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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

良い質問ですね!

アニメや特撮、バラエティ以外で最近特に楽しみにしている番組があります。
それが池上彰さんのニュース解説番組。

毎週レギュラーでやっている『そうだったのか! 池上彰の学べるニュース』はもちろん、選挙や終戦記念の時にもやっていた特番、他にもいろいろ池上さんが解説をする番組があちこちで放送されてますよね。
「社会で起きている出来事をわかりやすく報じる」ということに対してニーズがある…つまり『知りたいけど難しく報道されすぎてわからないから見ない』といった人が多い、ということだと思います。
それにまさにうってつけ、適任で引っ張りだこになってるのが池上彰さん、ということですね。


実際好きで見てますが、これが実に役に立つわけです。

個人的には政治の話とか大っ嫌いなんですよ、僕w
だってニュースで見てても難しくてわかんないしw
勝手なイメージですが、政治家の方ってすごく回りくどい言い方をされる方が多いじゃないですか。

「誠に遺憾である」とかもそうですし、「必ずしもそうであるとは限らない」とか。
例えるなら免許取るときの試験問題くらいややこしいw
少し前にあった比例代表選挙のときも、池上さんの選挙特番でとある政党の議員の方が『アジェンダ』という言葉を連呼しておられました。
僕は政治に明るいわけではないので当然知らず、「へ?マニュフェストじゃないの?なにアジェンダって???」と思いながら見てたんですが、そういうところの説明が一切ないんですね。
まぁ番組内で池上さんが突っ込んで聞いてくれたので意味はわかりましたが。

ちなみに『アジェンダ』ってのは、スケジュールとか行動計画、といった意味だそうです。
公約(マニュフェスト)とはまた違った意味合いの、党の掲げる理念をこの『アジェンダ』という言葉で表そうとしたんでしょうが…正直不親切だと思いました。

ともあれそういう「わかりにくい」「とっつきにくい」印象のものを、池上さんが噛み砕いて話してくれることでわかりやすく解説してくれるわけで。
なによりその、わかりやすくしつつ聞いている人に興味を持たせる語りの技術も素晴らしいなー、と思う要因のひとつだったりします。

あの技術が欲しい、喋る職業の人間としてw



さて、そんな思いがあるので少し前にやっていた『教えてMr.ニュース池上彰のそうなんだニッポン』も当然見ましたよ。

番組内では円高とか世界の女性リーダーの話とかいろいろ取り上げてたんですが、今回この番組で一番おもしろかったのは『池上流本屋の歩き方』というコーナー。
その名の通り池上さんがどうやって本屋を巡っているのか、ということを紹介するコーナーなんですが…ホントにスゴイ人ですね。
読んでる本の量がハンパない。
新聞8誌に週刊誌9誌、さらに月刊誌、毎月発行される話題の小説だとか文芸書だとかいろいろ。
毎月毎日トンでもない量の書物を読んでいるそうです、しかも頭っから全部。
『時間がなくて本読めない!』なんて言い訳が、本当に言い訳にしか感じられなくなるショッキング出来事でしたw

実際その中で紹介された、今話題になっている本を池上さんが紹介してたんですが、中にもちょっと説明聞いただけで興味を惹かれるような本もいくつかありましたねー。
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』とか、『リストラなう!』とか。
知らないところでおもしろい本があるってのを知ることが出来ただけでも収穫でした。

気になる人はグーグル先生に聞いてくださいw

さらには過去、子供の頃池上少年が読んでいた本の数々を紹介。
『ドリトル先生物語』とか伝記の『シュバイツァー』とか、少年らしい、子供の頃に触れた記憶があるような本を紹介してたりして…たんですが、そっからだんだん紹介する本が増え、「あぁ、やっぱりこの人子供の頃から書物から知識を得るのが楽しかったタイプの人なんだな」という結論に行き着いてみたりw

三つ子の魂百まで、とはよく言ったもんですw




そしてそんなコーナーの一番最後で池上さんが、とても興味深く心に刺さることを言っておられました。

『絵がないものを見て自分の頭の中に絵を作ってみる
 それによって人生が大きく広がります
 是非そういう読書体験をして欲しい』
と。

まぁ…僕らはある意味、その『絵のないもの』に絵をつけて、さらに声までつけてわかりやすく皆さんに見ていただく仕事をしているので若干耳が痛い部分もあるんですがw
たしかにそういう「想像力」とか「イマジネーション」ってのは、子供の頃から知ってるとなにかと人生の中で役に立つ気がします。

そして「今後はipadとかで見るんですか?」という質問に対して。
電子書籍についても語ってました。

『(電子書籍は)自分の必要としている本は見つけることができますよ
 でも本屋に行くと、探している本以外に横に宝物がいっぱいあるんです』


こういうものの見方、考え方って…すごくいいですよね。
イヤな見方をしようと思えば、やれ散財だとかまた変なもん買ってきて!とか、いくらでもマイナスからも見られると思うんですけど、こういうところでもプラスに考えられる。
子供の頃から持ってる『知らないものを知る』楽しみを、未だに体感、体現してらっしゃるんだなーと思いました。



さすが…Mr.ニュースの名は伊達じゃない…!
生き様からタメになりやがるぜ!ヒャッハァー!!w

そこまですごい人とは言わないまでも、僕も誰かに大切ななにかを気付かせる「きっかけ」を与えてあげられる大人になりたいですね。





……と思ったけど駄目だ、うちのブログじゃおっぱいの素晴らしさくらいしか伝えられないやw
『すごい人』への道のりは遠そうですw
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