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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

奇跡の食物

我々が生きるために口にする『食べ物』。

人間というのは実に貪欲で、元々のかたちから加工をし、煮たり焼いたり練ったりいろんな工程を経てその食品をより美味しく食べられるように創意工夫を怠りません。
まさに飽くなき探究心…なんというグリード。
三大欲求とはよく言ったものです。


そんな食品、食べ方もそれぞれモノによって全然違いますよね?
りんごとかだったらちょっと洗ってそのまんままるかじりでも行けますが、そうもいかない食べ物もたくさんあります。
お米とか一番はじめに食べた人とかもうマジ大尊敬です。
今の時代ではなくはるか昔…まだ『米』が食品ではなかった頃。
もし僕がその時代に生きていたとして、稲がそこら辺に生えてても絶対食おうと思わないじゃないですか。
仮に思ったとしても絶対『炊く』なんて発想は出てこないと思うんだ、うんw
まさに歴史リスペクト。

そこでいろいろ考えたわけですよ、何が一番理解出来なくてすげーかなー、って。
現代にいろいろある料理・食品で、派生とか考えたらきりがないですけど『ありふれた、誰でも食べたことのある食品』の中で、「…どうやって『食べよう』なんて気になったんだろう』と思ったもの。
それが……パンです。

パンってすごくね?

だってパンにするためにはまず小麦を挽いて粉にして、水やらなんやら足して練って型に入れて焼いて完成するわけで。
この工程…むちゃくちゃだと思いません?w
お米なら脱穀だとかなんだとかすっ飛ばしてもとりあえず『炊く』ことで「もっと美味くなるかも」という発見が出来ると思うのですよ。
例えば稲が生えててちょうど温泉地かなんかで、たまたま湧いた湯の中に落ちた稲が上手いこと炊かれた風になって…それを見た落ちてるものを何でも食べちゃうはしたなき猛者(w が食って、

「やべぇ…これ村のみんなに教えてやろう!!」
みたいな。
ホントのところは知りませんが、少なくとも水の中に落ちるとか、煮るとかしてみた結果に辿りつけるとは思うわけです、炊いたお米に。

ところがパンはそうはいかない。

稲…米と同じような考え方で「パン・はじめてものがたり」を想像していきます。

まずそこら辺に小麦が生えてるじゃないですか。
工程をふまえるとまず挽かねばならないので…じゃあ踏み潰しましょう。
たまたま踏みつぶした小麦を拾い集める理由がまずありませんw

これだと話が進まないので、もともと小麦は食べるものだったとして、すりつぶす方向で話を進めます。

まぁすりつぶす方法が確立してるならきっとそれに水なりなんなり足して捏ねる、という作業はあったであろうと思うのでここは飛ばしますw
その捏ねた小麦のかたまりを焼く、というのも納得出来る工程です。
じゃあパン出来るじゃん?と思ってる貴方、ソレは甘い。
パンを作る上で重要なポイントを忘れていませんか……?

そう、イースト菌です。

イースト菌ですよ?
詳しくわかりませんけどだって菌でしょ?
そんなもんどうして小麦を捏ねたかたまりに混ぜようと思ったんですかw
例えばイースト菌がそのまま食べると美味しいものだったなら、「あ、足したら美味いかも♪」とか思っても不思議はないと思うんですよ。
でも菌ですよ菌?
そのままイースト菌食ったことないんでそのものの味は知りませんが、きっとそのまま食って美味いものではないと思うんですよ。
だとしたら…混ぜます?これから食べようと思ってる小麦のかたまりにw
僕だったら混ぜません、絶対にw

でさらにわからないのが生地を寝かせるという工程。
寝かせるって工程はまぁ…なんとなく理解できるんですよ。
作業してて誰かに呼ばれて用事終わらせて帰ってきたら、期せずして寝かせてるわけでしょ?
百歩譲って菌を練り込むことに成功したとしてもそこからさらに寝かせないと生地は膨らまないわけじゃないですか。
一番はじめに入れたときに「よし、じゃあついでに寝かせてみようか」とはならないでしょ、菌入れてw
まず入れてみて焼いて、美味くならなかったらもう一回試そうとは思わないと思うんですよね~。
マジ不思議。


たまたま人と話しててふと思った疑問だったんですが、普段美味しく食しているパンがこんなにもいくつもの工程を超えて誕生していたと考えたら、なんだかいつもより美味しく感じる気がしません?w

しません…か……そうですかw

イースト菌入れてパンは膨らむけど、僕らはパンの話題で話が膨らむということですw



お後がよろしいようで。

よろしくない…ですか……そうですかw
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