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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

正義

『正義』って、どういうことをいうのでしょう?

特撮なんかの世界では、変身して、敵を倒して、人々を守るのがヒーロー…正義だと思われます。
ではその逆『悪』とは…なんなんでしょう???

特撮なんかの世界では、変身して、人を倒して、正義の味方に倒されるのが怪人…悪だというように描かれています。

この2つの共通点…おわかりですか?
どちらも変身するんですよ。
変身して普通の人間よりも強くなるところまでは同じ。
あとはその『力の使い方』次第で、正義にも悪にもなれる…そのように感じます。
でももしかしたらこれって…物語の世界だけじゃなくて現実でもそうなのかなぁ、なんて思いまして。


人は生まれ落ちた瞬間から成長していきます。
肉体的にもそうですが、様々な経験から得た『力』を蓄えて精神的にも成長し続けます。
体は宿る力はトレーニングなどのわかりやすいかたちで身についていくのでそうでもないですが、心…内面の力というものはかたちに現れるものではないのでわかりにくいです。
もしも経験を間違った解釈で捉えて成長した場合、そこには大人という大きな力を扱えぬまま大きくなったモノが存在するのかもしれません。
我が子可愛さに学校に苦情を言う『モンスターペアレント』。
本来人間として成熟している『大人』であるべきペアレント…親が、その力を制御できずに社会に害を為すと、とたんにモンスターに成り下がってしまうのです。

他者の才能を羨み妬み、足を引っ張る悪。
「俺はお前のためを思って言ってるんだ」と的はずれなことを言う、善を装った悪。
己が気持ちよくなるために他者を傷つけてもいいと思う、歪んだ心という悪。

現代社会に潜む悪は、下手をすると自らが悪であることを理解できていない場合も。
気づかないうちに『人』ではなく『ひとでなし』に…人間ではない怪物に、自分が変わってしまっているかもしれないのです。








ということを…『仮面ライダー555』見直してて思いましたw
いやーファイズってこんな重い話だったんですね…うっすら『敵にもストーリーがあって、かわいそうだった』くらいしか覚えてなかったのでいろいろ衝撃でした。
車の事故に遭い自分は2年間意識を失い入院、同乗していた両親は即死。
目が覚めたら恋人には別の恋人ができていて、親の会社は乗っ取られていて家もなく。
親戚を頼っても受け入れてもらえず、それどころか実はその親戚こそが親から会社を乗っ取った張本人であり自分は邪魔者でしかなく、親戚の息子こそが自分の恋人を奪った相手だった…とか、もう今どきそんじょそこらのドラマでもあり得ないくらいの不幸のバーゲンセール。
見てて…辛い!
あ、ちなみにコレ敵の幹部の一人に起きた出来事ですw

彼は復讐という激情に駆られ取り返しのつかないことをしてしまいますが、そこからは何も生まないのを悟り、仲間が同じ道を進むのを阻止しようとします。
全ては『人間でいるため』に…。
体はオルフェノクという怪物になってしまったけど、心まで怪物になってはいけない、僕たちは人間なんだと孤独な戦いを続けることになるのです。

この様を見ててね…どっちが怪物だよと思ったわけですよ。
一度死ぬことでオルフェノクという異形の姿と強力な力を手に入れたけれど、人でなくなることに怯え、人であろうとする敵の幹部。
そんな彼を見放し突き放し、さらにどん底へと突き落とそうとした人間たち。
僕の目には、周りにいた心ない人たちの方がよっぽど怪物に見えました。

人って、異形だとか力があるだとかそんなことで怪物になるんじゃなくて、人の心を失った時に怪物になるんだなぁ…と。





貴方の周りに怪物はいませんか?
貴方は、怪物ではありませんか?

現実では異形の怪物になることはないでしょうけど、もし力を得ても…それでも僕は人でありたいと思います。


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