智慧の炎2013-06-22 Sat 00:34
今年入ってから運気悪いじゃないですか、僕。
まぁこの『運気悪い』って言い方も好きじゃないんですけど。 まるで他所からの力でなにかが起きているかのようで。 でも…舞台初日に肩やって、本番終わったら歯ァ痛くなって、初めて食べたもので食物アレルギー出て人生初救急車が1ヶ月以内にまとめてやってきたら…運気のせいにもしたくなるってもんでしょ?w なんてなことがありまして、周りの方にも大層心配をおかけした結果…オススメされて神頼みをしに行くことになりましたw といっても単純に神頼み目的というわけでもなく。 皆さん『護摩焚き』って知ってます? 仏教…密教での修法の一種で、五大明王の中心である不動明王を祀っている宗派の寺院でよく行われるものなんですが、聖なる火を起こし、その火に供物を投げ入れて神の恩恵を授かろう、といったようなもの。 不動明王はとかく『火』に関するものが多くてですね、まず人間界の煩悩や穢れが天界に及ぶことが無いよう焼きつくす『火生三昧』という火の世界に住んでいます。 背中には迦楼羅炎、その身にも猛烈な炎をあらわし、その炎によって人間の煩悩を焼きつくすという…炎の使い道がだいたい煩悩だのわるいものを焼きつくすというもので、弱く汚れやすい人間を力強く導く力の化身、といった存在ですね。 とまぁそんな炎の化身のような不動明王との距離を近く感じる修法であったり、恩恵を授かるために使われるのが護摩焚き。 これを行なって僕に最近降り掛かってる(っぽい)災厄を焼き尽くしてもらおうではないかということですね。 ご存知かとは思いますが、僕って神様とかの神話・逸話は好きなんですけどあんま信心深くは無い方なんですよねw でもやることによって気持ちが楽になるとか、『運気のせいにしたくなる』という悪しき心を『護摩焚きやったから大丈夫』と炎で焼き尽くしてもらえるなら、それだけでもやる価値はあるだろう、と。 それに…この護摩焚きがすごくハデでかっこ良いという話を聞きまして。 興味本位レベルですがこれは一度見てみたいな、という思いもありまして護摩焚きを決意しだ次第。 行ったのは真言宗智山派の寺である成田山新勝寺…の東京別院・深川不動尊。 門前仲町駅を降りてちょっと行ったとこにあります。 ホントは成田山の方に行きたかったんですが…距離的な問題で断念しましたw 現地に着き手続きを済ませ、いざ護摩焚き。 静謐なお堂に集い、沢山のお坊さんが出てきて始まるんですが、知人が『ハデ』とか『カッコイイ』といった意味がすぐにわかりました。 だって…パッと見て目に付くとこにデカい和太鼓が4個とか置いてあるんだもんw それだけでなくお鈴や錫杖なんかも鳴り響き、さらに複数のお坊さんの読経で音圧も凄まじく、さらにすぐ近くで上がる護摩の炎。 音が体を包み込み、炎に魅せられる感覚というか…心が一度空っぽになってから満たされていくような感覚に襲われました。 これは…すごい(ごくり)。 あまり信心深くない僕でも『ご利益ありそう!』とかつい思ってしまうくらいの迫力とパワーでした。 護摩焚きついでに久々に仏教・密教系のものを調べたんですが、やっぱこの世界は面白いですねー、人々の思いと願いが詰まってる。 きっと神様をこの目で見ることは人生長く生きててもないんでしょうけど、これだけハッキリと在る存在がないとは思えないというか…「ホントにいるんじゃね?」なんて気になりますよね。 信心云々はさておいても、その存在を身近に感じるだけでも楽しいかもしれませんね☆ ちなみに僕の中で密教系の知識のルーツは『天空戦記シュラト』なので、不動尊に着いて不動明王の真言とか見つけた瞬間すぐに 『あ…アカラナータ(CV:松本保典さん)だー!!』 とテンションが上がりましたw オン・シュラ・ソワカ☆w スポンサーサイト
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