知り合いが出てるとか出てないとかそういうことじゃないんだよね2014-09-10 Wed 00:26
おもしろそうなコトが起きてる場にはそっと、颯爽と現れる・間島淳司です。
昨日書きました『クジカン×キカク』。 本日2日目最終日だったわけですが…… 見て来ました!!w だって!おもしろそうなんだもん!!w 2daysでお送りしたクジカン×キカクは初日と2日目できちんと演目の狙いが違いまして。 初日は役者を集めての『7人の役者と1人の演出家』というかたち。 そして本日2日目は『6人の演出家と1人の演出家』というサブタイトル。 タイトル通りそれぞれが別の場所で演出を行っている『演出家』を役者として集め、それを『1人の演出家』鈴木智晴がまとめ上げ一つの舞台作品をお届けするという内容。 初日ももちろんおもしろそうではあるんですが…個人的には2日目の方が気になってはいたんですよね。 声優とはいえ僕も役者の端くれ。 『役者として』という視点での考え方は出来ても『演出家として』という視点は、持てと言われて持てるものではなく。 役者って自分に与えられた役さえ見とけばあとは言われる通りに修正できれば良い部分があると思うんですよ、多分に。 そこに台本の読解力とか様々な要素は絡んでくるけど全体を把握する必要は必ずしもあるわけではなくて、それをするのが演出家の仕事…いうなれば分業でいいのです。 が。今回の舞台に出るのはその演出家ばかり。 普段は舞台を、物語をフカンで見て役者たちに指示を出す側の人間ばかりが集まって板の上に立ったらどうなるのか……めっちゃ興味ありません? その”答え”が夜になるとわかるというなら…それは見たいと思いません??? だから足を運んだのです…客出しの時智晴くんには 『よく来たね、舞台上に知り合いいないのにw』 とか言われましたけどw そうだよ今日の知り合いは演出してるキミだけだよ!それでも見たかったんだよ!!w んで。 そんなこんなを乗り越えて観に行った本番は…とてつもなくおもしろかったですw 本公演は『クジカン×キカク』なので朝の10時から行われていました。 見たいとはいえさすがに朝10時から一日、ってのはしんどいな…と考えた間島さんはまずUstream配信で稽古の様子を見ることを選択しました。 …寝過ごしておもいっきり途中からでしたけどw 見始めたタイミングは配役も決まり読み合わせを兼ねた立ち稽古みたいなところから。 この稽古の段階からスゴかったんですが…演出をしている智晴くんの感じは鈴木区で見てた時の智晴くんの感じ、つまりいつもの鈴木区っぽさが出てるんですが……ダメ出しに対するレスポンスの早さが尋常では無いのです。 普段各所で全体を把握することを生業としている人たちが集まると…自分が出てても頭の中で演出してるんでしょうね、自身の中にある全体完成図と智晴くんの伝えてくる『本当の完成図』を照らしあわせてる感じ?というとわかりやすいでしょうか。 言われるまでもなく頭ン中で演出しつつだから指示を出されても理解が、修正が早い早い。 なんならやってみて気持ち悪かったところを自分から進言するシーンも多々あったりして。 Ustreamで稽古を見てる感じでは『こんな劇団あったら稽古めっちゃスムーズ』といった印象w 個人的には…それぞれの解釈・それぞれの完成図が一致しなくてクソモメるのが見たかったんですがw みんなオットナーw そんなんを見てたらいてもたってもいられず劇場に足を運んでたんですよねー。 で動画でとはいえ稽古を見てたものを、実際劇場で見た感想。 演出家すげぇw 朝10時に集まってそこで初めて台本を見て役決めて。 そこから作り上げたものにしては……完成度が高すぎるというかw 失敗コミのライブ感という意味ではいささか完成しすぎた感はありましたが、全員がきちんと物語の筋を理解し、キャラを、見せ方を把握してやると9時間でも見せられるモノが完成してしまうんだな…と。 細かくいえばところどころ台本と違う言い回しをしていたり、失敗したところもあったようですが台本を持っていない者からすれば滞り無く進んで見える神展開。 舞台としては短めの45分尺のものとはいえ、あれだけ完成度の高いものを用意出来てしまうってのは…すごいとしか言いようがない感じ。 コメディなのも手伝ってですが、遊んで台本と違うアドリブをかましたりナイスフォローで元よりもおもしろく仕上がったりすると客席から笑いと拍手が飛んでくるという…極上のコメディを見せてもらいました。 出来るんだね、9時間で公演ってw そして終わってからは劇場に足を運んでいた鈴木区の一部と感想言い合う飲み! ![]() 安定の宝田 他にも征秀さんと戸田ちゃんもいたんですが、撮りやすいヤツを撮って満足してしまいましたw 飲みながら話してておもしろかったのは、みんななんだかんだ舞台人なんだなーということ。 僕なんかは『職業:声優』なので台本をクジカンで覚えるとか不可能!とかすぐ思っちゃうんですが、そういう話をしたらみんな口をそろえて「今日の本なら行けそう」とかいうのです。 曰く「大まかな流れと言わなきゃいけないことさえわかってれば、ちゃんと覚えなくても繋がるから」らしいんですが、台本を持つ特性上一言一句間違えたくない!とか考えてしまう僕ら声優には理解できない感覚。 似て非なる職業、似て非なる感覚なんだな…とおもしろい発見もしつつの楽しい飲み会でした。 おもしろいものを見た後はやはり話し合いをするとたまらんですね…! 久々に刺激を受ける良いモノを見せてもらいました!! 出演してらっしゃった6人の演出家、並びにそれをまとめあげたトモハルという名の演出家に拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。 きっと皆さん……良い酒飲めたんでしょうね…w お疲れ様でした!! スポンサーサイト
鈴木区
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