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間島淳司の日常をプロデュース!!

最大の天文ショー

今世紀最大の…というか僕らが生きているうちに見られる最大の天文ショーといえば、何になるでしょう?


人によって価値観も違うのでなんともいえませんが、おそらくそれは『ベテルギウスの超新星爆発』になると思います。

ベテルギウス。
冬の星座・オリオン座の右肩に位置する星。
オリオン座っつったら誰でも知ってますよね?
砂時計のようなかたちをした超有名な星座。
そのオリオンの一部が、今なくなろうとしているのです……

まぁ『今』っつってもいつになるのかわかんないんですけどw
研究者曰く、ベテルギウスは星の寿命の『99.9%が終わっている』んだそうで、ホントにいつ爆発してもおかしくない状態だとか。
まぁ99.9%終わってるっつっても、ベテルギウスさんの年齢は1.0 × 10の7乗歳。
もう…いくつなのかもわかんないくらい前から生きてる星なんで、ホントにいつになるのか予測もつきませんがw



ベテルギウスも太陽と同じく自分で輝く恒星なわけですが、そんな恒星の死が間近になると、色は赤くなり、大きくなっていきます。
赤色巨星、と言われる状態ですね。
赤くておっきくなった星はおじいちゃんなんだと思ってくださいw
ベテルギウスはこれを飛び越えた『赤色超巨星』という状態で、さらに大きくなったり縮んだりと大きさが変化してもいます。
それほど最期が近い、ということです。

大きなおじいちゃん星が死ぬときはどういうことが起こるのか…それが超新星爆発。
先ほど書いたように大きく赤くなり、さらには収縮したり不安定になっていき、最期には耐えられなくなって爆発。
星としての一生が終わるわけです。


実際過去…人類の歴史、というレベルでの過去にも超新星爆発が起こったことが確認されてはいますが、肉眼で確認されたのは有史以来たったの7回。
生きてる間に星の最期を見届けられるというのはとんでもないこと。
しかも過去超新星爆発を起こした星々に比べ、ベテルギウスはとても近い位置にある星。
一番近いのでおうし座のかに星雲で6500光年だったんですが、ベテルギウスはなんとたったの640光年!!
ほら近そうでしょ!?w
実際には、よくある説明ですが1秒間で地球を7周半出来る光が、640年かけてやっと到達出来る距離、ってことになるので、どのくらい離れてるのかなんとなく想像……出来ませんよねw
天文世界では比較的近い位置だけど、実際はめっちゃ遠いってことですw

実際もしそんなベテルギウスが爆発すると、赤かった星の光は爆発のせいで白に変化。
爆発直後から数時間かけてその光はどんどん肥大化し、最終的には月と変わらない明るさになり、その状態が最大3ヶ月ほど続くんだそうで。
どんな興味ない人でもわかるくらいのすごい状態になるってことですね。



ざっくり説明しましたが、なんとなくどんだけすごいことなのかはわかっていただけたんじゃないでしょうか。
冷静に考えてみりゃ「星一個なくなったんであの星座なくなりましたサーセンw」なんて話今まで聞いたこと無いので、星座を構成する星が消えてなくなるっつーのは途方もなくすごいことだと思います。
そう、ベテルギウスがなくなるってことはオリオン座のかたちが変わっちゃうってことですからね。

一説には『2012年にベテルギウスは爆発する』なんて話もあるそうですが、どこから出た情報なのかわかんないので眉唾ではありますがw
もし信ぴょう性のある話だとすれば…もう来年にはオリオン座終了のお知らせなわけで。
あの綺麗な星の並びをあと1年しか見ることが出来ないんだとしたら…「もっと見ておけばよかった」なんてことにならないように。

これからは、ちゃんと目に焼き付けていきたいな、と思います。

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