にがつじゅうよっか2011-02-15 Tue 00:39
2月13日は『ニ・イ・サン』の日。
その理論で行けば、遡って2月12日は『ニ・イ・ニ』の日。 「起きて…起きて?ねぇ……にぃに♪」 くはーーーーーーチキショーーーーーーーーーーーーー!! だが現実はそんなに甘くはない。 この厳しい『ゲンジツ』という名の世界には、2月になって突然かわいい妹が現れたりもしなければ14日になったらその妹がチョコレートくれたりすることは、ない。 永劫に。 世間は聖バレンタインデーだチョコレートだと大騒ぎしていただろうがこの『マジP!』でバレンタインにそんな話題を期待するヤツはチョコよりも甘い。 なめんなw というわけで今日はあえて、そんな甘ちゃんたちにこの『ゲンジツ』というやつの厳しさを教えてやろうと思う。 2月14日……今日は煮干の日だ。 全国煮干協会が1994年に制定した記念日。 思ったより歴史は浅めですね。 あえてこの日にしてくるあたり何かチョコレートに対するいろんな負の感情が乗っかってる気がしてしまいますがそんなことはなく。 「に=2、ぼ=1(棒)、し=4」の語呂合わせでこの日になったんだとか。 まぁ…うん、たしかに『に・ぼ・し』だったらこの日になっちゃうよね。 カタクチイワシで作るのが最も一般的だったりしますが、他にも、マイワシ、ウルメイワシ、キビナゴ、アジ、サバ、トビウオなんかでも作られたりします。 ちなみに日本でいちばん煮干を作ってるのは長崎県。 そのまま食べても美味しい煮干ではありますが、やはりイメージとしては出汁を取るのに使う方が沸きやすいと思います。 その出汁のとり方も、煮出し方と水出し方とがあるそうで。 煮出し方はそのまんま、水の中に煮干ぶち込んで加熱、10分ほどで美味しい出汁が出る方法。 一方水出し方はといえば、同じく水の中に煮干をぶち込むところまでは同じ、そこから約10時間程度放置。 ほどよく出汁が出た頃に煮干を取り出し、加熱して使うというちょっと手間のかかる方法。 手間がかかる分水出しの方が雑味が少なく良質の出汁が取れるんだそう。 にしても正直、すでにバレンタインデーが浸透していたであろうことは想像に難くない2月14日に、あえて煮干の日をぶつける勇気。 全国煮干協会の勇気はマジパねぇ…… きっと会議とかがあって 「会長!もっと煮干のPRをすべきだと思います!!」 「やはり…そう思うかね。では諸君、まず何をすべきだと思う?」 「あの…僭越ながら……『記念日』を制定する、というのはどうでしょう」 「なるほど、記念日か…それはいい」 「ありがとうございます!!」 「となるとその『記念日』をいつにするかじゃが…」 「まるで関係のない日にするわけにも行きませんね…どうしましょう?」 「発祥を調べても良いがそれでは時間がかかる…語呂合わせではどうじゃろう?」 「はい!すごくいいと思います!」 「では……『に・ぼ・し』ということは……2と4はいいとして…『ぼ』は棒…1になるか」 「そうですね!」 「では煮干の日は2月14日ということに」 「ちょっと待ってください!!」 「ど…どうしたんじゃ!?急に大声を出して」 「その日は…その日だけはマズいです!」 「なぜじゃ…?語呂合わせで行くならこの日以外は考えられんと思うが」 「よく思い出してください会長!この日は…すでにバレンタインデーに制定されています!!」 「ほう…バレンタインデ……なんじゃと?」 「あと一文字くらい覚えてください!バレンタインデーです!!世間では女性から男性にチョコレートを送り、愛の告白をするという行事があるんです!」 「なるほど…それがバレンタインデーか…わしが子供の頃にはそんなものはなかったな…そもそもチョコレートなどという高級なものは」 「会長、長くなりますかその話は」 「いや、構わん、続けなさい」 「ともかく!同じ『食品』ジャンルのバレンタインデーがある日に制定するのは、どうかと…」 「フォッフォッフォ、案ずることはない……考えてみたまえ」 「なにを…ですか?」 「チョコレートも煮干も、たしかに同じ、口にする『食品』じゃ。だが…」 「だが……?」 「煮干とチョコレートは、かぶらない」 「…あっ……!?」 「では…2月14日ということに……」 とかいう会長の鶴の一声でこの日に決まったに違いありませんw 会長パねぇw というわけでみなさんも煮干について詳しくなったことと思います。 是非週末にでもご家族に、大事な人に、水出し方で煮干から出汁をとりましょうw スポンサーサイト
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