なにみてはねる?2013-09-20 Fri 00:08
今年は9月19日が中秋の名月だったようですね。
いわゆる十五夜お月さんのことです。 古い童謡『うさぎ』にも歌われている超有名なことなので知らない方はほとんどいないかと。 もともとの意味でいえば中秋の名月とは『秋の真ん中のお月さま』ということになります。 …字面通りの意味ですねw 俳句やなんかの季語とかで覚えた陰暦の季節、1〜3月が春、4〜6月が夏、に従って行くと秋は7〜9月になり、その『真ん中』なので、中秋の名月とは陰暦でいうところの8月ど真ん中・8月15日のお月さまのこと。 そもそもなんでこの時期にお月見をするのかといえば、素直に美しいから、ということになるわけですが、では何故美しいのか。 北半球では太陽と月の角度、そして月の位置が、秋分の時期が一番見やすく美しくて月見に適している、ということらしく。 昔っからそこまでわかっていたとは思えませんが、昔の人は科学や根拠などに頼らずとも真に美しいものを見つけていたということなんですね。 じゃあ中秋の名月を歌ったものだと思われる『うさぎ』はなぜウサギなのか…何故月にウサギはいるのか。 そこらへんは仏教説話集『ジャータカ』という本にある物語に関係しているようですね。 サルとキツネとウサギが仲良く暮らしていると、ある日、やつれて倒れている老人に出会う。 三匹は老人を助けようと、サルは木に登って木の実を、キツネは素早い動きを使って川から魚を捕り、老人に与えた。 ウサギも頑張ったがどうしても何も取ってくることが出来ず、サルとキツネに火を焚いてもらい 「わたしは何も持ってくることができません。せめて私の肉を召し上がってください。」 と言い残し、火の中に身を投げた。 実は倒れていた老人は帝釈天で、そのウサギの献身の心に感動し、月に登らせその姿を永遠のものにした。 みたいなお話。 コレも有名な話なので仏教説話とかジャータカという名前は知らなくても聞き覚えがあるんじゃないでしょうか。 心の穿った僕みたいなタイプは、『寅さんでお馴染みの帝釈天が道端で倒れていたばっかりにウサギは…』とか思ってしまうんですが、日本の神様もゼウスみたいに空にあげるなんて行為をしてたんだなーと思うと神話の奇妙な関連性を見出してしまったり。 天岩戸もそうだし、日本の神話も調べるとなかなかおもしろそう…って話が逸れてる!!w せっかくの中秋の名月だということで僕も一時モンハンの手を緩めてw 外に出てしばらく月を眺めていました。 日本はこの時期晴れる確率はあまり高くないそうですが今日はスッキリ晴れていて、空には綺麗なお月さまが顔を見せてくれていました。 あそこに…ウサギが…おのれ帝釈天w ちなみに今年の中秋の名月は満月でしたが、毎年そういうもんではないそうで、次に中秋の名月が満月になるのはなんと8年後。 なかなかない素敵なことがある日にきちんと晴れてくれるなんて神様はわかってる!なんて思いました。 あ、団子食うの忘れた(花より男子w) スポンサーサイト
星宙
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