fc2ブログ

マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

名作になる予感しかしない。

ちょっとなんなの今週のキョウリュウジャーーーーーーーー!!!!!!!

まもなく一年、番組が終了して新しい戦隊が始まる時期…『トッキュウジャー』ももちろん楽しみではあるんですが、今はもう…それ以上にキョウリュウジャーがアツい!!
それこそまもなく最終回で今話は超佳境、当初から敵の親玉であったデーボスとの最終決戦に向けて着々と話が進んでるわけですが。

キョウリュウジャーももちろんブレイブでカッコイイし大好きなんですが、作品の魅力の一つとして『敵が個性的』ってのも挙げられると思うんですよねキョウリュウジャーって。
喜怒哀楽をモチーフとした『戦騎』という名の敵幹部たち。
怒りの戦騎ドゴルドは「腹立たしい!」と何かにつけて腹を立て、哀しみの戦騎アイガロンは「沁みるわァ〜」つって涙拭ったり、喜びの戦騎キャンデリラは「キープスマイリングよー☆」と微笑みを絶やさず、楽しみの密偵ラッキューロは「ラッキュー☆」「アンラッキュー…」といつでも楽しそう。
御覧頂いてわかるように、そもそも敵の幹部に口癖があるって面白い設定だと思うんですよ。
口癖があるとイメージがしやすいしマネしやすいじゃないですか。
どのキャラにしてもそれだけスタッフの愛が詰まってる感じがして「目が離せないなー」なんて思いながら見てたんですが、ここに来て敵幹部のストーリーが動き出しやがったわけですよ!!!!
小憎たらしい!w

今週の放送はまさに敵の幹部・哀しみの戦騎アイガロンにまつわるお話でした。

細かい話は是非見て欲しいので端折りますがざっくり言うと、ブラックに『俺はどうなってもいいから二人は助けてやってくれ』っつってお願いをしたんですよ!!クーッ!!

…はい、見てない人にはまったくわかりませんねw
もともとキョウリュウブラックはアイガロンのことが憎くて憎くてしょうがないのですよ、何故ならばアイガロンは過去に、ブラックの親友の命を奪っているから。
当然アイガロンを見つけるとブラックはアイガロンを倒そうとするし、アイガロンもそれを受けて立ってたんですが…今、敵組織がタイヘンなことになってまして。
怒りの戦騎ドゴルドを除く喜怒哀楽の戦騎たちは『お払い箱』と言われ、敵の組織から命を狙われる状態になってるのです。
でさらにややこしいのがアイガロンは実は喜びの戦騎キャンデリラのことが好きでw
「敵のくせに恋愛してんじゃねぇwww」って話なんですが、愛故にアイガロンは上のようなお願いをブラックにするのです。
ここだけでも「Oh…マジかよ」ってなる展開なんですが、そこから更にいろんな衝撃情報がアイガロンにはいっぱいありまして…最終的にこの回でアイガロンは倒されてしまうのです…キョウリュウブラックではなく、敵の手によって。

彼は哀しみの戦騎としてたくさんの命を『面白半分に』奪ってきました。
それは許されることではないでしょう…作中でもアイガロン自身が今際の際に語っています。
そしてブラックに仲間を助けてくれと頼み込む時には「こいつらは俺と違って人間を殺してないんだ」と…だから助けてやってくれと言い出します。
親友の仇にそう言われたブラックはどういった気持ちだったでしょう…感情はグチャグチャ、何が正しいのかわからなくなったと思います。
そして…ブラックは仇であるはずのアイガロンのために涙を流すのです。

哀しみはアイガロンの活力源。
ブラックの涙を受けて「あれ?お前泣いてるな…少しだけラクになった」と苦しみの中軽口を叩き、その後キャンデリラとラッキューロに看取られつつそっと息を引き取るのです…。

思うに。
アイガロンは哀しみの戦騎として生まれたくさんの人間の哀しみを集めましたが、その実自らが哀しみの海に浸って抜け出せなくなっていたのではないかと。
人の哀しみを集めようと働いた結果、自分自身は取り返しのつかないところに行き付き、自らが哀しみそのものになってしまった…そんな風に思いました。
アイガロンが死ぬことで楽しみと喜びの戦騎が涙を流し、今までで一番深い哀しみを引き出せたことはいうまでもありません。
でもその時にはもう哀しみを集める必要はなく、彼のために流された涙は地面に、地球に吸い込まれていくのです…なんという皮肉な運命。

個人的には、アイガロンの思いや存在は最後に彼のために流された涙と共に地球に吸い込まれ、キョウリュウジャーが護るべき地球の一部になったのだと、そう願っています。
でないとあまりに哀しすぎるから…



まもなく最終回というタイミングでまさかの敵幹部の最期に泣かされるとは思いませんでしたがw
それだけ魅力が詰まった作品なんだと改めて痛感しました。

最後の最後まで、僕も胸にブレイブを抱きつつ彼らの戦いの行く末を見守ろうと思います。

アイガロン…沁みるわァ〜(涙)

スポンサーサイト



特撮 |
| ホーム |