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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

ヒトノツナガリ

人間は良くも悪くも『影響』します。

親兄弟友達、アイドルや芸人さん、タレント、俳優、テレビラジオ、漫画小説、その他諸々目につくモノ耳に届くもの五感で感じるものその全て…身の回りの『環境』によって人は変化していきます。

「お父さんはな、若い頃そりゃあヤンチャでな…悪いことはひと通りやったもんだ」

うちの父はそんなこと言いませんでしたがw
仮にこう言われたとして。
そんな父に憧れて同じ道に入るも、反面教師にして悪いことは悪いことと認識して避けて生きていくのもどちらも『父の影響』といえます。
学生時代にどんな友達がいたか。
自分が何を持ってて、どの友達に何を借りたか、何を貸したか。
我々が子供の頃はまだパソコンも携帯もまるで普及していなかった時代。
情報はテレビやラジオや雑誌、あとは友達から得るものくらい。
『友達』というのは自分を形成する上でも、今よりも大きな存在だったのかもしれません。

自分の人生で振り返ってみても、もともとアニメは好きでしたけど子供なんてだいたいそうじゃないですかw
そこからアニメ好きに火が付いたのは『小遣い半分ずつ出してアニメディア一緒に買おう』と言ってきた姉の影響。
2つ上の姉が僕を唆しアニメ雑誌を買い情報を与え『声優』という存在を僕に教えてくれたからこそ、今の僕があるといっても過言ではありません。
…そんな姉は母の影響で宝塚にハマって行き、以降アニメディアは僕一人の小遣いで買うことになりましたがw

でも今よりも『一人で情報を得る手段』が少なかったからこそ、身の回りの友達という存在が重要でどんな趣味の友達がいるかが今の自分を形作っている気がします。
そして『情報を共有』するためには小さな社会が誕生します。
新たな情報が欲しいなら、自分も情報を与えられる側の人間である必要があります。
そのためにも自分も「ねぇねぇこの話知ってる?」とびっくりさせたくて、情報を手に入れようと努力するし、自分が知りえなかった情報は自分の回路にはない情報で、目の前に今まで開けなかった道が広がっていくようで、それが楽しかったとも思います。


今は情報化社会。
スマホもあればパソコンもあり、わからない情報があっても調べればすぐに手に入りますし、そもそも情報が多すぎてどの情報に興味があるのかも、本当に面白かったことさえも新たな情報に流されて消えていってしまうこともしばしば。
影響されるものが多すぎて…頑張らなくても調べれば手に入るから、身の回りとのコミュニケーションが疎かになってる人が多い…そんな気がしています。

人間は基本メリットで動く生き物だと思うんです。
つまんない人とは遊びたくないし、自分に損をさせる我侭な人とは関わりたくありません。
面白い反応をする人とはたくさん遊びたいし、自分にとって有益な人は大事にしようと思います。
情報というツールは非常に重要で、僕らが子供の頃は自分一人では情報が手に入らなかったからこそコミュニケーション能力が身についたんじゃないかな、と思います。
そうして人と関わることで新たな扉を開け、違うステージに上がった感覚。
目の前に広がる知らない世界の広さ。
それが生きる上での楽しさなのかな、なんて。

『すべての人間は、生まれつき、知ることを欲する』

古代ギリシャの哲学者・アリストテレスの名言ですが、彼が生きた時代でさえ『知る』ということは尊く、それを欲することが自然な行為であったわけです。
ただ欲は、手に入らなければ入らないほど育ち、欲があるからこそ『手に入れたい』と人を育みます。
情報化社会で簡単に手に入るようになってしまった今の若者達…『覇気がない』とか『草食系』だなんて言われますが、これって現代社会が生み出した弊害なのかも???なんて思ったりして。
だって、頑張らなくても手に入るんですもん。
自然と頑張り方を知らない人が増えて、その結果が草食系とか覇気がない、といった言葉に繋がるんじゃないでしょうか。


有り難いことに僕らの世代は子供の頃に情報を得にくく『努力』を知りました。
さらに僕らの職業は答えのない『感情』を表現する仕事。
正解なんてないし、逆に言えばどれだって正解の中、何を取捨選択するのかはセンスであり経験であり自分の中の今まで得た『情報』が役に立つのです。

今の人に対して『なんでも手に入って羨ましいな〜』とか思う時もありますが、なかったからこそ手に入ったものにも誇りを持ちたい。
そして『知ることを欲さない』若者たちに、知ることの喜びを教えてあげるにはどうしたらいいのか……




そんなことを……夜中暑くて寝付けなくてだらだら考えてしまいましたw

時間が出来ると答えの出ない考えがとりとめもなく浮かんで…良くないと思いつつも面白いですねw

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