山の常識と非常識人2009-10-24 Sat 00:38
仕事に行く前にごはん食べてると、川原さんからメール。
要約すると 「欲求不満だ。今夜ドライブに行かないか?」 という内容(ものすごく大雑把)。 欲求不満なのはどうやら『星空が見上げたくてうずうずしている』という意味。 ドライブにというのも、星を見に行かないか?ということらしい。 決して性的な意味で欲求が満たされていないわけでも、車飛ばして高速付近によくある宮殿のような建物に行きたいというわけでもありませんw 実のところ僕も、極大日であった21日は朝から仕事してて疲れ果て、日付が変わる頃には力つきて寝てしまっていたので見れず終い。 『星が見たい』欲求でいえば負けないくらい溜まっていたので即快諾したのですが…… 予報を見ると関東圏はどこ行っても曇りの予報。 仕事前だったのもあって「終わった頃に連絡取り合って、行けそうなら行こう」みたいな流れになりました。 仕事終わらせ外に出てみてもやはり空は雲に覆われている状態。 川原さんと連絡を取ってみるものの、やはり関東圏曇りの予報は覆るわけもなく「どうしようか?」という話に。 がここで川原さんからまさかの一言。 「曇りは残念だけど、行くだけ行ってみる?あとキヨを捕まえたよ」 バカな……あのスーパーネガティバー・川原さんがそんなアグレッシブなことを…… もうこうなったら空が曇りだろうがなんだろうが行くしかありません。 川原さんちの最寄駅で待ち合わせ3人で夜の高速へGO。 車中はなんだろう…笑っていた記憶しかありませんw 話してる内容はほぼ中学…いや小学生レベルなネタばかりですがw 笑いが止まるのは時折空を見上げたときだけ。 高速を走りながら時折気にしても、全天どこを見ても雲に覆われている状態…これはいかん。 高速を降りだんだん走っているだけで不安になるような細くて暗い道を走りつつ、なんとか目的地らしき場所に到着。 今回の目的地はいつもの場所は違い、川原さんが独自に調べた場所だそうで、車を止めたところから少し登った山頂がなかなかのビューポイントだそうで。 …が車を降りた瞬間まぁ完全な『闇』でしてw 強い光を飛ばせる懐中電灯を川原さんが用意しててくれたからいいようなものの、道はホントに真っ暗で一人だったらおしっこちびって尻尾巻いて帰るレベルの暗さw そしてこの駐車場で見知らぬカップルと出会います。 どうやらあちらも流星群目当てに二人でやってこられたようで。 真っ暗すぎて道が判らず駐車場付近で立ち往生していた模様。 こちらも想像以上の闇のせいでかなり不安にかられていたので、声をかけて一緒に登ってみる事に。 ![]() 山頂へと至る入り口の道も相当に細く、山なので当然両サイドは木、木、木。 写真はフラッシュ焚いてるからかなり明るいですが、実際はなんの光もないので明かりがなかったらかなり危険なレベル。 そして不安を払拭するかのように喋りまくる僕・キヨ・川原さんの3人。 今回は幸いな事に、なんとギャラリーが二人(カップル)もいるからいつもより余計に喋りまくりw キヨ「予想外に長いっすね~、あ、道外れたらけっこう危なそうですよ?」 まじ「嘘マジで?ちょっとキヨ見て来てよ」 川原「あ~いいね、俺たちのために危険を調べて来てくれ」 キヨ「よっし判りました~!って危ないって言ってるのに!!」 キヨ「あれ、上の方から人の話し声聞こえません?」 まじ「それたぶん聞こえちゃいけないヤツだよ」 川原「そっか聞こえちゃったか……キヨくんお疲れ」 キヨ「マジですか、じゃあここでお別れですね…」 とキヨが話すたびに誰か(主に僕w)がおちょくり、それに乗っかりキヨも引かないという不思議な会話w 一緒に行ったカップルさんもひたすら笑ってましたw 楽しんでもらえたようで幸いだよ!w ひたすらしゃべっている間になんとか山頂に到着。 空は相変わらず曇りですが、ただ帰るのも尺なんでいろいろ遊び始めます。 ![]() 山頂にあった気になるオブジェ。 無駄にカッケェw ![]() しばらく眺めていたら山の妖精が像の陰からひょっこり顔を出しました。 いろいろ遊びつつも空の様子を気にしていると、時折雲が切れ、雲間から星が見える瞬間もありつつ。 「もしかしたら…」と一縷の望みに希望を託して、しばらく山頂で空を見上げる事に。 もちろんその間トークも忘れませんw キヨ「あの辺ちょっと明るいのなんですかね?」 川原「あー、あれお母さんだよ」 まじ「謝れ!お母さんに謝れ!!」 キヨ「川原さん、おにぎり持ってません?」 川原「あぁあるよ、はい(といって架空のおにぎりを渡す)」 キヨ「わぁ~ありがとうございます、なんておいしそうなうわぁぁぁぁぁ!! すいません、柵の向こうに落としたらネズミに取られちゃいました」 川原「マジで!ちょっと行って来る!」 (川原、しばらくネズミ(架空)と談笑) 川原「いや~ネズミのヤツ超美味かったって!」 おむすびのくだりはこれをまったく同じように2回やってますw ことあるごとに僕が 「なにこれ!?見た事ある!!デジャビュ!?デジャビュ!?」 ってのを挟んで行くかたちでw …そんなやり取りを見ていたカップルさんに「もしかして声優さんですか?」と言われましたw このやりとりでなんでわかるんだ…w 否定するのもアレなんで「そうです」と答えましたが……ほかにも「このままM-1出れそうですねw」とも言われ…… 世間一般は声優さんをどういう認識で見ているんでしょうw というか全国の声優のみなさんすいませんw 肝心の流れ星はというと、雲が切れた一瞬にいくつか確認出来た模様。 「模様」っていうのは、僕はひとつも見れてないからですw たまたまうつむいた瞬間とかに流れるんですよね……今日はたぶん日が悪かったんだと思います。 仕事終わりで着の身着のまま、クソ寒いというのにシャツ二枚でふらふらと山に出掛け、あまつさえ仕事終わりでお酒引っ掛けて来ている人間には、空の神様は星を見せてくれないみたいですw 「山なめんな、空なめんな」ってとこでしょうかw 下山の道すがらけっこうな数の人にすれ違ったんですが、どうやら地元では有名なスポットみたいですね。 おもしろいのは老若男女どんな人でもすれ違う時には『挨拶』を交わす事。 「こんばんは~、上の様子どんなでした~?」 「空は曇ってますね~、足下も滑ったりするところもあるんで気をつけてください」 「ありがとうございます~、では~」 みたいな。 登りのときも下りのときも、すれ違った人はみーんな挨拶。 基本良い人ばっかりってことなのか、山のマナーなのかは知りませんが、隣に住んでる人の顔も知らない事が多い昨今、とても印象的で素敵なことだなーと思いました。 そもそも一緒に行ったカップルさんともその場で話しかけたから一緒に行動する事になったわけですしw 駐車場まで降りて来てカップルさんとはお別れ。 大層仲良くなったので連絡先交換とかしてしまいましたw 末永くお幸せに…俺たちの分までな!!w 星見というか半分登山みたいになりましたが、これはこれで素敵な経験だったかと。 不思議なご縁の知り合いも出来ましたしね。 たまにはこんな、アクティブな一日も悪くないなーと思いました。 スポンサーサイト
星見
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