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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

俺ちゃん復活♡

遅ればせながら見てきましたよ!


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DEADPOOL 2!!

公開したの月頭だった気がするんで2週間くらい遅れましたが…なんとか時間を見つけて観てきました!もちろん吹き替えで!!(だからタイミングが合わなかったのですw)

デッドプール…デップーちゃんは1から好きで、そもそもなんで好きになったかといえば公開前の遊んでた時に斎賀さんから激烈オススメされたから。
その場でPV(英語しかしゃべってなかった気がするんでたぶん海外の)を見せられ、とても正義のヒーローとは思えないすぱすぱ人を殺す姿とこちら側を見て話してくる「第四の壁」という設定、そしてなんだか憎めないキャラクターにもうメロメロw
映画見に行ってR-15なんでまぁまぁグロい展開もあるもののそれでも大好きな作品になったんですよねー。

それの第二作目、ということで。

例によって事前情報はまったく仕入れずCMで時折流れる程度の情報量で映画館へGo。
CMでわかってたことっつったら
・今回は仲間を求人募集して増やす
・増える仲間の能力が意外としょぼい
・でも吹き替えは豪華にアベンジャーズの人たち

といったところで話の根っこに関わるところは何一つわかっていない状態w
でも逆にそれで行ったからこそ、デッドプールの良さみたいなところがより味わえたような気がしますね…以下感想。

公開2週間とか経ってますけど一応ネタバレに注意しつつ大事なところには触れないようにしますが気になる人は見ないよーにw







もう冒頭から衝撃でしたねー、なにやら廃墟っぽく荒れてる室内でタバコを吸いくつろぐデップーちゃん。
室内にはいくら廃墟風でもどうみても似つかわしくないドラム缶が5、6個並べてあり、最後デップーがその上でゴロン、と横に。
…もうこの時点で予測が出来ましたよね…デッドプールはミュータント能力のせいで死ねない体を手に入れてるヒーロー。
そして彼はムチャクチャな人。

ずどーん!!!!!!

爆風に乗ってちぎれ吹き飛んだ体がひょいひょいとカメラにin。
最後は首が飛んできてそのまんましゃべるという、開始1分でR-15展開をキメてくれましたw
その後も趣味の悪いオルゴールが出てきたり、いたるところに小ネタを挟みつつ我々を楽しませてくれる…んですが、実はこの冒頭のシーンも伏線。
ベースになる重い重ーい物語へとつながっていようとは…デッドプールってムチャクチャでハチャメチャなところが目立ってますけど、毎回テーマはしっかりしてるんですよねー実は。
1も自分をこんな体にしたヤツへの復讐劇だったし。
2でも同様にポップの奥に潜むテーマがきちんとありました……それもド序盤でデップー本人が言ってるんですよね、『今回は家族の話だ』って。
今作は本当にこの一言に尽きますね…まさにそう、家族の話。家族と愛の話。
最後まで見て深くにも感動で泣きそうになるくらいいい話でした……すげー人死ぬけどw

家族、ということで今回新しくデップーに仲間ができる、という話をCMで見たって言いましたよね?
仲間もある意味ファミリー、家族なわけですが、この仲間になる能力者たちがすごいんですよね…求人見て来てるからまぁしゃあないっちゃしゃあないんでしょうけど。
磁場を操るとか自称宇宙人とか強酸性のゲロが吐けるとか透明人間とか運がいいとか普通のオッサンとかw
序盤「お?まぁイケるのか!?」と思わせといて最終的には普通のオッサンですからね…求人だからしょうがないんですけどw
ただこの仲間たちもすげー意外な結末を迎えます…そして最強の能力とは『運がいい』ということである、ということがこの映画で判明しますw
この辺のキャラクターたちの使い方も実にデッドプールらしくてよかったですねー。
あとゲストキャラでブラック・トムとジャガーノートというミュータントも登場するんですがこの辺の使い方も…ね。
二人ともX-MENに登場するヴィラン(敵役)らしいんですが「デッドプールに出てくるとこういう目に遭うのね」というような扱いを受けてます。
正直かわいそうですw

お話がいい、という話もしましたが、ホント途中途中で挿入されるデップーのイメージシーンみたいなのがとっても意味深で神秘的で重要で。
最後にはなんとなく解決するんですが、このシーンが意外と重要になってきててグッと来るんですよね…!!
そして最後、作中でも口にしますが「初めてイイコトした」シーン。
たぶんあのシーン見た人はみんな心打たれてデッドプールのイメージ変わるんじゃないでしょうか。
そのくらいいいシーン。マーベル映画の中でもトップクラスの”いい話”かもしれません。

あとちょっとしたサービスショットで別作品のあの人たちもチラッと登場したり。
僕はあまり詳しくない世界のお話なんでちょっとそっちも勉強しよっかなー、なんて気になりましたねー。
グロイの苦手じゃなければ是非見てほしい映画だと思いました。

映画 |

飛ばしてたアイツをようやく見る

『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』を見る前。


先に見たという知人から「見るなら『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を見ておいたほうが良い」ということを言われていました。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は2作公開されてるんですが1作目しか見ておらず、2作目の方も手元にないことが判明したので急ぎ購入、インフィニティ・ウォーを観終わった後ではありましたがようやっと見ることが出来ました。

ということで以下感想。
ネタバレ…もなにも昨年後悔の映画にない気はしますが一応気ィ遣って書いてみようと思いますw



そもそも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を1作目しか観ていなかった理由が「なんかヒーローっぽくない」からだったんですよねw
他のマーベル作品って『アイアンマン』だったり『キャプテン・アメリカ』だったり、一人のヒーローが看板背負ってるじゃないですか?
なのにコレはチーム名。
アメコミをよく知らなかったのもありますけど、予告を見た時に「なんでアライグマやねん」と思ったのを覚えています…w
あと宇宙人がいっぱい出てくる関係でキャラクターの見た目がハデハデで…髪の色くらいだったらまだしも肌の色から緑だ青だと馴染みのない色であまり惹かれなかったのもあり、劇場に見に行かなかったんですよね。
ただ後日『アベンジャーズに出てくるインフィニティ・ストーンが出てきてるから観た方がいい』的なことを言われ、その頃にはもう公開は終わってたんでパッケージを購入して観たんですよね。

…そしたら観てもそんな刺さんないでやんのw

一応インフィニティ・ストーンが出てたのは覚えてるし、ガーディアンズが戦ってたのは覚えてるんですけど…やっぱりヒーローっぽさがなくて。
ノリが軽くて騙したりってことも平気でやったりするような集団なんですよ、だって。
そもそもリーダーのクイルがトレジャーハンターで、どうしてもお宝中心のお話になってっちゃうんですよねー。
その辺もあり、マーベル映画をヒーロー作品だと思ってる僕からすると刺さらなかったんですよね。
てか2を見ようと思ってその前にどんな話だったか確認しようとウィキペディアでストーリー見たら全然覚えてなかったですもんね…どんだけ印象ないんだとw
が周りから『2はおもしろい』って聞いてたんです。
で興味持ったのもあったんですが…やっぱ一作目が刺さってないとなかなか重い腰が上がらず、今回のインフィニティ・ウォーで知らないキャラクターバンバン出てきて「…誰?」ってなったことでようやく見る気になったわけですねw

というような経緯でかなりマイナスからのスタートだったんですが、いやーみんなが言ってた通り2はおもしろかった!

何が良いってまずガーディアンズのチームワークね。
1作目の時は最初は敵として出てきて途中で仲間になる、みたいな展開で、タイトルでもある『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』というチームにはなりきれてない状態だったんですよね。
というか1のラスト、敵を倒したことでチームとして動き出す、みたいな話なんで実質はじめましてなわけです。
が2は最初っからチームになってて、噛み合ってるようで噛み合ってない、他の映画にはない独特のチーム感というかコメディ感がこの映画の味になって表現されてて非常に見やすかったです。
なんつーの?認めあってるんだけど憎まれ口叩き合う、みたいな…こう…どこか子供じみたやり取りの中に「ふふ…可愛い集団」と思えちゃう何かを感じるというか。
あと可愛いといえばベビー・グルート。
前作では大きい状態のグルートで出てたんですが、樹木型ヒューマノイドのグルートは前作ラストで仲間を守るために犠牲になり、まぁなんやかんやで復活した結果苗木みたいなことになり、今ちっちゃい状態のベビー・グルートになってしまったんですね。
このちっちゃい感じがたまらなく可愛い…まぁストーリー上この「ちっちゃくなった」ってことが生きてくる展開にもなってるんですが。
グルートは前作からずっと「私はグルート」しかしゃべれないんですが、翻訳上今回は「僕はグルート」とちょっと可愛い言い回しになってるのも可愛かったり。
あとみんながグルート気にかけてるのもたまらないw

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは主人公・クイルが半分地球人で、結構作中に洋楽が流れるんですよね。
そのへんもありリズムというかテンポというか、見やすい感じになってるのも特徴の一つ。
戦闘中にも曲をかけたり、とにかく音楽が近くにある作品。
ノリのいい曲が多いのもあって会話もテンポが良くて、他作品に比べてコメディっぽい部分の比率が大きいのもあります。
グルートにモノを頼むと必ず間違えて覚えたり、敵の考えた名前がダサくて爆笑するくだりがあったり。
トボケたシーンが多く肩肘張らずに見られるのも見やすいな、と感じた理由かもしれません。
ただそれだけじゃなく今回はクイルのお父さんのお話だったり、意外とシリアスな要素もストーリー的には介入してくるんですよね。
あと前作で出てきた敵がとっても良いキャラクターになって出てきます。
知らずに見てて「あぁまたロクなことしねえんだろうな敵だし」なんて思ってたらすげー良いキャラでちょっと感動したレベル。
チーム感だったり親子のお話だったりと、今作はいたるところに”愛”がテーマとして散りばめられててそれもよかったなーと思った理由なのかも知れません。

あとコレは個人的な話なんですが、現在放送中の『仮面ライダービルド』の敵・ブラッドスタークの声を担当してらっしゃる金尾哲夫さんのお声がすげー好きなんですよ。
初めてお会いしたのは『棺姫のチャイカ』って作品だったんですが、その時から渋くて良い声で芝居上手で御本人も良い方で好きだなーと思ってたんですが、その金尾さんがライダーに出てる!つってテンション上がったくらいなんですが。
今回映画を吹き替えで見てたらその金尾さんの声が流れてきて!ぅおぉ!!ってなったんですよね。
まぁそもそも劇団昴で吹き替えが多い方だからむしろこっちが本業なんでしょうけどw


と個人的な好みも満たされたしお話の終わり方もとっても綺麗だったのですごく楽しめました!
何故もっと早く見なかったのか…いやまぁなにもいうまいw

とりあえず1作目全然覚えてなかったので改めて1を見てみようと思いまーす。

映画 |

最強の、終わりへ。

ゴールデンウィークのスタートにちょうどいいと思って満を持して観てきました



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アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

ネタバレ覚悟で調べたのが功を奏したのか、ど頭で「お前誰!?」ってなってた、ドクターストレンジの家の屋根裏を砕くのはシルバーサーファーではなく別の既存ヒーローでしたw

…が……今回の映画は一言で言うなら……

『意外』

この一言につきますね。


今までのアベンジャーズではなかった、トレーラー見ても想像だにしない展開が待っていました……
もうね、観終わる前、スタッフロール流れてる段階から「次は…!次のアベンジャーズはいつだ!?」という気持ちでいっぱいというか。
こんなにも先が気になる終わり方は今までないパターンです。


ということで見たら早速感想書こう!と思ってたんですがちょっと今回はどこを書いてもネタバレになってしまいそうなので書けませんw
こんな展開あるんだな…とりあえず今は「誰お前」で流し見してた原作のあらすじを改めてしっかり追いたい気分です。

映画 |

プレップ・インフィニティ!

昨日は『ツムツム』という角度で触れましたが、大作『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』が公開されましたね。


早く見たい!とは思いつつも、公開してすぐは人も多いだろうし、そもそも吹き替えで見たいんで上映してる劇場も少なくいい席で見られないどころかそもそも席取れなさそうなので「慌てなくてもアベンジャーズは逃げない」とばかりに余裕かましてるんですが、まぁ見られなくてもどんな話なのかは気になるところ。

ちなみに映画の公式サイトで公開されているトレーラームービー見てわかる範囲でいうと、今作は

・ラスボス「サノス」の目的は全宇宙の人類の数を半分にすること
・インフィニティ・ストーンってのが揃うとそれが叶う
・アベンジャーズみんなでインフィニティ・ストーンを守ろう!

といったような話であることがわかります。
…ほとんど概要しかわかりませんねw
なんでサノスはそんなことすんの!?とか、コレだけ見るとインフィニティ・ストーンがヤバそうでサノス自体の強さには触れられていません。
ぐぬぬ…もっと知りたい!けど!ネタバレも気になる!w

映画で初見で楽しむ、ってのも楽しみ方の一つですが、マーベル作品の場合原作にあたる『マーベル・コミック』というものが存在します。
アメリカで刊行されているマンガ界の一大ムーブメントで、アメリカのヒーローマンガといったらこの『マーベル・コミック』とスーパーマンやバットマンに代表される『DCコミックス』の2つが有名。
どちらも非常に長く続くシリーズで、今まで途方もない数のヒーローが誕生、活躍しているわけで、アベンジャーズの映画なんてのはもうその集大成、プリキュアの映画みたいな総登場大お祭り映画!なわけです。

…なんでプリキュアで例えたんだ僕はw

ちなみにマーベル・シネマティック・ユニバースの映画群では、原作が途方もなく多いのでお話を再構築して作られています。
わかりやすいところでいえばサム・ライミ監督が撮った『スパイダーマン』では主人公の手首からクモの糸が出るんですが、後に公開された『アメイジング・スパイダーマン』では自身が開発したウェブ・シューターと呼ばれる時計みたいな機械から糸が出る仕組みになってます。
え?どっちがホントなの???と思いたくなりますが実はコレどっちも原作のスパイダーマンで出てくる設定。
ちなみにマーベルの方の『スパイダーマン ホームカミング』ではウェブ・シューターの方が採用されてます。
設定上でもこのようなことが起きてるし、ストーリーもアベンジャーズ合わせみたいなところがあるので『ホームカミング』ではスパイダーマンの作中で普通にアイアンマンが出てきて助けてくれたりと、けっこう大胆に話が作られてるんですよねー。
なので原作を見ても基本的な展開くらいしかわからず、細かいところは複数の作品から持ってこられてたりするのでネタバレ的にはなりにくく、マーベル作品においては気にせず事前にウィキペディアとかを使って原典にあたる物語を見てから行くことが多いです。


ということで。

どうせ話だいぶ変わってんだから原典に当たる物語をウィキペディアで予習してから行こう!と思い立ち、レッツ検索♪

ウィキペディアの映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のページによると、今回の作品の原作にあたるものは1990年台に刊行された『インフィニティ』シリーズ三部作の1作目『インフィニティ・ガントレット』という物語にあたる模様。
ちなみにインフィニティ・ウォーというタイトルはインフィニティシリーズの2作目のタイトルだそう。

で今度は『インフィニティ・ガントレット』のページへ。
主要キャラクターという項目があったのでまずはそこを閲覧。



主要キャラクター

・サノス
・ミストレス・デス
・アダム・ウォーロック
・ネビュラ
・テラクシア




アベンジャーズはィ!!w

てかそもそもサノス以外誰よ!?今んとこ映画には登場してないやつばっかだぞ!?
ちなみに映画公式サイトによるとネビュラのことは書かれておりまして、それによると『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場したガモーラという女性の義理の妹で、2人はサノスの養女だったと記載されています。
…インフィニティ・ガントレットのページにはそんなことは書いていませんw

気を取り直して今度はストーリーに。
これでサノスが何故人類を半分にしようとしているのかがわかるかもしれません。
以下原文ママ。



第一話(1991年7月)

ドクター・ストレンジが自分の館でくつろいでいるところに突然大音響が轟く。屋根裏部屋に飛び込んだストレンジは、天井を突き破って落下してきたシルバーサーファーを発見する。




誰だてめぇw

これまた公式サイトには載っていないキャラクター・シルバーサーファーとかいうのが出てきました。
誰かはまったくわかりませんが、気になって検索してみたところヒーローではあるようで、見た目は名前の通り全身銀色のサーフボードに乗ったトゥルトゥルの見た目をしていました。まんまかよw

せめてサノスの目的くらいは…!といろいろ調べてみたら、そもそも公式サイトに『サノスの野望』という項目がありました。
そこによると「この宇宙を自身の信じる姿に変えること」とあります。
…具体性はありませんがなにやら崇高な使命を感じますね…一応『インフィニティ・ガントレット』の方でも確認。



全宇宙に存在する生命体の数が急速に伸長し、これまでに死んだ死者の数を越えた。ミストレス・デスはサノスに対し、宇宙の生命の半分を殺して均衡を回復するように命じる。



主要キャラクターにいたミストレス・デスってヤツの命令で、どうやらサノスは命を狙ってくるようです。
ちなみに映画公式サイトにはミストレス・デスの名はありませんw
ええい!じゃあサノスとデスの関係性は!?
サノスのキャラクター説明のところに記載がありました。



ミストレス・デスを愛しており、本編開始以前からその愛を勝ち取るためにパワーの探求を行っていた。



好きなんかいw

どうやら地球は…とんでもないことに巻き込まれたようですw


と原典とはだいぶ違うということがわかったのでこのあたりで調べるのを中止しようと思いますw
映画見てからもう一回見るとまた違って見えるんですかね…?そこも含めて近日中に劇場に足を運ぼうと思います!

映画 |

ヒーローで国王。

名古屋行ったりなんだりで書けてませんでしたがしっかり観に行ってましたよ!


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ブラックパンサー!

マーベル・シネマティック・ユニバース18作目の作品にして初の黒人スーパーヒーロー・ブラックパンサー。
マーベルのこれまでのヒーローってだいたいがアメリカにいることが多いんですが彼はアフリカのヒーローなんですよねー、てかヒーローどころか国王だしw
ブラックパンサー自体は以前『シビル・ウォー』にて初登場してまして、父でもある前国王がテロのせいで亡くなり、敵にあたるウィンター・ソルジャーを倒そうとバトりまくってたのが印象的。
でも最終的には理性を取り戻して一番大人な対応してたんですよねー、さすが国王というかなんというか。
そんなブラックパンサーがメインとなる今回のお話、これまでとはかなり毛色の違った作品になりそうだな、とは思ってたんですが…そこも含めて非常に良かった!

ということで以下感想。





最近のマーベル作品ってアベンジャーズがあるせいでひとつひとつのヒーローを、というよりは他のヒーローも出てきちゃう展開が多かったんですよね、それこそスパイダーマン ホームカミングなんて思いっきりアイアンマン出てくるし。
それはそれで「ヒーロー同士の競演だ!」とテンション上がる部分ではあるんですが、ある意味ではそのヒーローの良いところを他のヒーローに持ってかれてる部分でもあるわけで。
きちんと独立したヒーロー作品として描いてほしいなー、なんて欲求もあるわけです。
贅沢な悩みですがw
そういう意味でいうと今作は非常にしっかりとブラックパンサーという物語を描けててよかったですね。
彼はアフリカにある架空の国・ワカンダの王なんですが、ワカンダという国自体が国際的に見ると非常に貧しい農業国家である、という扱い。
ブラックパンサーの存在自体もシビル・ウォーのときに初めて世界も認識したくらいのものなので、他のヒーローたちもワカンダのことをよく知らないので介入してきづらいわけです。
そしてワカンダ側からしても国の秘密を知られるのはよくない、という考えなので、非常に閉鎖的。
結果的にそれがブラックパンサーというヒーローをしっかりとヒーローとして描くことにつながったんだなーと思いました。

そしてこれは僕の周りでも評価の分かれるポイントなんですが…先述の通り他のヒーローが出てこない関係もあり、今回のラスボスとなるキャラが普通の人間…ブラックパンサーと同じ能力を持った者が敵になります。
宇宙からやってきた超絶パワーのスーパーヴィランが敵!ド派手なアクション!爆発!爆発!みたいな映画を好む人からするとちょっと物足りなく感じるかもしれません。
大筋でいうと『お国の内紛・動乱』といったお話になるのも同様。
ヒーローでもあり王でもある、そこのポイントがブラックパンサーのキモなんですが…やっぱりここも好みが分かれるポイントだと思うんですよねー。僕は好きでしたけど。

ブラックパンサーの僕が好きなところとして、スーツの力で強くなるタイプのヒーローじゃないってところなんですよね。
ここらへんはキャプテン・アメリカに近いんですが、キャプテンは超人血清を使っての人体実験によりヒョロヒョロだった少年がスーパーパワーを手に入れたヒーローですが、いうて筋力アップして耐久力上がった程度。
無敵のヒーローじゃない彼が、地球最強の金属・ヴィブラニウムで出来た盾だけで敵に立ち向かうのがカッコイイのです。
対してブラックパンサーも王になるものだけが口にできる”ハート型のハーブ”を飲むことで超人的な力を手に入れるものの、こちらも筋力アップと認知能力の強化など、さほど高い効果があるわけではなく。
もともとの人間としての能力自体が高い人が、ヴィブラニウムで出来た爪とヴィブラニウムを織り込んで作られた耐久力の高いスーツを着用して戦う、という…誰でもなれるわけじゃない『努力型ヒーロー』なところが良いのです。
そして国王であるが故の高潔な考え方。
ヒーローにおいて大切なのは力ではなく心根だと僕は思うので、ひょんなことから強い力を手にれたぜやっほーい♪なんてターンがないヒーロー作品が好きなんですよねー。
ブラックパンサーはまさに『国のため』『国民のため』を第一に考えて戦う、誰かを守るためのヒーローなのです。だから好きーw

そしてアフリカをイメージさせるために出てくる、あの民族の感じね…!
衣装からメイクから、音楽なんかもそういうものを多数取り入れているので、壮大なアフリカの自然と共にコンガだのボンゴだのの音が流れてくるのを聞いてると「おや?ライオンキングかな?」とか思っちゃうw
アフリカのあの感じの曲のイメージがライオンキングしかないってだけなんですけど、これもまた今までのマーベルヒーローとは一線を画すところかもしれませんね。
国の儀式なんかも部族のしきたりだったりといったところを重要視する感じとか、呪術的な要素も取り込んだ神秘的な設定なんかもアフリカ!って感じで良かったです。
中でも僕が好きだったのは、国王になる儀式でハーブを飲んだ後入眠して過去の王・歴々のブラックパンサーに会いに行く、ってくだりがあるんですが、そのときに先代たちは一つの大きな樹の枝に黒豹の姿で座していて、その中の一匹が降りてくると先代国王の姿になる、って演出。
ワカンダという国はヴィブラニウムがたくさんあって、超近代国家のような科学技術を持っているのにアフリカの儀式もきちんと大切にして、古いもののいいところと新しいもののいいところ、両方が混在しているのが見えて非常によかったですね~。

ひとつだけ僕がこの映画でダメだったところを挙げると…敵であるキルモンガーの体。
キルモンガーは人を一人殺すと体にタトゥーみたいなのを入れる、みたいな設定がありまして、そのタトゥーが丸くぷっくりと皮膚が浮く、みたいな感じでして。
すごいたくさんの人を殺した証、として体中にそれが入ってまして…僕小さいものが密集してる系のものってサブイボ止まらなくなるタイプなんで、彼が裸で画面に出てくるたびにサブイボとの戦いw
なるべく見ないように薄目にしたり体じゃないところを見たり、要らぬ戦いがあったことですかねーw
話もおもしろいし、キルモンガーもすげーいいキャラなんですよ!敵なのに同情するような点もあったりして!
でも!見た目だけ…!僕と合わない!!w
中身が好きな映画だけにここだけしんどかったなーという思いが拭えませんw


というわけで非常に楽しかったけど一部見られない点があるブラックパンサーの感想でしたw
小さいもの密集系がお嫌いでなければオススメです!是非!w
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