ミステリー作家の憂鬱2012-10-02 Tue 00:06
台風17号。
週末にかけて襲来してましたけど皆さん大丈夫でした? 関東地方は9月30日の夜からがけっこう大変なことになってました。 ニュースなんかでは風に煽られて転倒、頭部を打って病院に運ばれた、なんて話も流れてましたが、皆さん大丈夫でしたでしょうか? 怪我などされた方いらっしゃらないといいんですが。 毎回そうなんですが、台風が来るとワクワクしちゃいます。 不謹慎だとは思うんですけど…子供の頃からの記憶の名残ですかね? きっと台風の被害に遭ったり、一番ひどい時に外に出たことさえ無いから、こんな悠長なこといってられるんでしょうけど。 さてそんな台風の日。 僕が何をしていたかといえば…舞台を観に行っておりました。 我らが山口清裕くん出演の舞台。 『ミステリー作家の憂鬱~元名探偵最後の告白~』。 タイトルの通りミステリー作家が心に抱える憂鬱なことを描いた作品。 話の主軸はもちろんミステリー作家ではあるんですが、出番でいうとそう多いわけではなく。 娘や作家さんのファンである人達が、その作家さんの心情を推理していくという、舞台の最中でミステリーであったり推理であったりといった、様々なジャンルが入ってくる感じ。 娘が婚約者を連れてくること、娘のために頑張って来たけど婚約者が現れたことで自分の役目は終わったんじゃないかという葛藤、作品が自分の手を離れて一人歩きし出していること、終わらせたいけどおわらせられない歯がゆさ…。 作家として、父親として。 ホントに様々な苦悩の中で揺れていることを、ストレートに表現するのではなく『ミステリー作家』らしい切り口で描いた秀逸な作品だったと思います。 さてそんな中キヨはというと、ミステリー作家の娘さんの婚約者の役。 そしてもう一役…作中でところどころに入ってくる、ミステリー作家が書いた小説の人気キャラクター・岸原秀次郎という探偵の役も演じてました。 その小説がドラマ化されてて、キヨがやってる婚約者が元俳優で、娘さんとの出会いのきっかけがその役をやった事だった、ということがあっての二役だったんですけどね。 だから二役というよりは…やってるキャラが作中でお芝居をする、といった方が正確なんでしょうか。 その探偵のライバル役は作家先生を演じてらっしゃった清川元夢さんが演じていて、それがまた現実の役である父と娘の婚約者という立場に重なって見えたりして…すごく面白い表現方法だなーと。 お話もすごくしっかりしてて見応えがあってよかったんですが、欲をいえば…もうちょっと長くても良かったなーと。 普段見る舞台が大体90分くらいのモノが多いのでそのイメージのせいなんでしょうけど、この作品上演時間が70分弱くらいで。 話もきちんと終わってるしすごい楽しめたんですけど『いつもより短い』みたいな感覚が物足りない感じにさせてるのかなー、なんて思いました。 …せっかくなのでキヨの話もしときましょうかw 今回キヨにしては珍しく、笑いを取ることがないしっかりした芝居作りをしてまして。 …作品がコメディじゃないから笑いがないのは当たり前なんですけどw 最近彼が出たり求められたりするものがコメディ要素が多いので、コレはコレで新鮮な感覚。 「なんだ、キヨさんカッコイイ役もちゃんと出来るんじゃん」と観に来た人に思ってもらえたんじゃないでしょうか。 前々からキヨに『キミはイケメン芝居という振り幅を覚えなさい』とか言ってたんですが、期せずしてそういう見られたのでよかったと思います。 キヨのもともと持ってる人柄も相まって、嫌味にならない、誠実で真っ直ぐな人柄が出てたし、探偵はカッコよく、婚約者は人の良さみたいなものがきちんと演じ分けられてもいたし、素直に『ああ、いい役者だな』と思いました。 もう…ちゃんとお芝居出来るんだからもっと真面目な役もやればいいのに…w 普段なかなか出来ないベテラン役者さんとのお芝居も経験出来たし、キヨ的にもなにか大きな収穫があったんじゃないかな、と勝手に想像しております。 こちらとしてもなかなか見られないベテランさんのお芝居を見ることも出来たので、誘ってもらって観に行ってよかったな~と。 なんだかいいことだらけな一日でしたw スポンサーサイト
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