デージ超ヤバい2010-03-08 Mon 00:06
ライダー、スーパー戦隊と特撮大好き僕らはずっとトイザ◯スキッズ。
でも世の中は広いもの。 僕の見てるモノ以外にも特撮作品は数多く存在します。 基本的には出費が増えるだけなのでw誰かにオススメされない限り新しいものに手を出さないようにしてるんですが… 先日とある飲み会で新たなトンでもないヒーローに出会いました。 ![]() 沖縄の平和を守るヒーロー・その名も琉神マブヤー!! 地域密着型ヒーローですw 沖縄出身の知り合いが「おもしろいから!!」とDVDが再生出来る飲み屋さんで流してたのを見たんですが…… 勢い余って借りてきてしまいましたw でもこれが意外とおもしろいのですよ… ストーリー自体はいたって単純。 伝説の9つのマブイストーンを狙う悪の軍団・マジムンから沖縄を守るべく、マブイストーンの守り神・正義のヒーロー琉神マブヤーが平和のために戦う物語。 番組自体も15分番組だったらしいのでこのくらいシンプルにしないと収まらないのもあるんでしょうがw とにかくシンプル。 敵・マブイストーン狙う→街がおかしくなる→マブヤー戦う・敵逃げる→いつもの平和な街に という流れ。 逆に今時ないほどシンプルなので見やすいですw そして地域密着型ヒーローということで、沖縄のいいところを全面に押し出した作りにもなってます。 まず言葉。 登場人物はみんな沖縄人。 もちろんウチナーグチ(沖縄方言)を普通にしゃべります。 というかしゃべるどころかOPの歌の中にも沖縄方言が入ってきますw あまりに普通にしゃべるので、沖縄方言のわからない人間が普通にDVD見てるとなにを言ってるのかわからないシーンが多々あります。 そこでそんな人にも何を言ってるのかわかるように、難しい言葉が出てきた時にはなんと字幕が入りますw 「同じ日本なんだから字幕なんて大げさな…」と思うなかれ。 『たっぴらかす』とか『チャーガンジュー』とか言われてなんのことだかわかりますか?w それがわかるように字幕が出る、親切設計なのです。 ちなみに琉神マブヤーの公式WEBサイトに行っても用語解説が載ってるので、見終わってから「あれ、あの言葉の意味なんだっけ?」となったときにも調べやすくなっておりますw それに『沖縄では普通に行われていること』みたいなのもストーリーの中に盛り込まれていたり。 「マブイグミ」ってのがまさにそれなんですけど、沖縄では『びっくりすると魂が落ちる』と言われていて、それを戻すためにマブイグミをするんだそうです。 こっちでいうところの『痛いの痛いの飛んでけ』に近い感覚だおそうですが、痛みを飛ばすのと魂を戻すのの差なのか、かなりマジでやるそうですw 作品内では、びっくりした主人公がマブイグミされると、マブヤーの魂が主人公の中に入っていく、というかたちで登場します。 初めて聞く単語・儀式(?)ですが、実際DVDを貸してくれた知り合いに聞いたところ、ネタでも設定でもなんでもなく、沖縄にいた頃はマブイグミをやっていたそうです。 僕らからすれば、こういう知らない沖縄文化に触れられるのも楽しみの一つなんじゃないかと思います。 地元の人からしたらよく知ってるモノが作品内に出てくるのは嬉しいんじゃないでしょうか。 それに登場する敵キャラもかなりの個性の持ち主が多かったりして。 ![]() マジムン首領・ハブデービルと副首領オニヒトデービル、それに戦闘員クーバー1号2号 ハブとオニヒトデも沖縄ならではですよね。 さらに「デービル」ですが、英語の「DEVIL」と、さらに沖縄方言の「でーびる(~です)」がかかっているまさかのダブルミーニングw 言い換えれば「首領のハブです。」ということになるわけです…丁寧w さらに戦闘員のクーバー。 これも沖縄方言で蜘蛛のことなんだそうですが、彼らは意味とか名前とかよりもおもしろいところがあります。 なんと…普通にしゃべりますw ライダーとかでいえばショッカーにあたる戦闘員が普通にしゃべるとかなにげに斬新w しかも覆面越しに中の人が普通にしゃべるので、声がこもりまくりw おもしろいwwwこれがご当地クオリティw なんだか親近感がわきますw ![]() そして主人公・琉神マブヤー。 マブイストーンの守り神でもありニライカナイ(桃源郷)の魂の戦士。 色合いはなんとなく『響鬼』の轟鬼に近い緑の配色ですが、デザインのモチーフはおそらくシーサー。 沖縄ですしね。 よく見ると背中には装飾にまぎれて『琉』の文字が。 よく考えられたデザインです。 でもこの作品の一番の見所は、これ以外のところにあります…それは…… ![]() 尋常じゃないほど天気が良いw 浜辺のシーンとかになるとまるでCGで合成してんじゃないかってくらい綺麗な景色ですw これ見て初めて知りましたけど…見慣れてる特撮でも『天気が良すぎる』ってだけで笑いがこみ上げてくるもんなんですねw まさに『日常の中の非日常』w これぞ沖縄って感じが映像から伝わってきます。 とまぁネタになる突っ込みどころも満載でとても良いのですが、作品の根底に流れるテーマは『家族愛』。 きちんと話も作られていて、とても良い作品でした。 はじめ聞いたときは『ご当地ヒーロー…?ライダー好きの俺のおメガネにかなうかな…?』なんて思いましたが、ヤバイマブヤー熱い! デージ超ヤバイ!!w ひとまず借りて楽しんでますが、そのうちDVD買いそうな自分が怖いですw スポンサーサイト
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