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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

70年に一度

オリオン座流星群がやってくる!!

というかやってきているw

そんなことを聞いてしまっては蒼栄高校天文部としては見に行かないわけには行くまい…!
折しも18日はちょうど新月と重なる時期…
月明かりがない好条件での観測が出来るぜ!!ヒャッハァー!!
ということでまたしても流星群を観に部員大集合です☆

言い出しっぺはだいたい車持ってる斎賀さん。
そこに乗員定員数を照らし合わせながら誰に声をかけるか、あと何人呼べるか、なんてのを話し合いつつメンバー決定。
今回はまたしても川原さんにも頑張っていただき、斎賀・川原car2台体制で星見へGO。

そして当然のように二台のうち川原さんの車の助手席に座る僕w

斎賀さんの車に先導してもらいつつ

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川原さんの運転で

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高速をぶっとばし

一行は一路、神奈川方面へ。
行き先は前回ジャコビニ流星群の時にも行った場所。
けっこう空も開けててそこそこ暗く、観測にはなかなかに良い条件の場所です。



目的地に到着し車を降りて空を見上げると、すこし薄雲が空にかかってる状態。
事前に斎賀さんが調べてくれてた天気予報的には『もう少しすれば晴れる』ということなので、みんなで「晴れろ!」と祈りつつ、見える範囲を観測開始。

今回からは新ガジェット・双眼鏡も導入してよりグレードアップした状態で観測に臨みます。

車降りてすぐはまだ目が慣れてなおらず、かなり明るめの星しか見えない状態。
僕の場合、特に予備知識もなくふらっと降りて観測することが多いし、なによりまだ星見初心者なのでどの方角に何座があるのか、今見つけて見ているこの明るい星はいったい何て星なのか、そんなことさえよくわからないことがままあります。

そこで活躍するのが以前もご紹介した『星空ナビ』
「あの星なぁに?」というモードにしてその「何座かわからない星」の方に向けると、DSの向こう側の空に広がる星座がなんなのかが一発でわかります
星見初心者にはマジでありがたい逸品。超便利です。

そして気になる星を見つけたら双眼鏡で観察。
肉眼では捉え難い星もはっきりくっきり見えるので、またひと味ちがった星見ライフが待っています。
双眼鏡で見るオススメは『すばる』ですかね。
おうし座の肩の部分にあたる星なんですが、星単体というものではなくすばるは「星団」
和名で「すばる」なんですが、正式には『プレアデス星団』なんて名前が示す通り、すばるは複数の星で構成される散開星団なのです。
肉眼でも観測状況にもよりますが、頑張れば5~7個くらいまでは数えられたりするそうで、その形状はなんとなくクエスチョンマークみたいに見える配置で並んでたりします。

ギリシャ神話的にはプレアデス星団はプレイアデス7人姉妹の名がつけられています。
プレイアデス7人姉妹ってのは、あの天球背負ってるアトラスの娘のことです。
プレイアデス7人姉妹はオリオンに追いかけ回され逃げている、なんて話があったりするのも、オリオンとプレアデス星団の位置と動きを見るとおもしろく映ったり。
さらにそのオリオンはさそり座から逃げていたりと、空の上にはいろんな神話、物語が交錯していて実におもしろいです。


なーんつってすばるとかきゃっきゃ言いながら見てましたが、今回のメインの目的はあくまで『オリオン座流星群』。
すばるを追っかけ回してさそり座から逃げ回ってるオリオンさんのすぐ近くを流れて行く流星を観測するのがあくまでメインイベント。
双眼鏡持ってすばるなんか観測してると、すぐ近くから違う人が「今流れた!!」なんて言ってるのを聞いて悔しい思いをするのですw

そういう意味では今回は…ある意味双眼鏡を持って来たのは失敗でしたねw

各々空を見上げつつ、いつ流れるかもわからない流星を、いつ流れてもいいように見上げっぱなし状態に。

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初めはぼーっと見ていたこのエンドオブディエンドも……

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首が疲れるのかすぐ横になりますw

一人が寝転ぶとなんとなく「ま、いっか」という気持ちになるのか、その後も周りで寝転ぶ一が続出w

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今回参加してくれた『ホントは(『まにまに』の役は)文芸部』ささきのぞみちゃんと、美星の中の人・伊藤かな恵ちゃんもご覧の通り。
写真はのぞみちゃんは普通に座ってますが、撮ってないときは二人並んで寝っ転がってましたw

もちろん僕もご多分に漏れず寝そべり観測。
そして観測してて気付いたことがひとつ。

流星の観測で一番楽しいのって、「誰かと共有する」ことだと思うんです。
もちろん一人で観る流星も綺麗ですけど、一瞬だけ宙に瞬く流星を、誰かと共有した瞬間。
なんともいえない喜びがこみ上げるんですよ。

「あっ!流れた!!」
「どこどこ!?」
「空の…あのへん!一緒の見れた!?」
「やっぱりそこだよね!見た見た見えたよ~!!」


なんつって。
流星を見るだけで子供のようにはしゃげたり、仲間としての絆が深まったり。
何万光年も離れた星が、すぐ隣にいる人との心の距離をより近づけるお手伝いをしてくれるわけです。

嗚呼、星っていいな、ロマンティコ。
遠く離れたところで輝く強い光も、僕たちのもとに届く頃には淡い光に。
でもその淡い光ももとの強さをたたえているから、僕たちの心に強い印象を残してくれるんでしょう。

こんなに素敵なものを見れただけでもラッキーなのに、
「金かねカネ!」とか
「嫁よめヨメ!!」とか。
無粋な願いをかけること自体がもうすでに無粋な気がして来ますねw



結果的にはいくつかの流星を視界に捉える事が出来ました。
人によって見れた個数はまちまちですが、流星の方も流れ方はそれぞれ個性的。
一瞬で「しゅっ…」と消えて行く潔いのもあれば、かなりの距離を長めに流れていく根性座ったやつもいたりw
かと思えば流れた後に盛大に残る尾を残して消える、想い出残しタイプの流星もいたりして、実に美しく楽しかったです。



最後は帰り際のSAでの画像。

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なにやら部員たちのブログを回ると謎が判るらしいですよ☆

なにがわかるのかは僕はまったくわかりませんがw
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