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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

実体も無く忍び寄る白い影

ある日、とある情報を手にしました。
それはとても気になる内容。
聞いた瞬間、僕は動くことを決意しました…そのくらいインパクトのある話。
あえてそのお話を断片的かつ印象的にお伝えしましょう…その内容とは。

『ガッチャマン、4点』

ですw
とある映画評論サイトにおいて現在公開中の映画『ガッチャマン』が100点満点中4点を叩きだしたというのです。
評論なんてものはいってしまえばそれぞれの価値観でしかなく、映画批評家の方々はたくさんの映画を見てきたいわば『プロの見方』をする人々。
見る目はたしかでしょうが僕ら素人とは違う観点でモノを見てる可能性もありますし一概にすべてを鵜呑みにすることは出来ませんがそれにしても100点満点中4点とか…学校のテストでテキトーに答えてももうちょっと点取れそうなこの数値w

どうです…?逆に観たいでしょ?w

もともとCMで見たり各所で見かけて興味はあったので、結果的には上記の情報は『背中を押した』程度ですが、早く見たい!!という熱が高まったので早速観に行って参りましたw


舞台は今より少し未来の21世紀初頭。
突如現れた謎の組織・ギャラクターはたった17日間で地球の約半分を占領、人類は絶滅の危機に瀕した。
今までの科学ではまるで通用しない強力なギャラクターに対抗する手段は、800人に1人の確率で現れる『石』に選ばれた適合者のみ。
国際科学技術庁の南部博士は石の適合者を探し、少年たちをギャラクター打倒の『兵器』して育て上げた。
そして2050年頃…Gスーツを纏った彼らの戦いが、今始まる…。


みたいな内容。
この下地があってそこから物語が動き出すんですが…5人はなんらかのカタチで東京に潜入してまして、指令を受けて全員が集結(意外と近くにみんないるw)、ギャラクターの爆弾が搭載された巨大兵器を食い止めるために新宿近辺で戦い始めるんですが…CGがすげーんですよ、CGが。
正直日本のこういう映画ってどこまでCGとかVFX技術とか使いこなせるんだろうなーと思ってそこまで期待してなかった部分もあるんですが、コレはすごい。
敵の巨大メカがまず中野サンプラザ辺りに落ちてきて、ボッコボコに破壊される中野駅前。
そこからゴロゴロ転がって(タイヤ型メカなのですw)都庁方面を経由して新宿西口大ガード、更に新宿三丁目の交差点を通過し、その先にある要人が集まった施設を目指してごーろごろ。
途中途中で観たことある町並みがバンバン壊されていくんですが、その壊れ方がまた半端なくって…東京に住んでる人からしたら結構な危機感感じられるんじゃないでしょうか。

集まったガッチャマンたちはこのゴロゴロメカを必死に食い止めるんですが、彼らの動きもかなりのCG、VFX技術を駆使して描かれてまして見応えは十分。
唯一…これは僕が特撮が好きだからなんでしょうが、CGを駆使し過ぎてて生身の臨場感があまり感じられないのがもったいないなー、と。
最新技術を見てスーツアクターさんたちの素晴らしさを知る、とでもいいましょうか…科学忍者という設定(映画内では『科学忍者隊』とは一度も言いませんw)が動きの加速度を上げてて、その分動きが軽く見えちゃうのかな、と思いました。
ただ迫力とかはすんごいです。日本のVFX技術すげー。

で上記のことともカブるんですが…コレ特撮映画じゃなかったんですねw
スーツの感じとかだけ見て勝手に特撮作品なんだと思い込んでましたが別段そんなことはなく。
期待してたものと違って肩透かし感みたいなものも感じたんですけどコレは勘違いしてた僕が悪いだけですねw

物語は『ギャラクターから地球を救う』というヒロイック部分と、ジュンが健のこと好きででも健は過去に亡くした女の影を追ってて横恋慕的な恋愛部分と、半ば強制的にガッチャマンになった若者たちの苦悩部分と、いくつかの内容が折り重なったストーリー。
様々な要素が絡み合った結果…あんまりヒーロー映画ではない感じがしますw
ガッチャマンってこんな話だっけ?みたいな?
地球を守るために無償で戦う正義の心、みたいなものがガッチャマンにはあるのかなーなんて思ってたんですが健はひたすら『任務だ』と心を殺して従う忠犬状態。
ジョーは過去の恨みを晴らすために戦うし、ジュンは恋愛モードだし甚平はハッキング楽しんじゃってるし竜は「母ちゃんがもう長くないから辞めたいです」とか言い出しちゃうw

誰か…誰か真剣に地球を救って!!w

と言いたくなるような人員でガッチャマンは編成されていますw
まぁ…実際自分が『適合者だから戦え』とか言われたらそうなりそうですけどね…ガッチャマンはあくまでヒーローでいて欲しかったような気もします。
せっかくシンケンレッドと変態仮面がメンバーにいるんだからもうちょいヒーローしてほしかったw

様々なツッコミどころはありましたが映画としては実に楽しく観れまして『どこが4点なの???』と思えるほどの出来。
たぶん…『ガッチャマンである』ということがこの映画の評価を下げているように感じます。
そういう意味では開始30分辺りですでに「あ、これ僕の知ってるガッチャマンじゃないな」と脳内をシフトチェンジして見てた僕は勝ち組だったのかもしれませんw
なんだろ、ざっくりいうと…
『ガッチャマンでエヴァンゲリオンやってみた』
『もしも日本が、ハリウッドみたいなことをやろうとしたら?』

の二本立てでお送りされてる感じ?w
『これはガッチャマンの映画だ』と思わず、広い心で見たら楽しく見られると思いましたw


作中に小ネタやツッコミどころが多々出てくるので、観に行くなら友達と観に行くことをオススメします!
これは!すぐに!誰かと語りたくなる!!w

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