あたしのために争わないで2011-08-06 Sat 00:52
日常を生きていて大なり小なりある、『選ぶ』ということ。
人といて何食べるかを決めるのも『選ぶ』だし、どういうルートで乗り継ぎをして出先に向かうかも『選ぶ』。 呑みたい時にメンツを考えるのだって『選ぶ』なわけです。 特に意思のあるもの…人間を選ぶときは何気ないようで細心の注意が必要。 選ばれたことで一喜一憂、選ばれて喜ぶ人もいれば選ばれなくて悲しむ人も出てくる。 飲み会もそうですが、たとえば遊園地に多人数で遊びに行ってアトラクションに乗るとして。 二人席×いくつ、みたいになってるものの場合、一体誰と乗るのかってのも小さいようでかなり重要な『選ぶ』だと思うのです。 そんな『選ぶ』を企画に、番組にしたのが『アメトーーク!』の『芸人ドラフト会議』!! これガチでおもしろい企画ですよね…… 芸人が選ぶ、『自分をMCに据えた時の、同じ番組をつくるメンバー』。 「日曜10時の番組」とか、「女性を一人入れる」とか、いろいろ制限はあるんですが基本的には『自分好みの番組作り』をしていくわけで。 どういう番組にしたいのかってのもありますけど、なにより見応えがあるのがやっぱり「今勢いのある芸人が選ぶ」ってとこですよね。 若手芸人からしたら『俺を…選んでくれ!!』って思うでしょう。 いや、若手じゃなくても思ってる可能性あるなw さらにただ自分がMCの番組を考えるだけじゃなく、そこにドラフトの要素が入ってくるのがより面白い。 選んだ一位指名が誰かと被ったらその人の取り合い……あ、なんか「求められてる感」があってちょっとされてみたいw 実際番組内でも1位指名で有吉さんと千原ジュニアさんがフットボールアワーの後藤さんを取り合い、抽選の結果有吉さんが獲得、というシーンが。 その時の後藤さんの喜びようといったらw 架空の番組を決めてるだけでもこれだけなんですから、実際こんなことになったら……ぅほ、こいつぁすげぇw 1位から順々に指名していくため、次に指名しようとしていた人が先んじて誰かに取られてしまう、なんて展開もあったりして。 そうなると思い通りの番組にはならなくなってしまい、一からまた考えなおすのが必要になったり……知的なゲームみたいな要素もあって、見てるだけでも見応えがありますね。 指名・獲得してすぐ、その人をどの席に座らせるかとその理由まで説明していくのもまたおもしろい。 選ばれたその人がどういうことに強くて、同業者にどう評価されてるかがわかるのってなにげにおもしろいですよねw 中には突然蛭子さんが出てきて、『こいつ以上のクズはいない』とほめ言葉だか貶し言葉だかわからないことを言われたりするのもまたおもしろかったりw なによりいち視聴者として見てるとわからない、「え、その人選ぶの?」みたいな人が入ってくるんですよねー。 意外だけど仲間からはそんな評価されてるのか…とか、ちょっとだけ裏側が見えるような感覚もおもしろさのひとつのような気がします。 でもこれ、芸人さんたちだけじゃなくて僕らの世界でもやってみたい気がしますよね? ラジオ…だと人数そんな入れられないからアレですけど、例えば 『自分が主役のアニメを作るとして、他のキャストをどうするか』とかw 深夜にするか夕方にするか、ターゲットは男性なのか女性なのか、子供向けにするか大きなお友達向けにするかw そういうのを自分の中で組み立てつつ、じゃあヒロインは誰なのか、友達役は?ライバルは?とか考えてくとおもしろい気がします。 僕らだと『自分を中心とした』って遊び方になるでしょうけど、見てる皆さんだったら『自分がプロデューサーだったら』と考えて、番組一本組み立ててみるってのもおもしろいかもしれませんね。 …あれ、でもこれって前にめだかボックスでやった『勝手にキャスティング会議』に近いものがあるな……先見の明あり?w スポンサーサイト
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