的には21個の流星を観測することが出来ました。
これだから…山の天気はわからない!!


全体的には空が開けて星が見えていた時間は少なかったですが、今回は車2台体制でワイワイと行ったりはじめましての方がいたりと本当に楽しい時間が過ごせました。
星が見えても、見えてなくても、仲間がいればそれだけでも楽しい。
そしてほんの少しでも星が見えてくれれば…僕らにとっては大勝利!

今年最後の流星群もとってもいい思い出になりました☆
来年ももっとたくさん星を見に行くぞー!!

星見 |

ナゾりの大逆転!

ごきげんよう。

…どうかしたんだろ?

顔を見れば一瞬でわかるよ。



そう、”オリオンをなぞって”来ましたよ!

現在オリオン座流星群がやってきています。
ピークは21〜22日にかけてだったんですが…その日はあいにくスケジュールが合わず断念。
でも『やってきています』と過去形にしない理由は、オリオン座流星群がかなり長い期間見られる流星群であるから。

オリオン座流星群はハレー彗星を母彗星にする流星群で、その期間は驚きの約一ヶ月。
10月2日から11月7日までの間流れ続ける非常に長い流星群なんですねー。
その名にオリオンを冠するのは放射点がオリオン座付近だから。
放射点ってのは「ここを中心にして流星が放射状に流れますよー」ってポイントのこと。
流星群観測の際はこの放射点が非常に重要で、放射点を中心に全天をぼんやりと眺めるようにするのがベストな観測方法。
放射状なんでどこに流れるかわかんないんでね…そのためどこに流れても見られるように、中心から外に逃げていく流星を見る必要があるのです。


さてそんなオリオン座流星群観測、今回も天文部チームで行って来たわけですが…ピークに合わせて行こうとした結果なかなかスケジュールが合わず、極大の21日ではなくその数日後に行くことになりました。
がそれでも大丈夫なのが期間の長いオリオン座流星群ならではなところですよね〜。

星見当日は東京の空はドン曇り。
自宅を出て空を見上げても仕事終わりに空を見上げても、集合場所で空をみあげてもドン曇りのまま。
…なかなかにハードな一日になりそうな予感でしたね…でもスケジュールが合うのはこの日のみ。
『最悪晴れなかったらなんかして遊ぶぞ!』という謎の気迫を持ち一路車を走らせました。

が空は一向に晴れず、途中寄ったサービスエリアでは一瞬月が見えたものの、全天を薄く雲が覆い尽くしているのか雲の幕がかかったようなぼんやりした姿しか見られず。
もう月でコレだったら星はおろか流星なんて絶望的ですよね…でも望みは捨てない一行。
今回の観測ポイントである湖のほとりに着き車を降りてみました。
すると!

月さえ覆い隠すドン曇り!

さっきより悪くなっとるやないかーい!!w
多少待てばなんとかなるかも…なんて期待さえ持たせてくれないレベルの曇り方だったので、我々はプランを考えました。

・このまま薄い望みにかけてここで待つ
・別の場所に移動してみる
・遊ぶ


ここで「もう帰る」って選択肢が出ないのが天文部のいいところですよねw
結果僕らが選んだ選択肢はふたつ目のもの。
今いる観測ポイントは標高が約900mとそこまで高くない場所。
雲がどの辺りにあるかはわかりませんが、一つ雲の層を抜ければもしかしたら…ということも考え、もっと標高の高い場所を目指そう!という話に。
…と前向きになった瞬間雨がパラつき出すという事件も起きましたが僕らの心は折れませんw
目的地には意地でも向かうのです!たとえ!!晴れてないとしても!!!来たからには!!!!w

そして車を走らせること30分ほど。
途中両サイドを覆う林の中からシカとか出てきてビビリながらたどり着いたふたつ目の観測ポイント。
…雨のこともありなんならシカ出てきた段階で「珍しいことが起きたから流星見られなくてももう来た意味はあった」と謎の満足感で心のダメージを最小限に抑える努力をしつつw
目的地に着いて空を見上げると…そこには……満天の星空!

大・勝・利!!

あんなに曇って、時には雨さえも降っていた空は信じられないほどの抜けを見せ、空のどこを見ても星が確認できるほどのコンディションに。
眼下には本来民家の明かり…通称”光害”が広がっていて見づらいはずなのに、そのあたりにはしっかりと雲がかかっていて逆に光害は見られず、とても良いコンディション。
更に着いてほどなくして月も沈み…負け戦かと思われたオリオン座流星群観測は一転、最高のコンディションでの観測になったのです。

ピークを過ぎていた影響か、観測できた流星の数は18個と少なかったものの、月もなく空気の澄んだ星空はとても美しく、それだけでも何時間でも見ていられるような環境でした。
やはり神は…僕らを見捨てなかった!
たぶん道中で見た角の立派なシカは山神様で「あれ?キミタチこんな日に見に来たの?じゃあ…」と空を開けてサービスしてくれたに違いないのです。
ありがとう!シカ神様!!w


余談ですが2〜3時間ほど観測してホックホク笑顔で帰る帰りの道中、またシカ(別のヤツ)にも遭遇。
結果として本日の取れ高は、18流星12シカ1たぬきとものすっごい大量になったのでしたw

あーたのしかったw

星見 |
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