極大と極小2012-01-11 Wed 00:20
極大だと『きょくだい』なのに、極小だと『ごくしょう』って読むんですね。
知ってましたが並べて書くとなんとなく不思議な感じが…ってそんな日本語の不思議の話ではなくw 本日はたまには真面目な話でもしようかと、とびきりサイエンスな話。 しかも宇宙ねw 世界各国で宇宙観測は続いていますが、今も様々なものが発見されています。 さすが、96%が未知の物体で出来ている宇宙…知らないことが多すぎるw そんな中つい先日、ブラックホールが観測されました…過去最大級のものと、最小級のものが。 まずは最小の方から行きましょうかね。 オランダにあるアムステルダム大などの研究チームが衛星を使って、とても小さなブラックホールを発見しました。 とても小さな、といっても、質量でいうと太陽の3倍弱はあるんですけどw なんでもこの3倍弱という数値が、理論上の下限に近い質量なんだとか。 ブラックホールの誕生方法からいくと、太陽の30倍以上の大きさがないとブラックホールにはなれないそうなので『30倍→超新星爆発→収縮→3倍弱』みたいなことなんでしょうか。 まったくの想像なので過程はわかりませんけどw ちなみのこの最小ブラックホール・さそり座方向に見つかったそうですけど、『X線天文衛星』なんてのを使って発見したくらいですから肉眼じゃ見えないんでしょうねw 次に最大の方。 こちらはアメリカ・カリフォルニア大などの研究チームが発見。 ハワイにあるでっかい望遠鏡を使ってかなりでっかいブラックホールを発見しました。 先ほど紹介した最小のものは、太陽の3倍弱ということでしたが…最大の方はなんと、太陽と比べるとその質量・97億倍w でけぇwでかすぎるだろ億とかw これが発見されたのがしし座銀河団の中の銀河の中心付近らしいんですが、さらにもう一個、かみのけ座銀河団の銀河の中心にもこれと同等・もしくはそれ以上の大きさのブラックホールを発見したんだそうで。 すごいですよね…もとの太陽だってそうとうデカイのに、それの97億倍ってどんなもんなんでしょ? ちなみにこれまでに見つかってた最大のものは、太陽と比べるとだいたい63億倍だったそうです。 34億倍もデカイのがこのほど見つかったわけで…一瞬『そんなデカイなら見つかるだろw』とか思いそうですが、宇宙の距離感・スケールはハンパないのでそういうわけにもいかないんでしょうねw 予想の範疇でしかないようですけど、見つかった超巨大ブラックホール、なんでこんなにでかくなったのかといえば『中心に巨大ブラックホールがある銀河同士が合体してできた可能性が高い』んだそうで。 なんだろう…スケールがデカすぎてどうなってんだかよくわかりませんがw 知らない銀河で『超・銀河合体!スーパーブラックホーーーーール!!』みたいなことが起きてたということまでは理解できましたw 是非上のセリフはCV:檜山修之さんで脳内再生していただきたいw さらにブラックホールといえば、前に『人間の手でブラックホールが作れるんじゃないか』みたいな記事も見たことがあります。 なんかこういう言い方をすると「あれ?過程でお手軽にブラックホール作れる時代が来るの?」みたいに思っちゃいますけど、そんなことはもちろんありませんw 『LHC』とかいう名前の特殊な機械がありまして、これですごくちっちゃいビッグバンの再現をしよう、という実験がありまして。 その過程でブラックホールが誕生するんじゃないか、というお話。 どうやらいろんな条件が揃うとコレでブラックホールを作ることも夢ではないらしいんですが、出来たとしてもすぐに蒸発して消えてしまうんだそうで。 ずーっと残られて全てのものを吸い込まれても困るんで、コレはコレで正しい在り方なのかもしれませんがw この記事見た時に 『コレをもとにして映画1本作れそうだな…』 とか思った覚えがありますw もちろんこういったことは僕等普通に星見を楽しむ者にはあまり関係ない話ですが、知ってるだけでも 「ああ、あっち側のどっかにあるんだ」 なんて思うことができます。 ただ空にある光の点を見上げるよりも、それを線でつないで星座を作った昔の人がいて。 そこに神話をなぞらえてストーリーを持たせた人もいて。 さらにそこから『肉眼ではわからないモノがあの方向に、たしかにあるんだ』という思いを馳せるのも、昔の人には出来なかった新しい星宙の楽しみ方なのかなー、なんて思います。 スポンサーサイト
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