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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

スーパーヒーローGP!!

タイトルでもうお分かりでしょう…先週末から上映している春のライダー映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』を見てきたよー!!って話。

しかも初日にキメてやったぜ!!w


もちろんネタバレはしない方向で行きますが「これから見る」「何も情報を入れたくない」という方は後日御覧ください〜、中身を何も語らずに感想言うなんて芸当は不可能なのでw





今回の目玉といえば、タイトルにもある通りなんといっても”仮面ライダー3号”の存在でしょう。
はじめ聞いた時は思いましたもんね…「え?V3の立場は?」ってw

物語上でいえば1号2号がショッカー首領を倒した日…1973年2月10日。
ちょうど『仮面ライダー』最終回のオンエア日なんですが、この日が今回の物語のキーになる日付。
現実の歴史上ではライダーたちがショッカー首領を倒したところで一旦仮面ライダーの物語は終わり、新たに『仮面ライダーV3』という続編が翌週・2月17日から始まっています。
が『仮面ライダー』オンエア時、続編の構想を練っていた頃は人気の高かった仮面ライダーをこのまま継続させ、1号2号にデザインの似通った新ライダー『3号』を登場させる、という案が挙がっていたんだそうです。
現実は知っての通りV3が出てきて3号ライダーとなったわけですが…歴史の陰に消えていった『3号』という存在は確かにあったんですね。
今回の3号はその辺りから発想づけている部分もあるようです。
決して「V付いてるからV3って3号じゃねぇよなぁ?w」的な思いつきではないということですw

さらにV3は1号2号が改造手術を行ったライダーであり、1号2号のようにショッカーによる改造手術を受けたわけではないキャラクター。
「ショッカーによる改造手術を受けた改造人間」を正式なライダーの条件とするならばV3は3号ではない、という考え方も出来るわけで…まぁそれをいったらそれ以降のやつらもほとんどライダーじゃなくなっちゃうんですがw
『脳改造前に辛くも脱出し反旗を翻したダーティ・ヒーロー』としては、今回の3号の存在はある意味必然なのかもしれませんね…設定的には超アツいw


と補足情報はさておきw
映画の冒頭、先述の通り1973年2月10日、『仮面ライダー』最終回のオンエアから物語は始まります。
ゴミ捨て場にある捨てられたテレビに電気が通り、オンエアしている仮面ライダーが流れ…本来ならショッカー首領が倒されるところで敵が送り込んだ最強の兵士・仮面ライダー3号が登場、1号2号を倒してしまうところから物語はスタート。
衝撃ですよね…予告で散々「仮面ライダー、死す」とか言ってたんでもちろんそこから始まるのは知ってましたけど、実際1号2号が倒されるところを見るのは胸が痛い。
そこから歴史はネジ曲がり現代に生きる仮面ライダー・ドライブの世界も、ショッカーが支配する悪の世界へと変貌しているのです…!!

この冒頭の演出なんですけど、新規に撮らねばならない3号とのバトルシーンはもちろん撮りおろしなんですけど、仮面ライダーのラスト、首領とのバトルのシーンは当時の映像をそのまま使っています。
声は撮り直してますけど。
なので勿論画面は当時のTVサイズ。
現代の大スクリーンで4:3で見ることなんてないですからね…それに合わせて3号とのバトルも4:3のままで上映。
地味にコレが時代を感じる演出になってて個人的には好きでしたね…!
当時の子供の頃に戻った(73年は僕はまだ生まれてませんがw)気持ちで、素直に「頑張れ仮面ライダー!」とか応援出来ちゃう感じ。
その後3号に倒されて「仮面ライダー!!!!!!(号泣)」ってなっちゃうんですけどw

春の劇場版はある種のお祭り映画。
当時ライダーを演じてた役者さんが顔出しで出てくれたりするのも当時からのファンとしては嬉しいサプライズなわけで。
今回も『ファイズ』の乾巧(半田健人)、『電王』からゼロノスの桜井侑斗(中村優一)、『ブレイド』からギャレンの橘朔也(天野浩成)、『BLACK』の南光太郎(倉田てつを)さんらが出演してくれてます。
どうしても上がっちゃうよねー…本人出演って。
ブレイドに関してはギャレン以外のブレイド・カリス・レンゲルの声はご本人が演じてくださってます。
顔出しは叶わなくとも声で…くー、たまらん!
僕らの仕事からしたらイイコトなのか悪いことなのかはわかりませんがw
でもやっぱご本人がやってくれるならその声で聞きたいですもんね!!

そして3号こと黒井響一郎役の及川光博さん。
雰囲気あるいい役者さんになりましたよねー。
僕の中でミッチーといえば、地元でやってた音楽番組『On・On・On』で、自らを王子と称しなんか独特の世界観見せつけてた頃の印象が強いもんで…w
ゴスペラーズ目当てで見てたその番組でも異彩を放っていて印象に残ってます。
まさかその人が仮面ライダー3号になるとは…当時の僕に言っても絶対信じないと思いますw
3号・黒井の持つある意味でストイックで時折垣間見える闇の部分を見事に表現していたように思います。
変身ポーズも様になってましたしねー。
V3とはまた違う、1号2号のポーズも取り入れた良い変身ポーズでした。

ちなみにもう覚えましたw

物語全体としては『盛りだくさん!』って感じ。
子供向けに夢中になって楽しむ、というよりは多少の謎解き要素であったり頭を使って見る部分が多めに入っていて、大人向けの要素が強く打ち出された映画だったのかな、といった印象。
今回は当時の3号という設定から来てるからそうなったんですかね?
僕は大人なんでどっちも楽しめますけど見に来た子どもたちが理解できるのかちょっと心配。
その分細部へのコダワリも凄くて楽しかったんですけどねー。
3号が変身解除するとき顔に涙のような改造手術痕がちゃんと入ってるのは感動しましたね…見えるのはほんの1秒にも満たない、しかもアップでもないシーンでなんですけどそういうところの細かい気配り・コダワリが僕ら大人世代には嬉しいんですよねー♪


今回は複数人で観に行ったので、観終わってからは飲み屋に移動し映画の感想を言い合う会!
みんな思い思いのところ見てておもしろいですよね…自分が好きなポイントに重きをおいて見てるから。
僕なんかはアツい設定とカッコイイアクション、それに変身ポーズとどこで撮影やってたのかを気にしながら見ちゃうんですけどw
アクションに注目する人、スーツアクターに拘る人、役者さんに拘る人etc…同じ作品でも違う見方を知ることが出来て映画後の感想会はやっぱいいな、と。

オンエア中のドライブに繋がりそうな部分もあって早めに観に行って正解でした!!

ライダー…最高!!(『ライダー…変身!』的な言い方でw)

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