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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

36から37へ

毎年この時期は特撮過渡期……ディケイド以降ライダーの放送帯が変わったので今はスーパー戦隊シリーズだけですが、それでもやはり出会いと別れの季節であることに変わりはありません。


まずスーパー戦隊36番目、特命戦隊ゴーバスターズ。

デザイン、戦い方、ストーリー展開、どれをとってもどこか玄人好みというかリアル志向というか…大人の世界観が漂っていたゴーバスターズ。
彼らには戦う明確な理由がありました。
『戦隊だから』戦うのではなく、背負った過去があるから、二度と哀しみを繰り返さないためにも戦う…
戦っている中にもどこかその『13年前の悲劇』が透けて見えるようで、それがまた彼らの決意に映って……
そんな彼らの戦いの集大成が、もちろん最終回。

今回の敵はヴァグラス…コンピューターでいうプログラムのような存在で、その設定を生かした『バックアップ』というキーワードも見事。
そしてその、最大の敵のバックアップがレッドの中にあるという驚愕の事実。
バックアップがある限り敵は何度でも蘇る…しかもデータを集めてより強くなった状態で。
倒すためには敵を倒すと同時にレッドの中のバックアップも破壊せねばならない…でもそのためには……

と、近年稀に見る緊迫したストーリーだったように感じます。

敵が完全な存在を目指したり主人公たちにあえてウィークポイントを設定したりすることで『人間の素晴らしさ』『不完全であることの美しさ』みたいなものも伝えてくれたゴーバスターズは、哀しみも苦しみも全部受け止めでっかくなって、1年かけてホンモノのヒーローになったと思います。



そして新しく始まった37番目の新戦隊『獣電戦隊キョウリュウジャー』。

さっそく第一話を観ましたが…またゴーバスターズとはクッキリハッキリ違ったアップテンポな戦隊でw
レッドがいわゆるレッドのイメージ通りというか…人の話を聞かない真っ直ぐタイプって、ひょっとしたらゴーオンジャー以来なんじゃないでしょうか?
キョウリュウジャーは『それぞれが獣電竜に勝利し認められることでその力を手に入れられる』という設定。
感覚でいうと…『仮面ライダー龍騎』のミラーモンスターと契約するのに近い感じですかね?
第一話が始まった段階ではレッドのみまだ目覚めておらず、そのレッドが彼の獣電竜・ガブティラに認められるところを描きつつ、敵味方合わせた各キャラの紹介をしていくような展開なんですが、重い空気がなくて非常にテンポが良くて見やすい。
レッドの性格と作中内にちょくちょく出てくる『サンバ』を取り入れてることがその要因だと思うんですが、子どもにはこういった作風はすごくウケるんじゃないかと思います。

そしてそのサンバ…変身にも取り入れられてましてw
変身アイテムはガブリボルバー…銃なんですが、その変身プロセスの中にサンバのステップが組み込まれていてw
これは…全シリーズで一番難しい変身ポーズになるかもしれませんね…少なくとも僕は出来る気がしないw
そして今作は変身後、それぞれが名乗るときに口上がつくんですよね。
ゴーバスターズの場合はレッドなら『レッドバスター!』と名前を言うだけだったんですが、今作は『牙の勇者・キョウリュウレッド!』といった具合に、全員が『◯◯の勇者!』という名乗りが付くのです。
たぶんこの名乗りのパターンはゴセイジャー以来なんじゃないかと思いますが、コレもテンション上がるんですよね〜。
変身のとこだけ見ててもテンション上がりっぱなしになりそうでとても良いことですw


我々みたいな戦隊ファンからすると、『声優陣』も戦隊の見どころの一つだったりするわけですが……敵幹部も豪華なんですがなんといっても今回はナレーションの千葉繁さんでしょうw
皆さんご存知『北斗の拳』のナレーション。
アレに近い感じというか…千葉さんにしか出来ない抑揚の付け方でナレーションをやってらっしゃいまして……聞いててすげーテンション上がるのw
冒頭とかで言ってる「出ター!!」ってセリフなんてもう…声ひっくり返ってんじゃないかってくらいの上がりっぷりw
これは…もう…声優界の宝w
ちなみに玩具からも千葉さんの声が流れるのでこれもテンション上がっちゃいますよね〜。
ああでも…戦隊の玩具は買わないんだ…置き場所なくなるからw


とにもかくにも一つの別れの後に一つの出逢い。
新戦隊・獣電戦隊キョウリュウジャーも楽しく見られそうなので、第二話以降も期待大!!です!!!

ガブリンチョ!!

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