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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

ウルトラよかった。

公開から2週間。
ようやく観てきましたよ

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『シン・ウルトラマン』!!

ホントはもっと早く観に行こうとは思ってたんですが、なかなか席が空かなくて良い席で観られなさそうだったし、話題作だからしばらく待ってもどうせやってるだろと思ったのでこのタイミングになりましたw


このブログを御覧の方はご存知でしょうが、普段僕は特撮といえば仮面ライダーかスーパー戦隊…つまり東映作品ばかりで円谷系は観てない印象だと思いますが、その理由は「今から観ても歴史がありすぎてとてもじゃないけど追いつけない」からです。
この『シン・ウルトラマン』もウルトラシリーズではあるわけですが、今回は第一作を新たに作る、というモノに当たるのでウルトラだけど見に行こうと思った次第。
まぁウルトラシリーズというよりは「シン・シリーズ」といった方がより正確な気もしますが。
シン・シリーズでいえばシン・エヴァンゲリオンもシン・ゴジラも観てますしね。

さぁというわけで映画を観てきたご報告をしているということは感想を書くということです。
もちろんネタバレには気をつけますが「見るまで一切情報入れたくない!」という方は見るまでこの記事も読まないでくださーい、「ネタバレくらった!許せん!」と言われても当局は一切責任を持ちませんあしからずw




まずシンプルに感想を言うならば、「おもしろかった」これに尽きるでしょう。
んー、それプラス「興味深かった」も入るかな?そんな感じ。

僕の知ってる範囲のウルトラマンの始まり方って「怪獣と戦う組織の人がウルトラマンのせいで死んじゃったので、「ごめんて」つってウルトラマンが融合して命を救い、以後その隊員が正体を隠しつつウルトラマンとして戦う」みたいな感じでした。
まぁ始まり方でいうとリブート作品みたいなもんなんでほぼほぼ今作も同じなんですが、問題は「2時間でどう終わらすのか」だと思ったわけです。
だってそうでしょ?1年かけて描かれた「ウルトラマン」という作品を、2時間で決着つけて終わらせなきゃいけないんだから。
ライダーとかの夏映画とかでよくある、ゲスト怪人一人が事件を起こしてそいつを倒してめでたしめでたし、みたいなのでもいいし、どんな形でもいいけど『シン・ウルトラマン2』とかやる気じゃない限りきちんとお話を終わらせる必要はあるわけです。
そういう観点で考えて見ると…非常によく出来たストーリー構成だったな、というのが僕の感想。
若干ネタバレ的になるかもですが、今作で登場する怪獣(作中では禍威獣)は1体ではありません。
地球に次々と怪獣や宇宙人が現れる展開になっているんですが、そのすべてに整合性を取った構成や理屈に無理がないシナリオでした。
一つの映画の中で怪獣や宇宙人がたくさん出てくる、という点だけでも、お得感がありオススメするのにはいいのではないでしょうか。

あと観終わったときにふわっと思ったのが「庵野さんって政治家のことああいうふうに見てんだなぁ」ということw
TVシリーズのウルトラマンでは科学特捜隊がいて怪獣の対応を彼らがやってて、特に政府の介入とか許諾とかはやってたイメージないんですが、今作では音が同じ「禍特対」という組織があり、その上に日本の政府があり、なにかするときは許可を取ったり指示を受けたり、という描写が入ってます。
もちろん総理大臣なんかも出てきます。
実際本当に日本に怪獣が出たら、そりゃあ国が動いて対策をするのが筋だしそうじゃないと困るわけですが、子供向けの特撮にそんなリアルな描写いらんでしょうし省かれてたんでしょうが、今作ではそういうところもきちんと描かれてて、それはエヴァにおけるネルフとゼーレの関係でもあるし、シン・ゴジラでも同じようなものが描かれていました。
こういう「巨大生命体出現、対策チームがいて、上からああだこうだ言われてそっちにも対応しなきゃいけない」みたいな展開が好きなんだなーとw
先述の通りこれまでの庵野監督作品でよく出てくる構図ですが、コレ今までたまたま巨大生命体と戦う物語だったからでもあるわけで、来年公開予定の『シン・仮面ライダー』では敵は巨大生命体ではないわけで、この辺どうなるのかなー、全く違う感じの「シン・シリーズ」がようやく見られるのかな?と思い、今からシン・仮面ライダーが楽しみになりました。

ともあれこの構図のせい?おかげ?で、見始めたときの印象が「すげー庵野さんっぽい!!」となったことは言うまでもありませんw


そして今度は映像面のおはなし。

様々な面で当時へのリスペクトを感じる作りになってました。
まず画面が全体的に若干暗めなんですよね。おそらくこれも、当時のフィルムで撮ってた感じを再現しているものと思われます。
あと最初にウルトラマンが出てきたときのスーツの感じ。
ちょっと口元がボコボコっとしてて、あんま綺麗じゃないんですよねー。
これもたぶん、当時のスーツを作る技術の関係でそうなってたものを、あえて良さとして捉えてわざとそれがわかるように作ってるんだろうな、と。
もちろん変身するときのあの、円谷作品でよく見る段階的に画面に向かって近づいてくるやつもやってるし、当時好きでウルトラマンを見ていたオジサマたちも「そうそう!」ってなれる要素がふんだんに盛り込まれていました。
こういう「わかってる」人が作ったんだ、ってのは、特撮好きからすると嬉しい要素ですよね。
あとカット割りがものすげー庵野さんっ!!って感じでしたw
エヴァとかシン・ゴジラでも感じたあの庵野さんお得意の感じ。
嫌いじゃないし庵野さんが作ってんだからそりゃそうだろって話だからいいんですが、過度にウルトラマンを期待して見に行くと「なんだこれは!?」ってなるかも。
あくまで「庵野秀明が作った」ウルトラマンだということを理解して見ることをオススメしますw


ともあれ個人的にはやっぱり構成の素晴らしさが際立つ作品だというふうに感じました。
「子供向けの作品だし、細かいところは気にしたらダメ!」みたいな感じじゃなく、ホントよく整合性を持って話をまとめたなーって感じ。
シンエヴァでもそうだったし、庵野さんってそういう”あるもの”を上手くまとめるのが上手な人なんだなーと。
一応気になったんで当時のウルトラマンでの怪獣のエピソードも調べてみたんですが、基本的には怪獣や宇宙人の能力ややったことなんかは基本的にすべて同じでした。ますますすげぇ。
よく聞くウルトラマンの説教臭さみたいなものもきちんと拾い上げていたので、いいエピソードを拾い上げてまとめたんだな、というのも感じました。

考えさせられる部分もあるし、作品としてよく出来ているのでもし観るか観ないか迷っている方がいたら、ぜひ観ることをオススメします。


以上、シン・間島淳司がお送りしましたw
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特撮映画 |

新世界。

ふっふー♪
先日コレを観に行ってきましたよ!!

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クローズ!!

『ビルドNEW WORLD 仮面ライダークローズ』!!
4月に発売になるブルーレイのVシネ作品、期間限定上演ということで1/25から劇場公開中。
ブルーレイの方もぶっちゃけ予約してるし見られるんですがw
せっかく映画館という環境で作品が見られるなら、と足を運んできましたよ。

Vシネ作品ってけっこう出てますけど、いっつも気になるのがどこの時間軸を描くのかってこと。
まぁだいたいの作品はTV本編後のエピソードを描くことが多いんですが、じゃあビルドだとどうなっちゃうの?ってとこがありまして。
エボルトも出てくるっぽいのは予告だったりCMだったりで判明してるけどTVのラストでエボルト倒されてるわけで、じゃあいったいどこの時間軸???って話。
相変わらずあまり情報は仕入れず観に行ったんですが非常に楽しめる1時間でした。

ということで以下感想。例によってネタバレ嫌な人は見てから読んでくださーい。
下手すりゃ4月末まで読めないことになりそうだけどw










先述の通り一番気になるのは時間軸。
TVのラストでエボルトは倒され、地球はもう一つのパラレルな地球と融合することでスカイウォールのない”新たな世界”をビルドし、戦兎と龍我以外は記憶を忘れてる状態。
エボルトもおらずスカイウォールが無いってことはパンドラパネルもスマッシュも存在しない世界なわけで、そうなれば当然仮面ライダーの存在は必要ないわけで…いったいどうするの?って話になっちゃうから、まだエボルトがご顕在な頃の過去のスピンオフ的な話なのかと思いきや…なんとビックリTV本編より先のお話でした。
細かいことはネタバレになっちゃうので書きませんが、そこらへんの持って行き方もムリがなくよく考えられてるなーと思いました。
あとビルドで毎回あるOPのナレーションベースでのおふざけも健在w
一番笑ったのはエボルトの声を担当されていた金尾哲夫さんのお顔が見えるシーンがあったことw
御本人が出演してらっしゃるわけではないんですがお顔が映るシーンがありまして…それもかーなーりメタな感じで出る感じでして、平日昼間であまり人がいなかった劇場内で何人か吹き出す声が聞こえましたw
こういうの超好きw

そしてビルドではなくクローズが主役ということで、どうやって戦兎ではなく龍我を主役に据えるのか、というところも気にしてたんですが、ここも上手いこと持ってったなーと。
事件の引き金が龍我な部分はもちろんなんですが、戦兎が変身しない状況を上手く作り出したというか。
変身できちゃったらジーニアスフォームで戦うのが一番良いわけですからね、エボルト倒したのもジーニアスなわけだし。
TVの時も思いましたがビルドは話の整合性とかのとり方が非常に上手いと思います。

後今回見ててやっぱり気になるのは敵の濃さねw
今回出てくる敵はエボルトと同じく地球外生命体なんですが、便宜上人間の体に擬態する瞬間がありまして。
ひょんなことからとある人物をコピーして活動をするんですが、選んだ人間がめっちゃ濃いキャラクター性でして…w
強いんだろうしおっかないんだろうけどなんか独特すぎて出てくるたびに笑いそうになるというかw
単純に怖いとかおどろおどろしい、みたいなとこに敵さえも行かないってのはとってもビルドっぽいなーと感じました。
エボルトもどこか憎めないとこありますしねー。
そしてなんやかんやあってエボルトと龍我の共同戦線!
敵を排除するためにやむなし、的な展開ではもちろんあるんですが、見え方としてエボルトが地球のことをなんだかんだで気に入ってるのかな?って感じに見えるのが個人的にはたまりませんでしたねー。
もしかするとライダー史上で一二を争うくらい憎めない敵だったのかも?
とにかくあっという間の1時間でした。



そしてあっという間といえば。

この日実はすげー微妙な時間配分で動いてまして、1件目と2件目の予定が1時間半とか空いてまして。
上映時間1時間なんで上手いこと組み込めないかなーと思ったんですが、1件目の終了予定時刻が近くの上映劇場での上映開始時刻で「こりゃ無理だな…」と。
なので2件目終わりで見に行こうと思ってたんですが、それだと2件目終わってからまた1時間半くらいしないと次の上映に当たらず、すげームダな時間過ごすことになるなーなんて思ってたんですが。
なんと1件目の仕事が1時間ほど早く終わりまして。
お?コレ間に合うんじゃね?と調べてみたところ上映開始時間には余裕で間に合う時間。
さらに2件目の予定の20分前に上映が終了することも調べて発覚、次のスタジオにもそれだけあれば間に合う!ということで、まったく無駄なく予定も映画鑑賞も完遂。
朝家を出た時に考えていたよりも「あっという間」な一日を過ごすことが出来たのでした…この日はホント持ってたなー、当初の予定では20時前くらいに終わるはずだったのに17時前には全部の予定終わってたしw


そんななにもかもが上手いこと噛み合って気持ちの良かった日でもありましたとさ。
特撮映画 |

時間の波を飛び越えて。

もう昨年の話にはなってしまうんですが。


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平ジェネ行ってきました。

公開前から身の回りで「今年は東映がなんかサプライズを隠してるっぽい」「ネタバレ食らいたくないなら初日に見に行くべき」なんて話も出てまして、僕も初日に行こうとは思っていたんですが…初日がどこも満席でチケットが取れず。
結局初日に見ることは叶わなかったんですが、まさか公式からネタバレ食らうとは思いませんでしたよねー公開2日目の本放送でw
まぁ僕はそんな気がしていたし、ネタバレとか気にしないんで特に「やりやがった!」的な感じは受けなかったんですが、世間は賛否両論だったようですねー、そんなにネタバレイヤなら初日に見に行けばいいのに、と批判してる人に対して思ってましたがw
まぁそのサプライズ以外の部分…ストーリーに関してはまったくネタバレもなにもなかったのでシンプルに楽しむことができましたよ。

というわけで以下感想。
公開してだいぶ経ってるのでもういいような気はしますが、一応ネタバレはしない方向で書いてみようと思いまーす。









平成最後のライダー・ジオウの劇場版一発目の今作。
気になるのはやはりレジェンドライダーの扱いと、ジオウならではのストーリー展開ですよね。
テレビの方では同じく他のライダーになれるディケイドが登場してるので劇場版のゲストではないんだろうなーというのは想像してたんですが、そうなるとじゃあ一体どうやって物語を展開していくのか…というところだったんですが、今回お話がすっごくよかったんですねー、まさに『平成最後の記念作品』として描かれた物語でした。
そしてお話にも関わる部分だったんですが、ジオウの世界ってジオウが他のライダーの力をライドウォッチというかたちでもらうと、ライダーとしての力は失われる設定になってるわけで。
そうなるとこのキービジュアルのように他のライダーと並んで立つことは出来ないってことになるわけですよ。
そこのところもどうなのかな…と思ってたんですが、この点についても非常に上手い解消法を見つけたな、と。
ただお子様には少し難しいんだろうな…というのは否めませんでしたねー、ジオウの1話の時もそうでしたが、時代を行ったり来たりする演出が入ると大人でも「ん?今何年???」ってなりますから。
この作品でも時代を移動する演出が入るのでそこらへんは難しかったかな、と。
ただその時代移動がこのお話のキモだったりもするので、まぁお子様たちはラストにライダー総登場でバトってるところで楽しんでもらえれば、ってとこなのかな、とw

そしてポスターの並びでなんとなくわかりますが、今回のメインはジオウ、ビルドと実は電王なわけで。
電王はジオウと同じく時を扱うライダーなのでどう差別化を図るのか、なんて話が番組開始当初から語られてましたが、差別化というよりも親和性という点で上手く設定を取り込んできたなーという印象。
まぁ時間移動の話を他のライダーも出してやるんなら電王から逃げるべきではないですしね。
またシナリオ監修に電王のメインライター・小林靖子さんが入っていたのも好印象。
難しくなりがちな時間移動のお話を、どこかミステリー的な描き方で魅せてくれました。

ネタバレになっちゃうんであんま言えないんですが…映画を見終わったときの、個人的な感想としては「俺じゃん」でしたw
意味がわからないとは思いますがコレに尽きるんですよね…!ライダーを愛して見続けて来た人はみんなこう思うと思います。
詳しくは言えないんですけど非常に面白い設定を上手く使ったなーと感じました。
でまた、作中のいたるところで過去のライダーで登場した映像だったり音楽だったりの演出が入ってるんですよね。
平成ライダーを見続けて来た人からすると「あっ、これ…」と気づける演出なので、ジオウのみならずまさに平成ライダーの映画、といった感じでとってもよかったです♪

あと個人的に気になったのが、平成ライダーたちの「声」なんですよねー。
ビルドやジオウ、電王などキャストが発表されてるライダーは当然本人が声をやってるんですけど他のライダーの声がどうなってるのか…いやね、EDのスタッフロールにもパンフレットにも、他のライダーの声載ってなかったんですよね。
バトルシーンは過去作品から声だけ引っ張ってきて本人の声使ってるのか、それともクレジットしてないだけでよく似た声優さん起用してるのか…寄せたにしても似すぎてるくらい似てる人もいたので実際どうだったのか気になりますねー、確認しようがないけどw


兎にも角にもジオウとしても平成ライダーの映画としても非常にクオリティの高い良作でした。
時間あったらもう一回見に行きたいなー!
特撮映画 |

EじゃなくてG!

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にか☆いめ

今度はいい席で見てきたぜ!!


…いや席番号はG席なんだけど『E』じゃなくて『良い』ねw

特撮映画 |

首相じゃなくて都知事です。

行ってきましたよおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!


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夏映画!!

毎年恒例・スーパー戦隊&仮面ライダーの夏映画。
特にライダーはTVシリーズも終盤、最後の集大成となる映画だけにかなり強い意味合いがある夏映画ですが。
ちょっと…今年のビルドめっちゃアツいじゃない?
なる早で観たいな〜、可能なら初日キメちゃおっかなーとも思ってたくらいだったんですが、初日にネットで映画館の空席状況を見てみたところまーかなりパンパン。
まぁさすがに初日は…と諦めたものの、知り合いで初日キメた人もいてもういてもたってもいられず二日目にキメてきましたよ!!

ただそのおかげで席は前から二列目の端っこという地獄のような席でしたがw

ということでまだ2日目なのでなにを言ってもネタバレにはなりそうですが、そんな中でもちょいと注意しつつ感想かきまーす。
何故ならいてもたってもいられないから!!w
例によってネタバレイヤ!!という方は映画を見た後にでも御覧ください…。











夏映画2本立ては毎回必ずスーパー戦隊の映画から。
今回は『怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film』というコジャレたタイトル。
お話の中身はというと…ギャングラー犯罪に明るい私立探偵・エルロック・ショルメを日本に呼び寄せ、国際警察と協力してギャングラー犯罪を食い止めよう!というところから始まる物語。
途中異世界(ギャングラーの根城のあるとこです)にレッドと1号が連れ去られ大ピンチ!二人は帰って来れるのか!?的な展開になって、まあ帰ってきて敵をぶちのめしてめでたしめでたし、という流れ。
…負けるわけないからネタバレじゃないよね、コレw

私立探偵のエルロック・ショルメはココリコの田中直樹さんが演じてますが田中さんちゃんと作品に馴染みますよね…芸人さんなのにお芝居お上手。
キュウレンジャーではロンブーの亮さんだったり、ジュウオウジャーの時も南海キャンディーズの山ちゃんだったりと芸人さんが出るのが例年の流れになってますが、キャラの濃さだったり持ちネタだったりを押さなくても成立してるのは田中さんの上手さだなーと思いました。
や、他の方々も上手いしキャラ立ってたんだけど田中さんが特に上手いって話ねw
さすがココリコミラクルタイプで俳優さんたちと一緒にコントやってただけはあるぜ…w

ストーリーにあんまり触れるとアレなので、今回の作品の肝になる部分だけ触れますが、今回は異世界に飛ばされた二人組の心がちょっとだけ近づくあたりがフィーチャーされたストーリー。
異世界で襲ってきたピンチから逃れるために力を合わせる提案をするのはやっぱりルパンレッド。
こういうとき覚悟が決まってるルパンレンジャーの方が柔軟…というか手段を選ばない感じが出ますよねー。
対してパトレン1号は根が真面目なお巡りさんなんで決断するときに意固地になりがちな部分はありますが、真面目で素直な部分があるので結果的に正しい道をきちんと選べるのは好感が持てる。
なんかこう…テレビの方でもこうやってちゃんと話し合ったらわかりあえる気がするんだけどなぁ…「倒す前にルパンコレクションだけ回収させてくれたらギャングラー犯罪食い止めるの手伝うよ」的な…ねぇ?w

戻ってきた後はルパンレンジャーとパトレンジャーの共闘が見ものでした!
今まで一回もやってない、ルパンレンジャーとパトレンジャーがずらりと横並びになっての一斉に変身!超アガるー!!
変身エフェクト出てる時にカメラがパンしながら変身していくの超好きでしたねぇ…そしていつもの魅せるカメラワークも健在!ってか多めってくらいふんだんに使われてました!
それにCGもかなり使われてて「ああ…やっぱ映画ってお金かけられるんだな…」と思いながら見てました。はい、完全に邪念ですねw
でもそのおかげでとても迫力のあるバトルシーンになってました。
あと共闘ね。普段は相容れることのない2戦隊が力を合わせて戦う演出は、わかっててもグッとくるというか…「僕たちが見たかったのはコレだ!」って感じがすごいしましたねー。
どっちの戦隊も好きやねん。目的違うからっていがみ合ってほしくないねん。
そういう意味でもスペシャルな映画ならではのお話になっていたかなーと思います。
ホント尺的にTVとあまり変わらない中でもこうしてきちんと劇場版です!って感じさせてくれるのはとても素晴らしいことだと思います。
欲を言えば…やっぱラストはEDの曲流しながらダンス、みたいなのがあると「戦隊見たー!!」って感じがして良いんですけどね…そもそも今回はED曲自体がないのでしょうがないんですけどね。


さぁそしてビルド!
『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』と銘打たれた今作…Be The Oneってビルドの主題歌のタイトルまんまですもんねー、こういう作品を大事にした作り方、嫌いじゃないわw
物語的にいうとテレビシリーズの終盤、エボルトがブラックホールした少し後くらいの時系列のお話で、エボルトも健在。
そんな中東都、北都、西都の新たに就任した都知事の演説から物語はスタート…するんですがいきなりその演説で「仮面ライダーを殲滅せよ!!」みたいな事言うんですよね。
見てるこっちはもう「えー!?」ですよw
ただまぁ冷静に考えたら情報操作でビルドたちが悪いことしてるみたいに見える演出テレビでもけっこう入ってたし一回指名手配もされてたし、街に住む人からしたらライダーが街の平和を脅かす存在に見えても仕方ないのかもしれないですね。
そもそも兵器として開発されたものなわけだし。
この辺はもともとライダーが持ってるダーティヒーロー感出してきてますよねー。
脳改造の前に逃げ出した結果、見た目がショッカーの怪人と変わらないから人々を助けても石を投げられる。それでも人々を守るために孤独な戦いに身を投じる…それが仮面ライダー。
今回の戦兎もどん底まで追い詰められ一人になります…マジで国民全部が敵ですからねー。
夏映画って45話とか来てる超クライマックスの時に作られるから、仲間との絆もしっかりと芽生えた段階でのラストバトル!って感じになることが多いんですが、このタイミングで主役ライダーを四面楚歌にするというシナリオ考えた武藤さんはすげーと思います。
だってどうやって一人にするの?って話じゃないですか?仲間みんな裏切り者かよ、って話ですし、テレビの絆はなんなん?ってなっちゃうしw
そのへんを上手く無理なくストーリーに組み込んでるのも素晴らしい。
てか素晴らしいといえばそのストーリーが序盤からきちんとつながっていたというシーンがそこかしこに散りばめてあって、時系列もそうですがテレビには出て来てなかっただけで、すべてのキャラクターたちは同じ時間の中で生きていたんだ、唐突に現れたキャラクターじゃないんだってことを描いてるのがとってもよかったですねー。
劇場版だからってお祭り映画にせずきちんと仮面ライダービルドという物語の中の1ピースとして扱ってくれた、っていうか。

とこうやって書いてるとなんだか重い話?と思われるかもですが、ビルドの良いところって重い話してるのに急にギャグっぽいシーン入れて重くなりすぎないようにしてくれるとこだと思うんですよねー、毎回のアバンのナレーションとかもそうだし。
今回もかなりハードな展開なのにところどころに思わずクスッと笑いがこみ上げるようなシーンが随所に差し込まれてます。
あんまいうとネタバレになっちゃうけど…僕は天使様のシーンが好きだったなぁ…ちょうどシーンとなるシーン(ダジャレじゃないですw)だったから劇場内で笑いが起きてるの共有できたのも良かったしw

ちなみに間島淳司の趣味といえば聖地巡礼…ですが今回の聖地に行くのはなかなか骨が折れそうでしてね…なんでかって今回のロケ地、北九州だからw
映画の街として力を入れてる北九州と組んで、ガッチリ撮影してるんですよね…おかげでとんでもない迫力のある映像に仕上がってます。
道路封鎖してエキストラ3000人集めて、全国民から狙われて追いかけ回されるシーンを撮影してるんですよ。
中にはかなり高い上空から、広ーい道路の中心にいるビルドめがけて3000人の群衆がぶわーっと集まっていくシーンとかもあったりして…「これホントに日本で撮ってる?」って疑いたくなるほどの映像。
これまでもエキストラ募集して撮影してるシーンはありましたが、今回のは過去最大規模なんじゃないでしょうか。
1コ前でこんなことされたら、平成最後の作品になるジオウはどこまでやればいいんでしょーかw

そして今回の作品のテーマはズバリ『Be The One』…タイトルまんまだと思いました。
ビルドって有機物と無機物、相容れない2つの成分をベストマッチさせることでBe The One…つまり一つにして力を得ているわけですが、今回の映画もまさに”Be The One”でした。
フルボトルのベストマッチに限らず、きっと色んなところにBe The Oneが詰まってた作品だったんだろうけど今回の映画はまさにBe The One、一番Be The Oneしてたんじゃないでしょうか。
…ぐぉぉいろいろ言いたいけどこれ以上言うとネタバレになっちゃう!ムズイ!観て!!w

あと個人的には戦兎が『LOVE&PEACE』って言ってた理由みたいなものが今回の映画でわかるんですけど、それが僕は超好きでしたね…これも多大なるネタバレを含みそうなんでコレ以上はいえませんが、記憶がない状態でスタートしたビルドという物語で、序盤から言っていたこの言葉はそういうことだったのか…的な…いやー超好き。


とまぁビルドもルパパトも、映像美もストーリーも大満足の内容でした!
今年の映画見ないヤツは人生の9割損してっから!!w

みなさんも劇場に足を運んで、この物語の感想をBe The One…共有して一つになりましょうw

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