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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

何から伝えればいいのか

先日……ついに告白してきちゃいました☆

前々からいい、いいとは言われてたのでずーっと気になってたんだけど、勇気が出なくて……
でも早くしなきゃ!って思って、勇気振り絞ってみたんだけど、やっぱり告白、してよかったです☆






なんて楽しげな話ではなく今日は映画『告白』を見てきましたよ、という話ですw





『先生の娘を殺したのは、誰?』


公式HPに行くと、こんな衝撃的なコピーが目に飛び込んできます。
「好きな人に告白して~♪」「彼ったら超オクテなの~☆」みたいな、可愛らしい話は一切出てこないこの映画。
周りの観に行った人たちの評価が軒並み高かったので気にはなってたんですよ。
タイトル的にR-15指定なので、そういう15歳以下には見せられないような、なんらかの過激な描写があることはわかってましたが、あえてそれ以上、CMとかで見る以上の情報は入れないまま行ったんですが……
いやー、これは深いですね。

人によっては深いじゃなくて『不快』って人もいそうですがw

ずっと一人称で進むタイプの作品ではなく、話が進むと時折視点が変わり、同じ場面を別視点から描いたり、みたいな描写もありましたが、これも実に上手い。

物語を見るときに限らず、人間は生きている限り少なからず『常識』という枠に当てはめながら、世界を見ます。
最初に見せられた場面、一つめの視点からの情報だけだとその『常識的な見方』が入り、真実とは違うように受け止められるシーンがあったり。
でも別の人の視点からそのシーンを見ると、まったく違う真実が見えてくる。
さらに視点が変わることで、A視点ではわからなかった事実が、B視点では明らかになったり、なんてこともたくさんあります。

見てて次から次へと「えっ…そうだったの!?」なんてのがゴロゴロ出てくる、そんな映画。

さらに視点の変化でさらに見えてくる、人間個人個人の考え方の違い。
人間って実に恐ろしいなぁ…と感じました。
僕が好きで見てるような特撮とかでは、悪者は悪者らしい姿形をして、「人間を根絶やしに!」とか「地球を我が手に!」とか、わかりやすい悪の目的があって、誰が見ても『悪』なんですけど、人間ってのは同じ姿形をしていても、正義と悪に分かれたりする。
僕と同じような姿をしたあいつが、実は悪だったりもする…そんな人間の「悪い方向での可能性」みたいなものも垣間見えた気がします。


観終わって気になったのは『一番はじめに、「壊れて」しまったのは誰なのかな』ということでした。
人間はもろくて、ちょっとしたきっかけで壊れてしまう。
ひとつの壊れた歯車が回りだすと、正常だった他の歯車にも壊れてしまうものが出てきて……みたいな、負の連鎖みたいなもの。
誰がその「一番はじめに壊れた歯車」だったのか。
ひとつのきっかけが、たくさんの歯車を壊してしまうこともあるんだ、みたいな、教訓めいた部分も感じたりして、いろいろと考えさせられる内容でした。



残酷な描写もあったり基本皆不幸な感じなので誰にでもオススメ出来る、万人受けする感じではないですが、見ごたえがすごかったのは確か。
興味がある15歳以上の方は、一度見てみることを、僕はオススメします。

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