空が晴れたら祭の合図2009-10-29 Thu 00:13
いつものように日常を送っていると、突如携帯が鳴り響く。
『今日超晴れそうだけど、21時以降って空いてる?』 意訳するならば 『野郎ども晴れたぜ!行 か な い か 』 ちなみに差出人は斎賀さんw 21時から特に予定もなかったので一も二もなく参加の旨を返信。 ここのところ……星空運がなかったですしねぇ…… 行く度行く度空は完全に曇り……わざわざ出掛けて行って現地に着いて空がドン曇りだと、それこそ『まにまに』の美星や部長じゃないけど、星が見れないとなんかこう……息が詰まるというか、ものすごい欲求不満みたいな気持ちになるわけです。 言うなれば、今の僕は食欲・睡眠欲・性欲・星欲の4大欲求なのです。 斎賀さん曰く、この日の『星空指数』は90だと。 なんか知らなかったんですけどネット上で「その日はどの程度星が見やすいのか」みたいなのを、星空指数として表しているところがあるんだとか。 ネット上っつかYahoo!さんなんですが。 今見て来たら今日の星空指数は50。 「月がなければきれいな星空!」だそうです。 夕方過ぎに見た感じだともっと高くてもよさそうなもんだと思いましたが……夜になって雲が出るってことでしょうか。 星空指数80でも「まずまずの天体観測日和です」とか書かれてるわけですから、90となるとどんだけ見えるんだ!!と斎賀さんもテンションが上がって、仲間を求めてメールして来たようですw いろいろ声をかけた結果、この日のメンバーはシリウスの相方・斎賀さんと蒼栄高校天文部部長の僕、それにMr.クソ野郎・山口エンドオブディエンド清裕の3人に。 僕と、キヨと、斎賀さん…… 斎賀さん逃げてぇぇぇぇぇぇ!!アホが伝染る!!!!w 大方の予想通り車中はアホトーークで溢れ返り、この日のヒット賞は、いつぞやのキヨの名言から派生した謎の例文でした。 Is that star Mars? (あの星は火星ですか?) No, it is a Jupiter. (いいえ、木星です) Is that shining star Mars? (あの光り輝く星は火星ですか?) No, it is a Jupiter. (いいえ、木星です) 木星って白っぽい光なんですよ。 対して火星は赤い星。 色からして間違えようがない星をあえて間違え、それを異様にカタい例文ちっくに答える、というやりとりが大流行りw そしてそこからさらに派生して 「では聞いてください、Hysteric Jupiterで『Mars』」 謎のバンドの曲紹介にw 「きっと『Mars』って曲なのに、「空に輝く火星、君が僕の太陽」とかわけのわからない歌詞で終わるんだ」 と謎の大盛り上がりw 意外なことに斎賀さんもこの辺の話題には食いついてくださいました…… なんだ、意外と話のわかる先輩だ(←失礼) 騒がしくてホントにすんません斎賀さんw なんてヒスジュピ(略語)の話題で盛り上がってる間に目的地に到着。 後部座席に乗ってたんですが一足先に車を降りようとしていた斎賀さんが 「ぅわぁぁ………マジすごいよ!!感動する!!」 と突然のテンションMAX。 どうやらかなりの星空な模様。 そこまで言われちゃそれを楽しむしかない、ということで車を降りるときはあえて頭上を見上げずにうつむき加減で下車。 それからフッ、と宙を見上げると…… そこには初めて富士山に行った時に見た、あのトンデモない宙と同じくらいの星宙が。 プラネタリウムと見紛うほどの、闇に煌めく星々の光の数。 これ見たらプラネタリウムはあくまで「再現」なんだとわかるほどの、圧倒的なスケール。 前述の通り、僕は一度富士山でコレに近い星宙を見てるのでまだ耐えられましたが、ここまでの星宙を初めて見上げるキヨは、おそらく 「ぅわぁぁぁぁ!星が多すぎるぅぅぅぅぅジョワーーー!!」 となっていたに違いありませんw さすが……星空指数90は伊達じゃないぜ(ごくり) そこからはしばしDS『星空ナビ』と双眼鏡片手に優雅な星空タイム。 オリオン、アルデバラン、昴、カペラ、カストルとポルックス、ペガススの大四辺形、アンドロメダ…… しばらくするとシリウス、プロキオンが上がり、冬のダイヤモンドが完成。 火星も宙に輝き始め、一層宙は華やかに。 思うまま子供のように宙を見て双眼鏡を覗き込んで、また肉眼で宙を見て…… わからない星を見つけたら宙にDSをかざして、知らない星を頭に叩き込んで行く。 いやー……本当にみなさんにもお伝えしたい!!あの感動。 是非実際に空気のキレイなところに赴いて観測してほしいところですが、なかなか難しいという方のためにこの日撮影したコンパクトデジカメの画像を掲載。 ![]() おなじみのオリオン。 真ん中に三ツ星、うっすらとですが砂時計の形に並んだ星も見えるかと思います。 ![]() ぎょしゃ座。 よーく見ると逆さになった五角形みたいなかたちで並ぶ星が見えるかと思います。 左上の一番明るい星が「カペラ」。 右下の星は実はぎょしゃ座ではなくおうし座の角の部分だったりするんですが、見つける上ではぎょしゃ座と一緒にカウントした方が見つけやすかったり。 ちなみに特に星に対応とかはしてないみたいですが、『北斗の拳』の「南斗五車星」はこのぎょしゃ座がモチーフのようです。 中国天文学で、ぎょしゃ座の4つの星とおうし座の角の星、5つをそのまま『五車星』っていうんですって。 形さえわかっていればかなり明るいカペラもあるし、オリオン、カシオペヤなどとともに見つけやすい星座だと思います。 とまぁコンパクトデジカメではこの程度が限界(しかもかなり補正してみやすくしてコレ)ですが、実際肉眼で見るとものすっごい綺麗で見やすい宙でした。 双眼鏡で覗くと、近くにある肉眼では捉えづらい細かい星まで見えて、逆に星が多すぎて星座が結べないくらい。 あ、ちなみに今回新しい星座も見つけて覚えて来ましたよ。 その名も『うさぎ座』! そう…うさPの宿星です(嘘) オリオンの足下でひっそりと輝く、まんまウサギの星座。 肉眼だとわかりづらいですけどきちんとウサギの耳もあるという、かわいらしい星座です。 全天で88あるという星座も気がつかないものが多かったりするので、こうやって行く度少しずつ覚えて行けたらなーと思っています。 まぁ南半球でしか見られない星座は無理ですがw また指数の高い日に、斎賀さんか川原さん唆して車出してもらって、連れてってもらおうと思ってますw くそぅ……ペーパードライバーじゃなければ自分で車出して行くのに!!w スポンサーサイト
星見
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