スペース・スケール2011-04-23 Sat 00:33
宇宙空間では僕らの知りえない、想像し得ないことが起きているようです。
ネット見てたら出てきた情報なんですが、今月のはじめに宇宙にある国際宇宙ステーションが超危険な状態にさらされたとかなんとか。 国際宇宙ステーションってのは…アレです、よく映画とかで見るようなヤツw アメリカをはじめいろんな国が協力して、地球や宇宙のことを観察・研究出来る宇宙の施設を作ろう、的なこと。 1999年から軌道上で組立が始まって、一応2011年秋に完成予定だそうで。 実際どのくらいのペースで進んでるんでしょうね……予定通りに進んでいたら秋頃にはまた大きなニュースになってるんでしょうか。 人類史上最も高額なプロジェクトなんだそうですからきっとその始まりはニュースになるんでしょうね。 さてそんな国際宇宙ステーションを今月頭に襲った危機……それが『宇宙ゴミ』。 聞いたことないですよね宇宙ゴミなんてw どういうものか詳細は詳しく出てないのでわかりませんが、衛星の破壊実験で出てきたゴミがこの現在建設中の国際中ステーションのすぐ近くを通過したんだとか。 これによって大騒ぎ。 「ゴミが来る」という情報を受けて、ステーションにいた乗組員は脱出用の宇宙船に避難しなければならないほどの事態だったみたいで、これだけでも事の大きさがなんとなく伺えます。 …が…こっからが地表で生きてきた僕らの価値観ではわからないおもしろい(?)とこです。 なんとステーションの近くを通り過ぎるというその『宇宙ゴミ』の大きさが……なんと約15cmw その通り過ぎる予定の『近く』っていうのも約6km離れた場所だというんですよ。 どうです…?6km離れたところを、15cmのゴミが通過するんですよ……?すごくないですか?w 地表での価値観そのままで行くと大袈裟すぎる気もしますが、空気もない地表とはまるで違う環境の宇宙空間ではそんな小さなモノでも命の危機に直結するというわけです。 本当に『何事もなくてよかった』と思うと同時に、宇宙の怖さをこの一件だけでも痛感するような出来事じゃあありませんか…… で話はこれだけじゃ終わらないわけですよ。 むしろこっから。 この『宇宙ステーションのすぐ近くを物体が通り過ぎる』という現象と似たことが、もう少し先に地球にも起こるというのです。 今からでいうと…約半年後。 2011年11月8日に、地球のすぐ近くを巨大な小惑星が通過するらしいのです。 もちろんこっちでも上記のような、地球レベルでは笑っちゃうような距離感で起こるわけですがw まず通過する小惑星。 『小惑星2005 YU55』って名前がついてるモノらしいんですが、コレが直径約400mもあるシロモノ。 さっきのゴミの大きさと比べたら天と地です。 それを……地球のすぐ近く……なんと約30万kmの距離を通過するのです!! まず……地表レベルの感覚でツッコミますね……? 遠っ!!w 30万kmが想像出来ないそこの貴方に、どのくらいの距離なのかをお伝えしましょう。 地表からお月さままでの距離が、だいたい36万km。 それより6万kmほど近い距離です。 ちなみに光でいうと、ちょうど1秒くらいかけて進む距離が30万kmです。 なんとなく想像できたでしょうか…? 地球の赤道付近の円周がだいたい4万kmですから、途方も無い距離感だということはお分かりいただけるんじゃないでしょうか。 そのくらい離れたところを、400mのモノが通過するというだけで「…地球ヤベェ!!」となる規模だということです。 宇宙ヤベェ。パネェ。 実際この小惑星、6年くらい前に発見されたそうなんですが、ゆっくりと回転しながら進むその軌道が地球の30万kmあたりを通過する、とわかって『潜在的驚異』となる天体だと分類されたそうです。 もちろん通過するだけでぶつかるわけじゃないみたいなんですが、宇宙ステーションの危機の件を考えると馬鹿には出来ない問題である、ということですね。 実際半年くらい経ったときにどのようにニュースで取り上げられるかはわかりませんが、地球から36万km離れたところにある、直径約3000kmの月が肉眼で見えるんですから……もしかしたら一大天文イベントになってるかもしれませんよ? さりとてやはり危険・驚異もあることなので、ドキドキ半分、ワクワク半分くらいで半年後まで様子を見てみたいと思います。 宇宙ヤベェ!パネェ!! スポンサーサイト
星宙
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