これな〜んだ?2013-05-27 Mon 00:12
お題が出て、そのお題に答える形で笑いを取っていく…大喜利っていいですよね。
古くは寄席での演目の最後に余興として、演者が複数人出てきてお客さんからお題をもらって芸を競い合うものだったんだとか。 もっと遡ると…ルーツは歌舞伎。 その日の芝居の最後の演目のことを『大切』といい、『切』という字が縁起が悪いので『喜利』という字があてられたそうです。 切は『ピンからキリまで』のキリで「最後」って意味。 とまぁそんなルーツを持つ大喜利を扱った大会『IPPONグランプリ』が昨日やってました。 実は…お笑いの大会の中でIPPONグランプリってかなり好きな部類に入るんですよねー♪ 大きなショーレースもたくさんあるし漫才もコントも好きなんだけど、『大喜利』という限定ジャンルに特化した中で競い合うこのスタイルがなんともいえず僕は好きでして。 昨今のテレビで行われる大喜利は、上記のルーツ的なものとは少しズレてまして、「これな〜んだ?」に対してひねりの効いた、思いつかないけど面白い答えを答えていくというものですが、この『ひねりの効いた』ってとこが好きなんですよね…ほら、僕ひねくれ者だからw しかもただひねるだけじゃなく笑いのプロが、よってたかって笑わせにかかるという…とんでもないご褒美タイムw あまりに楽しみすぎて今大会はオンエアしてる時間に正座して見てやったよ!!w 今大会も注目はやはりバカリズムさんと有吉さん。 この二人、切り口やスタイルは違いますけどやろうとしてることは同じというか。 『今の空気を壊して自分の空気を作る』タイプ。 お題に対する答えのことだけではなくて、その先を見据えた戦い方が出来るタイプというか…まさに『大喜利バトル』という空気を作ってるのはこの二人かと。 始まる前の二人の空気も好きなんですけどねw そこに対抗するかたちで存在しているのが、ホリケンさんとロバート秋山さんだと思います。 上の二人と違いこの二人は感性タイプ。 そのキャラクターから飛び出す感性は、『彼らだから許される』とびっきりの飛び道具。 さらに多少のことは吹き飛ばせるパワーも兼ね備えているので、一度勢いに乗ると手がつけられない印象。 事実二人共過去の大会で一度優勝してますしね。 タイプ的にいうとずんの飯尾さんも感性タイプなんですが、パワー系ではなくシュール系でじわじわ人の心に入り込んでいくタイプですよねw 個人的には飯尾さん大好きなんですけどw 個人的な注目選手はこのあたりとして、後は千原ジュニアさん、おぎやはぎ小木さん、バナナマン日村さん、初出場の大悟さんと阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子さんといった顔ぶれ。 ジュニアさんと小木さんは優勝経験者だし日村さんはパワータイプ、大悟さんと阿佐ヶ谷姉妹渡辺さんは初出場で未知数と、なかなかに見応えのある出場者揃いといったところでしょうか。 で、いざ見てみて思ったのは……有力選手とって不利なお題が多い気がしました。 Bブロック最後の『4文字で叫んでください』なんてまさにパワー・感性系に有利なお題だし、バカリズムさんは手数は出すものの出来上がってしまった空気を打破できずにいた印象でしたし。 チャンピオンならそこで打ち破って勝て、とも思いますけど、やはり芸人さんにもタイプがあって、向き不向きってあると思うんですよねー。 スタッフ側としては挑戦者に有利に働くように狙ってる部分もある気がしますが、まぁルールに則ってないわけでもないので問題ないっちゃ問題ないんですけどw バカリズム、有吉ファンとしてはもう少し彼らの切れ味が活かせるお題も入れて欲しいなー、なんて我侭も思いましたw ということで大会としては終始勢いが切れること無く走り続けた感のあるホリケンさんが二度目の優勝。 決勝の『秋山・堀内』というカードを見た時正直「…大丈夫か!?」とも思いましたがw そこはプロ、やっぱり面白いものを安定して出してきたなーと。 にしてもホリケンさんはすごい…つかずるいw 意味分かんないけど…悔しいけど笑っちゃう!!w 大喜利は好きなんだけど見る側でいたい僕には『IPPONグランプリ』はとんでもないご馳走ですw あとバカリズムさん、有吉さん、飯尾さんあたりが大好きなのでこのへんもご褒美w あー楽しかったw スポンサーサイト
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