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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

軍神マルスとの邂逅

1月28日。
なんの日だったか知ってますか?

ヒント:水金地火木土天海……

勘の良い方はお分かりですか?
勘の悪い方と、説明するのがめんどくさくなった自分のタメにもう答えに行きますw

1月28日は、火星が最接近した日、でした。

火星。
もちろんお空にあるあの火星です。
軍神マルスの名から名づけられた火星。
星座はギリシャ神話が多いのに『マルス』という名は実はローマ神話。
ギリシャ神話にもマルスと同一神は存在しますが、こちらの名前は『アレス』。

もう空の神話をどうやってつなげたらいいのかわからないw


現実的な話に戻すと、地球のすぐ外側を回る太陽系の第4惑星…それが『火星』。
自転周期は地球とほぼ同じで、約24時間(24時間39分35.244秒)なのに対し、公転周期は地球のほぼ倍・686.98日で太陽の周りを一周します。

内側を回る地球が365日で一周する時に、外側を回る火星に追いつく瞬間があるわけです。
それが今回のような接近の時期。
何年かに一回この「最接近」の時期は来るんですが、同じ最接近でも公転軌道の関係で『どの地点で接近したか』によって、地球と火星の距離に違いが出ます。

簡単にいうとこの「距離」の違いが、地球から見てると火星の「明るさ」「大きさ」に影響するんわけですが、今回のは最接近といってもちょっと遠目の最接近でした。
数値でいうと9933万km。
一番近づくときは5576万kmなので、『最「最接近』の時期と比べると倍くらい離れてたりするんですが。

…最最接近とかわかりにくいですねw
まぁ「一番近い『最接近』の時」ってことですw

そんな倍くらい離れてる最接近でも、明るさでいうとマイナス1.2等。
『全天で一番明るい』なんて言われるおおいぬ座のシリウスに匹敵する明るさになるので、かなり美しいオレンジの姿を見ることが出来るわけです。



さて、ここで問題です。

あなたが間島淳司だとして、こんな情報を手に入れたら……どうしますか?
さらにそこに

『火星見に行くツアー人員募集中』

とメールが来たら。
さて、どうしますか……?



正解は……行く!!しかない!!w

まぁほとんどの人が正解したでしょうなw
こんなお誘いしていただいたら行かざるをえないのが星好きの…いや人間の……いやさ、部長としてのサガってやつでしょう!w



というわけで見に行ってまいりましたよ、火星最接近ツアー!!

実は…年始にインフルやったせいで『他人に伝染したらオオゴトじゃ!!』と遠慮していたのもあって、実際星見に行くのは去年のふたご座流星群以来。
秋口にたくさん見に行った反動もあったりで、実際ココロは星を求めまくりの路万部長状態w
現地に着くまでの道すがら、車の窓からも見えるのに

「俺はあえて降りるまで空を見ない!!」

と頑固一徹・男の見上げ拒否w
数日前にあんなポエム書いたくせに見上げないという暴挙w
車降りても準備が整うまでは見上げないで俯いてたんですが、おそらく生きている中でこの『うつむき』が一番ポジティブなうつむきなんじゃないかと思いますw
見上げた時の感動を何倍にもしてくれる『うつむき』ですからねー。
こういううつむきなら、どんどんしてもいいんじゃないかと思いましたw

久しぶりに見上げた空は、冬から春の配置に変わりつつあって。
0時付近に見上げた段階でしし座がかなり高いところまで上がり、冬のダイヤモンドは一部がもう沈みかけていて、反対側から春の大三角が登り始めているような。
北斗七星のカーブを伸ばしてアルクトゥールス、スピカと結んで「あのカーブをハンモック代わりにして寝たい!!」と、まんま『宙まに』にあったような会話で盛り上がったりしてw

…見に来れなかった一ヶ月間も自宅で星空ナビを使って自習してたのが役に立ちましたw


で肝心の火星ですが。

ちょうどまだシリウスも出てる状態だったので見比べてみたりしたんですけど、ホントに同じくらい明るいw
シリウスと違う点はといえば、まずはもちろん「色」。
白く瞬くシリウスに対して、赤く輝く火星。
そしてギラギラと激しく色を変え瞬くシリウスに対して、瞬くことなくどっしりと色を変えず輝き続ける火星は、なんともたくましいというか……まさに軍神、といった印象。

同じような等級のはずなのにそれぞれ違う特徴が出て、なんとも対比がおもしろい状態。
もちろんどちらもマイナス等級の明るく輝く星なので都内でも観測出来るんですけど、それでも「遠くまで来てよかった」と思える、ステキ星でした☆



ちなみに今回は人数少なめ、いつもの大はしゃぎするメンツではなくおとなしく観測することが可能な『大人な』観測会だったので、あまり写真を撮ることもなく。

10013001.jpg
閑散とするSA

違う……いつもと違う!!(普通この時間のSAはこんなもんで普通ですw)
あの人達がいないだけでこんなに空虚なモノになるなんて……

そこで同行していた人に

「あの二人がいない今……今日のSAがスペシャルになるかはキミにかかっている!!」

と宣告したところ

「えぇっ!?私ですか……が、がんばりますっ!!」

と、えらくポジティブな答えが帰ってきましたw
うーん……まさか頑張られるとは……てっきり断られるかと思ったのにw

そうして撮影されたのが以下の写真。

10013002.jpg
タイトル『孤食』

手前の床の広さと、奥に広がる無人のテーブル…
そこでひとりごはんを食べる少女。
いったい彼女の身になにが起こったというのか!!



もちろん周りに人がいないのはあくまで演出であって、みんなが違うところで集まってごはん食べてるとか、そんなリアル寂しいことは起きてませんよ、念のためw
僕とか他の人間がごはん食べるのが早かった結果、食器戻しに行ったらこんな寂しい絵が出来上がってたので思わず撮影しただけのものです。

ありがとう……頑張ってくれて……(ほろり)

写真掲載許可は戴きましたが彼女の名誉のために名前はあえて書きませんw
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