アリアリアリ!!!2015-10-09 Fri 00:33
久々に特撮以外の映画を観て来ましたよ!!
観たタイトルは……『アントマン』!! …結局ヒーロー系っていう、ねw ヒーローに日本もアメリカもない!そりゃ見に行くさ!ってなわけで観てきましたー。 MARVEL作品の映画化されたもの(2008年から始まった『マーベル シネマティックユニバース』というシリーズ)はほとんど見てるんですが、実は原作であるマーベル・コミックを読んだことはないんですよね。 アントマンももちろんコミックに出てくるヒーローで、かなり初期からいるヒーローでアベンジャーの創設メンバーの一人だったりする超メジャーなヒーロー。 …なんですが『アリくらい小さくなる』ことくらいしか知らない、前情報なしの状態で見に行きました。 前情報なしなのでもういろんなことが新鮮。 物語冒頭、ヒーローをまとめる国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の過去からスタート。 アントマンであるハンク・ピムとアイアンマン/トニー・スタークの父・ハワード・スターク、それにキャプテン・アメリカの恋人であったペギー・カーターが会議室みたいなとこにいて、「ん?時代設定いつなん???」となりながらも見てると、お話は飛び現代へ。 老いたハンク・ピムが別の男にスーツを盗ませるかたちで二代目アントマンが誕生するという展開。 アントマン…二代目だったんだw この映画でのアントマンは二代目の方・スコット・ラングの物語なんですねー。 とはいえ初代も物語にがっつり関わってくるんですけどね。 いやー知らないっておもしろい。 内容さらってってもアレなのでざっくりとした感想をば。 ヒーロー映画ってバトルがキモ、みたいなとこあると思うんですよ。 アントマンというヒーローが持っている能力は、縮小能力のみ。 あとはスーツが肉体を強化してくれるくらいのもんで、他に特殊なことは起きないんです。 なので観る前はあんまバトルに期待を持てなかったんですよ。 だって…小さくなるだけでしょ?w CMでも小さくなった結果おもちゃの汽車がでっかく見えて危ない!ぶつかる!…と思ったらおもちゃがことり、と倒れる、みたいなコミカルなシーンを流してたんで、そういうところがウリなのかな、と。 ところがどっこい、バトルも超見ごたえあったんですよねー。 小さくなる能力を上手に使って、突然大きくなったりすぐに小さくなって敵の攻撃を避けたり。 また小さくなったことで世界の見え方が変わる、という演出を実に上手に使って映像を作ってました。 縮小・巨大化を繰り返すことですごくトリッキーで変化に富んだバトルシーンになってましたねー。 印象としてはスパイダーマンに近い感じでしょうか。 またヒーロー映画でカッコイイところも多いんだけどバトルの最中でもコミカルな演出をたくさん入れることで、飽きることなく見られるつくりになってたのも印象的。 ヒーロー映画見てて劇場内で笑いが起きるのって珍しいと思うんですよねー。 そのくらいコミカルな演出が多用されてました。 物語としては親子の愛、みたいなところが全体に流れてて、それもイイカンジ。 主人公スコットは奥さんと別れてて子供には会いたい。けど奥さんは再婚してる、みたいなことがありまして、娘のヒーローでいることを決意。 一方ハンク・ピムは娘のホープと不仲。 ピムが作った会社の現社長・クロスは元弟子だけど、ハンクのことを信頼してないのがまるわかりだったり、人の関係がこじれてるところから物語が始まって、終わる頃には事件を乗り越えて心が通じあってる、みたいな演出がニクい感じ。 ヒーロー映画にしては『地球の危機!』とか『悪を倒す!』みたいな目的で戦うわけじゃないのも好きでした。 そしてアントマンですからアリもすげー出てくるんですよ、ちっちゃくなるからすげーデカいサイズのアリがw 虫嫌いの僕からしたら大量のアリが出てくるとか見たくないわけですよ。 最悪気持ち悪くて見てらんない、みたいなことになるかと思ったんですが全然そんなことなくて。 アリを操って戦う、なんてことをするヒーローなんですけど、その訓練の時にアリにコイン回させたり、背中に乗って飛んだりと実に従順なアリたち見ててなんか愛着湧いてきてw うちの一匹にスコットが『アントニー』って名前をつけてかわいがるんですが、見てるうちにこっちもアントニーのこと好きになるんです。 まさか…アリのことを好きになるなんてw 物語の見せ方が上手いからか、不快感を感じなかったのはすごく意外でした。 観に行く前の印象がさほど良くなかった(アリだしw)のが逆に良かったのか、すごく好きな映画になりましたねーアントマン。 もしかしたら今までのマーベル映画で一番好きな作品かも。 愛によって、愛の為に戦うシーンが多いから、もしかしたらそこが良いのかもしれません。 カッコイイけど『祖国のために!』って戦うキャプテンの気持ちに共感は出来なかったですもんねぇw ヒーローとして、というよりは一人のキャラクターとして魅力的だったんですかね。 ということで非常に楽しくアメリカンヒーローを楽しんでまいりました♪ スポンサーサイト
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