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間島淳司の日常をプロデュース!!

散りゆく定めと知って

さくら。
そんなに長く持たないとはわかっていながらも、毎年散りゆく桜を見るとなんともこう…不思議な気持ちになります。

散るから美しいなんて言い方もされる桜ですが、やはり咲いている姿がやはり美しいと思うのです。

今年は花見自体は川原さんちでやった一回だけ、桜を見ること自体はちょいちょいあったんですけどねー。
仕事場に向かう途中、飲みに行く途中、いろんな用事で外出する折にふと見あげれば桜の樹。
咲いてないから普段は気にしないあの樹この樹が、実は桜だったんだ、なんて事実に気がつく春の季節。
あまり植物を見かけない都会暮らしにおいてもそれでも見かける桜という樹、日本人ってホントに桜が好きなんだな~なんて思います。

そして『花が咲く』ということだけで、普段見慣れてる景色が違って見えるから不思議です。


そして今、だんだんと散りゆく季節になってきて。

街を歩いていると今度は、足元にたくさんの花びらが落ちている景色に出会います。

10041501.jpg
落とし物ですよ、お嬢さん←桜の樹のこと

さっきは『咲いている姿が~』とか書きましたが、実はこうやって散った桜もけっこう好きだったりします。
道を歩いてて、こうやって地面に散っている桜。
色気のないグレーのアスファルトに彩りが出て、これはこれでいつもの道がなんだか違う道みたいに思えたり。
かと思えば、風に巻き上げられて再び舞い散る桜吹雪。
『掃除する人は大変なんだろうな~』なんて思いながらも綺麗な景色にニコニコしながら道を歩いたりしてますw


どのタイミングで見ても『美しい』と思える桜。
『散るから美しい』という概念自体が、侘寂であるとかそういう日本文化の現れだとも思います。

桜→散る→儚い

なんて思考パターンが、咲いている姿でさえもどこか儚げに見せたり、散る姿にさえなにか意味を持たせたり。
目に映る光景だけを見るのではなく、そこに隠れる『風情』を感じることが出来るいい季節だと思います。

毎年桜の季節になると「日本人に生まれてよかった」「日本人的感覚持っててよかった」なんて思っちゃいますね。

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