人生は徒然草2010-10-20 Wed 00:02
ふと思ったんですけどうちのブログって『徒然草』みたいですよね。
みなさんご存知のアレです。 「つれづれなるまゝに、日くらし、」で始まる、吉田兼好が書いた随筆作品。 まぁもちろん日本三大随筆、なんてすごいものに含められる『徒然草』と似てるのか、と言われれば「んなこたぁない(タモさん調)」としか言えませんが、冒頭に書いてある文言、そこだけ改めて見てみるとなんとなく共通点があるような気がします。 つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ 硯とPCの違いとか細かい違いはありますが『心に移り行くよしなし事を、そこはかとなく書きつくる』という作業形態。 まぁ書いてるこっちサイドは狙ってやってる部分もあるので『ものぐるおし』くなったりはあまりしませんが、時折「何書いてんだろ、自分」と思うことは多々ありますw そう考えると『徒然草』って、パソコンやネットが無かった時代のブログみたいな感覚なのかな、なんて思ったり思わなかったり。 時代の変化と共に一般の、文化人を目指すわけでも随筆家になりたいわけでもない人間にもブログという『発表』の場が与えられ、なにか賞を取ったり雑誌に掲載されたりしなくても、自分の思っていることを世間に伝えることが出来るようになったわけです。 いうなれば『世界69億総随筆家』になれるチャンスである、ということ。 もちろんこうやって、今ブログをしたためている僕も同様。 吉田兼好先生と同じフィールドにいる、といっても過言ではないのです(過言) まさか……一介の声優である僕もそんなハイレベルな次元にたどり着いていたのかと。 いやーびっくり。 いやまて……たどり着けてないな……同じフィールドに立っているならばそんな頻繁に『おっぱい』とか『ニーソ』とか出てこないだろう…… いくら「こころに移りゆくよしなし事」とはいえw そこまで極端なことが書いてあるのかはちゃんと読んでないので知りませんが、『徒然草』もずいぶんと多岐にわたって、吉田兼好が考えていること、思っていること、感じていること、兼好の逸話なんかがそれこそつれづれなるままに書きつくられているようで。 ちょろりと序盤だけ読んでも 『坊さんくらい、他人から見ると「あの様には成りたくない」と思われるものはない。』とか 『どんなことでも要領よくこなせる人だとしても、妄想したりエッチなことを考えない男の子は、穴が空いたクリスタルグラスからシャンパーニュがこぼれてしまうように、つまらないしドキドキしない。』とか いろんなことを、いろんな表現を用いながら、結果的に読んでる人が「あぁーw」と思えるような事柄をチョイスして書いてる気がします。 まぁ紹介した2個目の方は、たまたま見つけた現代語訳がイイ感じに訳しているのが大きい気がしますが、とてもキャッチィで読みやすいですよね。 人それぞれ『ブログの在り方』みたいなものって違うと思うんですよ。 僕らみたいな職業なら、宣伝に使う人もいるだろうし、普段仕事では見せられない部分をブログを通してファンに伝えたり。 普通に一般の人とかが世間に日記を公開してるだけ、みたいな感覚でも、どちらも『ブログ』だし、どちらにも意味があると思うのです。 うちのブログは『おもしろいことが書きたい』『個人ブログだし、宣伝は自分でしなくてもいいんじゃね?』といった思想のもと書いていたら、気がついたらこのようなスタイルになってましたw よく見てくれてる人に「ブログっつかエッセイかコラムだよね」とか言われてしまいますが、それもまた在り方。 これからも、徒然なるままに書いていきたいと思います。 あ……あれ?おかしいな…… 『すっげぇくだらないことの前フリを壮大にしてやれ』と思って文学作品のことから入ったのに、くだらないことを書くスペースがなくなったw 本末転倒w スポンサーサイト
考察
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