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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

過不足なく。

こんにちは。

って、「今日(こんにち)は、ご機嫌いかがですか?」とか「今日は、いいお天気ですね」とかから始まった挨拶なのに、なんで本来話したかったはずの「ご機嫌いかがですか?」とか「いいお天気ですね」という情報を端折ったんだろう。
本当に相手と心の通ったやり取りをしたいと思うなら相手のご機嫌を伺ったり天気というその日その日で変わる話題で毎日貴方と違う話で盛り上がって仲良くなりたいんですよ、ということをアピールするべきだし、なぜそうじゃない、どうでもいい人とでも成立する「今日は」で終わる言葉を挨拶の定型文として残したんだろう、と、僕は常々思うんです。


ということで、長々書いた文言でお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、本日は!
遅ればせながら
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劇場版『ミステリと言う勿れ。』を見てきたよというお話ィィ!!

いやー、期間空いちゃいましたねー、我ながら誤算。
というのも公開直後はどうせ人気でいい席では見られないだろうってのと、この劇場版のエピソードって原作にあるものなので「知ってる話だからいっか」ってのも手伝って、「いつか行こう」の積み重ねでこんな空いてしまいました…という次第。
あんまないんですよ個人的に。
先に原作知ってるものの劇場版見に行くということが。
話知ってるしまぁいっかにつながりやすくて、まんまとそのスパイラルにハマった感じですねー、でも面白かったんで以下感想。
例によって如何に時間が過ぎようともネタバレはアカン!の精神で書いて行きたいと思いますが、細かな情報でさえもネタバレだ!とおっしゃる、もうすぐ公開から2週間も経つであろう作品のネタバレを喰らいたくないという精神の持ち主の方は映画をご覧になってからお読みください。
…ちょっと整くんの感じ出てる気がするなw






『ミステリと言う勿れ』はフジテレビ系列で過去にドラマ化もされた、田村由美先生による漫画原作のドラマ作品。
親のスネカジリで友達も恋人もいないけど気になったことはなんでも口に出しちゃう空気読めない系主人公・久能整くんがいろんな事件に巻き込まれては自分が感じたこと・気づいたことを言っていくと気づくと事件が解決しているというまさに「ミステリと言う勿れ」を地で行く作品。
思ったことバシバシ言っちゃうしどっかオタク気質だから長々喋っちゃうとこもあって、一般(?)の方からは「ちょっとウザい」とか「めんどくさい」とかいう評価を受けてしまう巻き込まれ系男子の物語なんですが、その結果誰も気づけなかった事実に誰よりも最初にたどり着く姿は見ていて小気味よさもありつつ、気づいた時点では言ってくれないので「早く言えよ!」といったフラストレーションさえもまた心地よい作品(どゆことw)。

今回の劇場版は、広島にある名家の遺産相続で、相続候補者たちが謎解きを迫られたときに助っ人として巻き込まれた、という時点からスタート。
まあ巻き込まれる理由もTVシリーズで出てきた、めんどくさい整くんのことを「おもしろい人だね」と評した犬堂我路という人物が差し向けた話でもあるんですが。
曰く、その家では過去にも相続にまつわるタイミングで死者が出ており、事故死ではあるもののなにか「いわく」があるのではないか、今回もそれが起こるのではないか、という疑惑から、謎解き要員兼ボディガードとして学生の女の子に依頼(脅迫?w)をされる、というあたりから話が始まります。
まぁミステリーにはありがちというと失礼かもしれませんが、遺産相続という莫大な財産が付与されるタイミングで起こる命の危機、というのはよくある話ですが、整くんは依頼された女の子と面識もなければ広島には美術展を観に来ただけ、この状況で巻き込まれていくというのが彼の性格を表している気がします。
そして話が進むにつれ事態は遺産相続という話から逸脱していき最終的には150年にも及ぶ名家の負の遺産、的な話に繋がっていくんですが…それはさすがにネタバレすぎるだろ、ということで割愛w
でもこの、入り口から二転三転して最後に真相にたどり着く、というのも『ミステリと言う勿れ』の真髄でもあるんですよねー!w
実はこのエピソード、原作では事件としては3つ目か4つ目に出てくるエピソードで、ドラマ見てたら「え、この話都バスの?」って感じの話だったんですが、映画を見て飛ばした理由が納得できました。
この話…やると長いんですよw
それこそ映画の尺ですからドラマでいえば2話分使うわけで、そんなんしてるとドラマの軸にした物語のいい落とし所にたどり着けぬ!えぇいままよ!と、人気が出たら劇場版で、とした意味がなんとなくわかったきがしましたw
またこの話、広島の名家、という話はしましたが、その名家の敷地内に4つ「蔵」がないといけない設定でして。
「そんな場所どこにあんねん」と原作読んだときから軽く思ってたんですけど、今回の映画ではその蔵も、敷地も、原作に描かれているものがほぼほぼ完璧に用意されていて「そんなロケ地あるゥ!?」ってなるくらいの場所だったのもすごかったですね…CGとか使えばできるのかもしれませんけど、今の技術だとCGと現実の区別もつかないくらいだし、じゃあどこまで実際の場所を用意したんだろう???と唸るくらい難しいシチュエーションを再現していたと思います。

さらには役者さんの演技。
久能整くんの菅田将暉さんはまぁ言うまでもないとして。
あ、言うまでもないんですけど変人を演じるのってとても難しいんですよ、だって演じる本人が常人だったら変人が考えることは理解できないから。
でも日常を全うに生きている菅田さんが、おかしなことをいっておかしなリアクションを取ってるわけではなく、ちゃんとそこに「久能整」という人間が存在してるように見えるのはとってもすごいことだと思っていて。
TVシリーズもあって知ってるから「言うまでもない」ということは補足しておきますw
で!今作ではヒロインに当たる狩集汐路(かりあつまり しおじ)を演じる原菜乃華さんが、本当にいいタイミングで涙を流されるんですよね…
すごく台詞も多いし、難しい役どころだったと思うんですけど、演技ももちろんですけどその涙の流すタイミングが完璧でしたねー。
で調べたら『すずめの戸締まり』のヒロインの声やられてた方だったんですねー、まだ20歳とお若いのに素晴らしい役者さんだと思いました。
他にも柴咲コウさんだったり野間口徹さんだったり段田安則さんだったり角野卓造さんだったり滝藤賢一さんだったり、癖のあるいい役者さんが揃ってるいい映画だったと思います。
EDロール見て出てきた「ダンディ坂野」には気づけなかったけどw


とまぁ、ミステリ…と言う「勿れ」と言われてるんでミステリーとは言いませんけど、最後まで真相がわからないという点ではミステリー好きの方も楽しめると思いますし、何も考えずに見て衝撃の真相にたどり着いてもよし、知った上で見直しても気づきはあるであろう映画だと思いますので、合わせてドラマシリーズの方も見つつ劇場版『ミステリと言う勿れ』もおすすめリストに入れときますw
あと整くんが、物語と関係なさそうな瞬間に芯を食ったことを言い出すのも魅力ですよね。

気になった方は、モジャモジャした変人に劇場に会いに行ってみてはいかがでしょうか。
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映画 |

実におもしろかった。

最近アツいエロ情報は海外のコスプレイヤーとかの画像集めたサイトで外人のヌード見ること・お久しぶりです間島淳司です。
しかし全部が全部そうじゃないんでしょうけど、なんで外国人コスプレイヤーはあんなすぐ脱ぎたがるんですかね?なぜせっかくの衣装を脱ぐんだ。コスプレの意味わかってるん?w

のっけから話が逸れましたが今日のお題は映画『沈黙のパレード』最高だったよ、というお話です。

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最&高。

劇場版が公開されるにあたり、久々にTVスペシャル「禁断の魔術」が公開されたドラマ『ガリレオ』シリーズ。
前作『真夏の方程式』が公開されてから5年、最初のTVシリーズが始まったのが15年前。
…福山さんも柴咲さんもどんだけ老けねぇんだよ、と思いつつ見て、熱が再燃。
TVシリーズからTVスペシャル、劇場作品まで全部観てから観に行こうと思ってたので公開から少し空いてしまいましたが、ようやっと観に行くことができました。
どの作品もそうですが、毎回毎回度肝を抜かれるような結末が待ってたので今回もそうなんだろうなーとは思っていましたが、今作は今までとはちょっと違うミステリー具合でしたねー、次から次へとコロコロ変わる真相、結局誰が犯人で動機はなんだったのかとか全部見るまでわかりませんでした、天晴。

ということでちょっとおもしろすぎた、で終わってもいいんですが、まだ観てなくて面白いんなら見に行ってもいいかなー、という人の背中を押すという名目で、極力ネタバレを避けつつ感想を書きたいと思います。
例によって微塵も内容知らないまま観たいという方、ネタバレ反対論者の方はここ以降読むのをお避けください、公開からこれだけ経ってまだ観てない人にそんな人はいないと思いますがw





ミステリー作品ということで、今回の事件のことくらいは書かないと何言ってるかわかんないと思いますんで、今回の事件のあらましをまず書きたいと思います。
事件は静岡にある蓮沼(ハスヌマ)という男の実家から2つの焼死体(完全に白骨)が発見されたことから始まります。
一つは蓮沼の母親のもの、もう一つは東京に住む女子高生・並木佐織のもの。
警察は当然蓮沼を取り調べますが、蓮沼はひたすらに沈黙を続けて取り調べに応じません。
東京にある、蓮沼の部屋からは被害者の血痕付きの作業着という物証まで出ているにも関わらず、警察は蓮沼を逮捕することができませんでした。
実は蓮沼は15年前にも別の殺人事件でも取り調べを受けており、そのときも沈黙、結局彼の罪は証明されることなく無罪になった過去があり、また今回も同じことをしようとしていたのです。
それからしばらくして、街のお祭りが開催された日。
会場から少し離れたところにある、蓮沼が現在転がり込んでいる元同僚の家で、蓮沼が死んでいるのが発見されます。
今回のメインになる事件はコレです、蓮沼殺しの犯人は誰なのか。

基本的に蓮沼がめっっっっっちゃくちゃヤなヤツなんで殺されてもザマァ見ろ的な感じではありますが、自死でなく他殺である以上は警察は真相を究明しなければならないので捜査を続けるんですが、まーホント捜査が進むにつれて容疑者コロコロ変わるし、事件の真相はものすげー予想外な結末を迎えるんでマジで観てほしい。
ミステリー作品なんでこれ以上映画のシーン説明しようとすると全部ネタバレに抵触してしまいそうなので、内容について書けないのが口惜しい…!まるで地雷原を歩いてるような気分w
過去に二度逮捕歴があるし、基本的にヤなヤツなので蓮沼を恨んでいる人は被害者家族以外にも大勢いそうなので容疑者候補はウヨウヨいて特定するのは難しいんでしょうが、まぁお話的に一番怪しいのは被害者家族ですわな。
でも当たり前ですが彼らにはアリバイがあるわけです。

一体ぜんたいどうなってんだ!?…と、ミステリー作品なら当たり前のことを言ってますがw
このお話のすごいところはタイトル通りまさに”沈黙”にあります。
先述の通り、蓮沼が取り調べで「沈黙」したことがタイトルに反映されているわけですが、それ以外にも登場人物のほとんど、ほぼすべての人間が何らかの事実をヒミツにしていることがある…つまり”沈黙”しているのです。
それがストーリーが進むにつれてどんどんとつまびらかになっていくところもある意味ではミステリー作品特有の爽快感みたいなものはありますが、それ以上に複雑な心境になるんですよねー、犯人がどんな思いで蓮沼を殺害したのかを考えると。
蓮沼殺しの真相は結末までにもちろん描かれるんですがもう一つ、並木佐織事件の真相も同時に暴かれていきます。
でもそちらの結末もまた非常に胸の苦しくなるような…運だったりいろんなものが幾重にも重なった末の事件だったことがわかるんですよねー。
シンプルに「蓮沼が殺した」だけじゃない結末が。
むしろコッチの方が蓮沼殺害事件よりも後味が悪いかもしれません。
ホンマよぅこんな物語考えられるわ…ミステリー作家すげぇ。

と沈黙のパレードの感想はこんなもんにして…というかこんなもんにしとかないとネタバレになるのでw
こっからは沈黙のパレードも含めた、ガリレオという作品で思ったことをつらつらと。

『容疑者Xの献身』も『真夏の方程式』もそうでしたが、劇場版作品ってガリレオの名物みたいなあの、BGMかかって湯川先生が謎の数式書いていく”おなじみの”やつ、一回もやってないんですよね。
おそらく意図的にそうしてるんでしょうけど、それでもおもしろいし観たい!と思えるからすごいなーと。
あと劇場作品すべてにいえるんですが、どの事件も全部湯川先生から事件に首突っ込むパターンなんですよね、TVシリーズだと内海だの岸谷だのが泣きついてきて「あり得ない」っつー言葉に反応して事件に関わってくパターンだったのに。
まぁ『容疑者Xの献身』は大学時代の親友が、『真夏の方程式』では自身が泊まった民宿?ホテル?で事件起きたし、事件の真相にそこで知り合った、初めて蕁麻疹が出ない子どもが事件に関わってそうだから、今回も研究でいつもと違う場所で仕事しててよく行く定食屋の人々が事件に関わるからという理由があるからそうなんでしょうが。
今作でも内海に言われてますけど、TVシリーズでは基本的に血も涙もない人、みたいな印象を受ける湯川先生ですけど、こう考えると意外と周りの人のこと考えて、助けてあげる優しい人なんですよねー。
だからあんな無愛想で変人なのに魅力的なんだろうなーと。
もちろん福山さんの容姿だったりお芝居だったりの魅力も多分にあるでしょうけど。

あとTV1期では品川さんが、2期ではハライチ澤部さんが、今作ではずんの飯尾さんが出演してて、ガリレオでは必ずお笑い芸人を入れなきゃいけないルールでもあんのか、とか思うんですがw
でもみなさん良い芝居なさるんですよねー、今作なんか被害者並木佐織の父親役ですからね、ガッツリ福山さんともお芝居してるし。
あんなプロの中に放り込まれたら正気じゃいられないと思うんですけどね、自分のフィールドじゃないし、持ち味活かそうとしたらストーリーぶっ壊しちゃうし。
芸人さんってホント度胸あるなーと思いますねぇ。


とまぁ話が映画からずいぶんと遠いところに着地してしまいましたが、映画『沈黙のパレード』、”実に面白い”ので観てないよという方は是非御覧ください。
…意外とミステリー好きなのかも知んないな、自分w
映画 |

愛と雷。

タイトルからおわかりだと思いますが、先日『ソー ラブ&サンダー』を観てきたよ!というお話。


5月の『ドクター・ストレンジ』から2ヶ月を経て、新しいMCU映画が公開されたわけですが…にしてもペース早くね?とは思いますよねw
まぁこちらとしては嬉しいんですが。
映画だけでなくDisney+ではMs.マーベルも公開されてるし。あ、てかMs.マーベルの主役の吹き替えキャストにウチの後輩が大抜擢されてて超絶ビックリしたんですけど!?
僕も若いときから外画の仕事やっときゃよかったと今更ながらに後悔ですよね…あの頃は洋画好きになるなんて思ってなかったんですよね…w
まぁ別に仕事として断ってるわけではないのでご縁があれば全然やるんですけど、外画畑において知名度と経験値がキャリアに対して圧倒的に足りないんで呼ばれないと思いますけどw

とまぁそれはさておきソーの話ね。

ここんとこMCUでは主に「マルチバース」と呼ばれる多元宇宙の話に焦点を当ててる作品が多かったわけですが、今作は完全に独立した、いわゆる『マイティ・ソー』シリーズの最新作という位置づけ。
ちなみに今回タイトルに「マイティ」が付かず『ソー ラブ&サンダー』となっているのは、そもそもマーベル・コミックではシンプルに「ソー」というタイトルで出版されてるんだそうで。
日本においてそうしなかったのは、日本だと「ソー」っていうと某有名ホラー作品のイメージが強いから、差別化を図る意味でもわざと「マイティ」をつけてたんだとかなんとか。
アメリカではカタカナじゃなく「THOR」と表記するのでそもそもスペルが違うから混同しませんが、日本ではTHORもSAWもどっちもソーだから、日本ならではの配慮といったところでしょうか。

エンドゲームのラストでは、GoGの面々と宇宙に旅立って行ったソーですが、一緒に出るならソーだけがタイトルになってるのは何故???なんて思って観に行ったんですが、GoGのメンバーとは映画序盤で早々にお別れしてたんで納得でしたw
そこで別れる理由の一因でもあるんですが、ソーって北欧神話の神様なわけじゃないですか?
ギリシャ神話の神々とかの逸話とか見てもそうなんですが、神ってすごい力を持っていたり、超越した存在であるが故に我々とは感覚がだいぶ違うんですよね。
ゼウスなんて浮気するために黄金の雨になって地上に降り注いだりしてたしw
ソーも同じく神なので、感覚が我々とは違うところがあって、純粋ではあるんだけど人間からするとワガママというか…独善的、独りよがりな正義に見える瞬間があるんですよね。
これまでもチラホラとそういう様子は描かれてはいたんですが、アイアンマンもキャプテンアメリカもスーパーヒーローたちはみんな独善的なところがあるからあんま気にならなかったし、なにより弟のロキがむっちゃワガママかまってちゃんなので、ソーのそういう部分が目立つことがなかったんですよね。
今作ではそういった「神ゆえの感覚の違い」みたいなものがきちんと描かれてて「あーw」ってなるシーンが多々有りました。
またそういった部分をおもしろおかしくコメディみたいに描くシーンも多いので、非常に楽しく娯楽作品として見られる感じだったのも良かったですね。

そしてタイトルにもある「ラブ」要素ですが。
これは過去作見てればわかる、ジェーンとの関係を描くものになっています。
というか今回ジェーンもマイティ・ソーになっちゃうんですけどねwどういうことだ!?ってなりますよねw
第二作『ダークワールド』のラストで別れてしまった二人ですが、むっちゃ後ろ髪惹かれまくりのソーの目の前に、マイティ・ソーとなったジェーンを久々の再開をするわけで。
ジェーンもまた嫌いになって別れたわけではないので、この二人の心が再び近づいていくという意味での「ラブ」なんですが…これもまたいろいろあって尊いんですよね〜、ネタバレになるんで細かくは言えないんですけど。
ラストシーンではある意味では”真実の愛とは”みたいなものも描かれ、今作の敵との決着を迎えるのでそこも必見なところでした。
まさに、ラブ&サンダーって感じ。

そして今作の途中でソーが真っ裸になるシーンがあるんですがw
そのシーンでのソーの裸が…ソーのってかクリス・ヘムズワースの体が超絶マッチョで笑っちゃうくらいカッコイイんですよw
パンフによると1年かけて体を作り込んだそうで、ホント体も表現に使う俳優というお仕事の方はすごいなぁと尊敬しますよね。
声優は声だけだからね…腹出てても声が出りゃいいわけだしw
ホント、あの筋肉見に行くだけどもチケット代の元取れるんじゃないか、ってくらいすごい仕上がりでした。


前作が『マルチバースオブマッドネス』でかなりホラー要素も入ってたり、スパイダーマンも結末が少々悲しい感じだったりと、ここんとこ重めの展開が続いてたMCUですが、ここに来てソーの単体映画を持ってきたのは良かったですねー、先述の神故の感覚の違いがコメディに昇華されるので見ていて楽しい映画でした。
あと僕はいつも吹き替えで観るんですが、今作のヴィランの声を子安さんがやってるんですが…やっぱあの先輩芝居上手ぇんだなーと思わされました、後輩がなにいってんだって話ではあるんですがw
是非子安さんのお芝居も楽しんでもらいたいので、まだ見てないよって方は吹き替えで観ることをオススメします!!
映画 |

新たな伝説の始まりである。

お久しぶりです間島です。
あの間島がブログ界に帰って来たよ!…というと大げさですが、思うところがあったのでブログを再開してみようかと。

理由は2つ。

一つは漠然とした不安みたいなものなんですが、コロナになって世の中激変したでしょ?
仕事に行っても人とほとんど会わないし、短いときはほんの10分くらいで終わったりして。
あと飲み会なんかも完全に自粛ムードで本当に人と話す機会が減って。
休みの日なんかやることないから昼過ぎに起きてニュース見て、夜になったら飯作ってビール飲みながらバラエティ見て、眠くなったら寝る、みたいな。
要はコロナになって思考する機会が減ってるんですよねー。
ここで漠然と思うわけです、なんかアホになってってる気がするってw
人と会うことで会話が生まれ、自然と思考することで頭の体操ができていたんだなーとふんわり感じたので、思考する機会をブログに求めてみよっかなーというのが一つ目の理由。

2つ目は、Twitterなんかで「◯◯観たよ」って話をするとたまーに知り合いが「私も観ました!」とか「語り合いたいですねー!」なんて言ってくれるんですが、まぁこのご時世なんでそれが実現するということもなく。
いい作品を観ても共有することができないストレスだけが溜まっていくわけです。
で。でですよ。
語り合うことができないというのなら、ブログを使って一方的に僕の感想世の中にブチ撒けていこうではないか、とw

というような2つの理由がありまして、ブログを再開していこうかと思った次第です。
もちろん前みたいに毎日更新なんてのはさすがにしんどいので、まぁゆるゆると…思いついたことがあったら週一回くらいを基本に更新していこうかと思っております。


さて。
で仕切り直し第一回の今回はなにを書くかというと…先程上げたまさに2つ目の理由。
本日は『シャン・チー』の感想です。
いやね、思ったより面白かったんですよ、でウチの綱掛とTwitterでまんま上のようなやり取りがありまして、語れないなら書いちまおう、とw
もちろんネタバレは避けつつ、知らない人も「へー、観てみよっかな」と思っていただけるようプレゼンちっくに感じたことを書いていきますので、観た方も観てない方もよろしければお付き合いください。


皆さんはシャン・チーってヒーローのこと知ってましたか?
1973年にマーベル・コミックにて誕生したヒーローで、本誌の中ではアベンジャーズに参加もしてたりするらしいんですが、僕は不勉強でシャン・チーのシャの字もまったく知らなかったんですよね。
でもまぁMCUの作品ではあるわけですし、エンドゲームで一旦終わって新しく始まる壮大な物語、可能な限り見逃したくないじゃないですか?
なんでそこまで期待もせずに観に行ったわけです。

映画見るまでに僕が持ってた情報は、テレビで流れるCMからのみ。
主人公の名前がシャン・チーで、アメリカにあるホテルで働いてる中国人で、お父さんがテン・リングスのリーダーで、なんか戦いに巻き込まれるってこと。
テン・リングスってのは過去のMCUにも出てきていて、アイアンマンの1作目でトニーを拉致して武器作らせようとしたテロ組織の名前がテン・リングス。
他にもアイアンマン3にもテン・リングスは登場していて、このときはテン・リングスのリーダーが出てきたんですが実はニセモノで、とある役者が雇われてリーダーを演じていた、という展開でした。
いずれにしてもアイアンマンとも因縁の深い組織で、この『シャン・チー』にもこの名が出てくる、と。
しかも父親が本物のテン・リングスのリーダーで、タイトルにも『テン・リングスの伝説』なんて文言も入ってるくらいだから、これはかなり重要な位置を占めているぞ、と。

まぁこんなとこが事前にわかっていたこと。
お父さんがテロ組織のリーダーなんだからまたテロがどうだとかいうことに巻き込まれるんだろなーなんて思いながら映画を見始めたんですが…真実は全然違いました。
ざっくりいうと、『ブラック・パンサー』のワカンダみたいな隠れ里があって、そこには魔法と武術が使える鬼ツヨ集団が住んでいて、シャン・チーのお母さんはこの村の人。
映像演出も『ドクター・ストレンジ』ともまた違う魔法表現だけど魔法という共通点はあり、あー、似た世界観だなー、なんて思って観ていたんですが、話が進むとでっかい竜とか出てきてラストバトルはもはやモンスターハンターw

思てたんと全然違う!w

読んでるだけだと「は?」と思うかも知れませんが見たらわかります、まんまこういうことが起きる映画ですw

でまぁ、何が良くってブログを書くまでに僕の心を掴んだのかというと、まずは映像美はもちろんのことアクションのカッコ良さね。
これまでのMCUのヒーローって、それが筋力なのか武力なのかの差はありますけど基本的には力技というか、力の強さが強さの証明みたいなとこあったわけです。
シャン・チーは先述の通り1973年にマーベル・コミックにて登場したヒーローで、この頃のアメリカで何があったのかというと、ブルース・リーら香港映画スターたちのブームなんですね。
マーベルはいろんなものから着想を得てヒーローを作るので、このブームももちろん取り込み生まれたヒーローがシャン・チーというヒーロー。
つまり香港映画のようなアクションがベースにあるわけです。
コレをアメリカの財力でCGなんかと組み合わせるわけですよ、カッコよくないわけがないでしょ?
しかも魔法の力と武術の力を組み合わせるわけですから、迫力も当然凄まじい。
コレは見応えがありましたねー。
あとシャン・チーは途中でアイテム手に入れて外側からの力も手に入れるんですが、それは最後の最後で映画の殆どの時間はただの鍛え上げた生身の人間なんですよね、それもまた良い!
超人血清打ってないキャプテン・アメリカみたいなことで、キャップでもアイアンマンとかからしたら「ちょっと強い、かったい盾持ってる普通の人」に見えてたわけで、それよりも普通の生身なわけです。
ただボク調べによると、マーベルヒーローの中でも生身の強さでいったらかなり上位にくるヒーローらしいんですよねー。
日本の男の子なんてみんな武術とか好きなんだから、アクション見るだけでも一見の価値はアリだと思います。

2つ目はストーリー。
アクション要素は当然多い作品ではあるんですが、根底にあるのは親子の愛情の話なんですよね。
テン・リングスのリーダーを親に持ち、幼い頃から暗殺の技術を父により徹底的に教え込まれたシャン・チーは、とある事情から父の元を逃げ出して家出をしてしまいます。
まぁそれからなんやかんや数年の刻が流れたのが物語の舞台でして、逃げ出した父と向き合う話でもあり、父と母の異なる考え方をどちらも受け入れる物語でもあり、ラストは大きすぎると思われていた父の背中を乗り越える、主人公の成長物語でもあるのです。
子供向けの物語って主人公が困難に立ち向かって成長していくところが描かれることが多くてそれが好きなんですけど、その要素にさらに「父の存在」もついてくるわけですから面白くないわけがない!

最後にこれは僕が感じたことでそういう意図はないのかもしれませんが、この『シャン・チー』でようやく本格的にエンドゲームまでで描かれたインフィニティ・サーガが終わり、第二章が始まったな、という印象を受けました。
エンドゲームの後もいくつか作品は公開されてるんですけど、スパイダーマンだったりブラックウィドウだったり、ドラマの方もファルコンとかウインターソルジャーとかロキとか、第一章に登場したキャラとか物語の続きみたいな印象が強かったんですよね。
ところがこのシャン・チーの世界は、今までにいなかったヒーローに、今まで登場していない種族の敵やアイテムで構成されています。
おそらくこの先またアベンジャーズのような、ヒーロー大集結の大作映画が待っているんでしょうが、その物語が動き始めた感を強く感じたのです。


11月にはまたしても知らないヒーロー『エターナルズ』の公開も控えてますし、MCUの大きな歯車が音を立てて動き出したのを感じたいい映画でした。



はー、感想言えてスッキリしたw

映画 |

ブロッコリーが好物です。

まさかの2日連続w


先日はコレを観に行ってきました!!


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ブロリー。

久々公開、ドラゴンボール超の劇場版・『ブロリー』!
過去に劇場版作品で適役として登場したブロリーが再登場。
ただし設定などは大幅に変更されていて、悟空たちとは面識がない状態、ということに。
全く新しいキャラクターとしてドラゴンボールの世界に登場し直すわけですねー。
僕自身子供の頃には東映まんがまつりとかでドラゴンボールの劇場版とか見てた記憶はあるんですが、ブロリーが出てくるあたりのは観に行った記憶がないんですよねー、調べてみたところによるとブロリーが最初に登場した劇場版はもうフリーザとかが登場してて、なんならトランクスとかも出てる頃…1993年の作品だそうで、そうなるともう中学行ってる頃なんでさすがに観に行ってなかったんですよねー。

ということで初ブロリーを26年越しに観に行ってきました。

例によって以下ネタバレ避けつつの感想をば。











先述の通りブロリーは過去に劇場版作品にて登場したキャラクター。
…なんですが作り上げたのはアニメスタッフで、鳥山先生は上がってきたラフを手直しした程度だそうで、御本人自体「ブロリー?誰それ?」くらいの印象だったんだとか。
その割には劇場版作品で再登場したり「バイオブロリー」というクローンみたなのまで出てきた、ある意味ではフリーザ並に登場している人気キャラだったようで。
そのへんのことも汲んで、新たにブロリーをドラゴンボールの正当な流れの中に入れてあげよう、みたいなところも含めての劇場版だったようで。
…やっぱ人気って大事なんだなーとふんわり思いましたw

ちなみに僕の中のブロリーのイメージって、筋骨隆々で白目剥いた超サイヤ人でずっと叫んでる巨漢ゴリラみたいなイメージだったんですがw
調べてみるとだいたい合ってるんですが、初登場時は超サイヤ人状態になるとまぁまぁ饒舌に喋ったりもしてたようなのですげー雑なイメージだったようw
細かな設定がいろいろ変わってるとのことだし、完全に新規として作り直してるっぽいので僕も完全に新作気分で見てまいりましたが……すげーおもしろいの!!

ん…おもしろいっていうとなんか正しく伝わらない感があるんですけど……ぶっちゃけストーリーはそんなないんですw
頭30分くらいでだいたいの設定と人物相関図みたいなものを説明しきって、あとは延々戦ってるだけという超攻めたシナリオなんです。
でもおもしろい。なぜか……その”延々戦ってるだけ”のバトルシーンの演出が超絶上手だから。
いくら人気があろうと、同じことがずーっと続くだけだとマンネリ化するし、どこかで飽きたりするじゃないですか?
恐ろしいことにこの劇場版にはそれがなく…たぶん1時間くらい延々ブロリーとベジータか悟空が戦ってるんですけど飽きるどころかすげーのめり込んで見てる僕がいて、自分でもびっくり。
途中でそれに気づきまして「バトルシーンがずっと続いているにもかかわらず、何故こんなに飽きないのか」ということを考えながら見てたんですが、何点か理由めいたものを見つけることができました。

まずはブロリーの設定。
過去作ではその強さゆえ多少傲慢な部分が描かれたりして”悪役”として描かれていたブロリーですが、今作では誰よりも純粋で、戦うことが嫌いなサイヤ人として描かれています。
平たく言えばいいヤツなんです。
なんならパラガスっていうお父さんの方がクソ野郎w
あまりの才能のためにそれを父の復讐に利用されて戦うことになるんですが、それでもお父さんが大好きだから逆らうことが出来ないでいる、敵なんだけど敵じゃない、かわいそうなキャラクターとして映るんです。
だから悟空たちと戦ってる時もずっと「なんとかして助けてあげて悟空!」とか「ブロリーが殺されて終わる結末は嫌だよ…!」と、ブロリーにとって幸せな結末が訪れてほしい、という目線で見ることになり、彼が強すぎるが故に戦闘が長引いて焦らされてる感じになるわけです。
おかげで長い戦闘も飽きるというよりも「どうなるの…!?」って感じで見られるわけですね。コレが1つ目。

2つ目はバトル演出の圧倒的な上手さ。
こういうバトルものって、圧倒的な手数だったり超高速バトルだったり強さの表現がハイパーインフレしまくった結果「…早すぎてなにやってるかわからん」なんてことに陥りがち。
ところがどっこい、この作品は”なにやってるか全部わかる”んです。
どっちが攻撃してるか防御してるか、パンチなのかキックなのか投げたのか叩きつけたのか、そのすべてがわかるように絵が作られているんです。
これなにげにとんでもないことですよ…寄ったり引いたりカメラも動きながら戦いを追ったりと、ものすごい種類の技法でバトルを描くんですけどその技術がハンパない。
もうね、バトルアニメのお手本といっても過言ではないくらいすごい。
この作品世界に持ってって「世界よ、これがジャパニメーションにおけるバトルだ!」って自慢して回りたいくらいすごい。僕なんもしてないけどw
東映アニメションさんが「今まで培ってきた技術全部つぎ込みました!!」ってなって作ったんじゃないかってくらい多彩な表現で描かれてるから、すごすぎて自然と前のめりで見ちゃうわけです。
もうホントこのバトルシーン見るためだけにこの映画観に行っても損はしないレベル。

で超長いバトルの後にエピローグみたいなのが入ってお話が終わるんですが、そのお話の終わり方もとても納得できる良い終わり方で。
なんでしょ、爆破めっちゃしてハデハデなハリウッド映画見た後の心境というか、「すげーもん見たー!」って爽快感で劇場を後にする、みたいなそんな映画でした。
コレはマジ見た方がいい。

そして一点、鶴ひろみさんが亡くなられたのでブルマの声どうなってるんだろう…?ってのが気がかりでもあったんですが、後任は久川綾さんがご担当されてまして。
正直はじめ、ブルマが喋ったときに鶴さんがしゃべったんじゃないかと聞き間違うレベルで似てて。
もちろんよーく聞くとちょっと違う気がする、って感じではあるんですが、鶴さんの喋り方の癖とかもちゃんと拾ってて「ベテランマジすげぇ…」ってなりました。
考えてみりゃドラゴンボールって長い作品だからちょこちょこCV変わってるんですけど、ブルマみたいなメインキャラでの交代って今までなかったんですよねー。
スタッフさんもすごくそこを考慮して選んでくださったんだなーってのを感じてちょっとほっこりしました…久川さんのブルマ、みんなにも聞いてほしい。

あと声優といえばバトルが長いって話したからなんとなくわかると思いますが、ベテランにムリさせすぎw
ブロリー役も当時と同じ島田敏さんがやられてるんですけど、けっこうなロングトーンで叫びまくるシーンが連発で。
もちろんベジータも悟空も同様に叫びまくりで…野沢さんもう80歳とかでしょ?血管切れたりしたらどうするんだってくらい叫んでましたよw
でも大ベテランの迫力の演技はすごく勉強になりました…もうね、映像としても音声としても日本の宝ですよこの映画。


そして入場者特典で今回はフィルム風ステッカーというのが付いてきたんですが僕のは

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みんなのアイドル・ベジータ様でした☆

名シーン選ぶとこうなるんでしょうけど4枚中2枚がやられてるとこと泣いてるとこって…ベジータ様の扱いよw


と、ぶっちゃけ思ってたのの何倍も面白くて大満足で劇場を後にしたのでした。
ドラゴンボールは!まだまだ終わらない!!

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