右も左もわからない2011-02-12 Sat 00:26
というわけで、なぜかバトンやると評判が良いので『左利きバトン』やってみましたw
世の中本当に右利きに有利に出来ています…まぁ右利きの方が数が多いんですから当たり前なんですけどw いろんなところに我々左利きからすると「あ、使いにくいな」なんてものが溢れています。 今はICカードがあるからいいですが、昔は自動改札機に切符を入れるのは至難の業でした…… だって、持ってる手と反対側にある差込口に、切符みたいな小さなモノを入れなきゃいけないんですよ?体をひねりながらw ジュースなどの自販機も曲者です。 思い出してください…?自販機のお金の投入口、どこについてますか? 自販機本体の……右側についてますよね? 商品を見やすい位置・つまり真正面に立つと、右手がちょうど投入口のあたりに来るように出来ています。 左利きは、一度選んだ後正面からどいて、左手で投入口にお金を入れにいかなければならないのですw でボタン押しに腕伸ばして…商品が左の端から出てきたりして。 もう…面倒!!w それにハサミ。 形状からして「どっちでも一緒なんじゃね?」なんて思う方もいらっしゃるでしょうが、それは違う。 ハサミは合わせの向きが重要なのです… 右手で使うときと左手で使うときでは圧力のかかる方向が違うため、刃と刃が上手く重ならないのです。 普通のハサミを左手で使うと、刃と刃が開いてしまっって紙が上手く切れません。 嘘だと思ったら左手でハサミを持って、紙を切ろうとしてみるといい…コツを掴まないと左手では上手く切れません。 左利き用のハサミ、なんてのも売ってますが、普通に売ってるものはまず右利き用なのでなかなか手に入りません。 左利きは紙を切るのもひと苦労なのです。 ボウリングなんかも実は左利きには地獄が待っている場合があります。 実際みんな、マイボールなんて持ってないじゃないですかw 当然ボウリング場にある貸しボール(っていうの?あれw)を借りることになるわけですが…… 球に入れる指・中指と薬指って…太さ違いますよね? 場内にある球はほぼ右利き用。 無理矢理使おうとするなら、本来薬指用に作られた穴に、中指を入れなければならないわけで……どうしても球の重量が重くなってしまうのです。 僕はまだ男だからいいですけど、女性なんかはすごくハンデになってしまうんじゃないでしょうか。 それに文字ね。 漢字とかひらがなとか、文字そのものです。 これも実は右利きの方が有利に出来ています。 『とめ』とか『はね』とか『はらい』とか…これらすべて「右手で書いたときに書きやすいように」出来ています。 文字というものを作った人間が左利きだったらこんなことにはならなかったのに…とかいうと大袈裟っぽいですが、右手で書けるようになってなかったらいろいろしんどかったような気もします。 反面良いこともありますけどね。 ご覧のとおりしなくてもいいところでしなくてもいい苦労をしなければならないので、「どうやったら左利きでも使いやすくなるか」を考えるようになります。 こうして『工夫する』ことを学べるのです…詭弁?w あとよく言われるのは脳の話ですよね。 「左脳は理屈、右脳は感覚」なんて言葉、聞いたことありませんか? 右脳は左半身、左脳は右半身を制御しているので、逆にいえば『右脳の活動を活発にしたいなら左半身を使えばいい』ということになるわけです。 そういう意味で昔は「いいわねぇ~淳くんは左利きで」とか周りの大人に言われてたような気がします。 まぁ医学的に証明されていることではないので眉唾ものな話ですが、「いいわねぇ」とか言われると悪い気はしないもんですw とまぁ利き手が違うというだけでこれだけいいこと悪いことがあるわけです。 とはいえもう左利きで32年間生きてきているわけで、今更「左利きヤダ!」とかなることもなくw これはこれで、良い人生を過ごすためのエッセンスだったんじゃないかと思います。 周りに左利きの人がいたら、やさしくしてあげようw
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