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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

ナゾりの大逆転!

ごきげんよう。

…どうかしたんだろ?

顔を見れば一瞬でわかるよ。



そう、”オリオンをなぞって”来ましたよ!

現在オリオン座流星群がやってきています。
ピークは21〜22日にかけてだったんですが…その日はあいにくスケジュールが合わず断念。
でも『やってきています』と過去形にしない理由は、オリオン座流星群がかなり長い期間見られる流星群であるから。

オリオン座流星群はハレー彗星を母彗星にする流星群で、その期間は驚きの約一ヶ月。
10月2日から11月7日までの間流れ続ける非常に長い流星群なんですねー。
その名にオリオンを冠するのは放射点がオリオン座付近だから。
放射点ってのは「ここを中心にして流星が放射状に流れますよー」ってポイントのこと。
流星群観測の際はこの放射点が非常に重要で、放射点を中心に全天をぼんやりと眺めるようにするのがベストな観測方法。
放射状なんでどこに流れるかわかんないんでね…そのためどこに流れても見られるように、中心から外に逃げていく流星を見る必要があるのです。


さてそんなオリオン座流星群観測、今回も天文部チームで行って来たわけですが…ピークに合わせて行こうとした結果なかなかスケジュールが合わず、極大の21日ではなくその数日後に行くことになりました。
がそれでも大丈夫なのが期間の長いオリオン座流星群ならではなところですよね〜。

星見当日は東京の空はドン曇り。
自宅を出て空を見上げても仕事終わりに空を見上げても、集合場所で空をみあげてもドン曇りのまま。
…なかなかにハードな一日になりそうな予感でしたね…でもスケジュールが合うのはこの日のみ。
『最悪晴れなかったらなんかして遊ぶぞ!』という謎の気迫を持ち一路車を走らせました。

が空は一向に晴れず、途中寄ったサービスエリアでは一瞬月が見えたものの、全天を薄く雲が覆い尽くしているのか雲の幕がかかったようなぼんやりした姿しか見られず。
もう月でコレだったら星はおろか流星なんて絶望的ですよね…でも望みは捨てない一行。
今回の観測ポイントである湖のほとりに着き車を降りてみました。
すると!

月さえ覆い隠すドン曇り!

さっきより悪くなっとるやないかーい!!w
多少待てばなんとかなるかも…なんて期待さえ持たせてくれないレベルの曇り方だったので、我々はプランを考えました。

・このまま薄い望みにかけてここで待つ
・別の場所に移動してみる
・遊ぶ


ここで「もう帰る」って選択肢が出ないのが天文部のいいところですよねw
結果僕らが選んだ選択肢はふたつ目のもの。
今いる観測ポイントは標高が約900mとそこまで高くない場所。
雲がどの辺りにあるかはわかりませんが、一つ雲の層を抜ければもしかしたら…ということも考え、もっと標高の高い場所を目指そう!という話に。
…と前向きになった瞬間雨がパラつき出すという事件も起きましたが僕らの心は折れませんw
目的地には意地でも向かうのです!たとえ!!晴れてないとしても!!!来たからには!!!!w

そして車を走らせること30分ほど。
途中両サイドを覆う林の中からシカとか出てきてビビリながらたどり着いたふたつ目の観測ポイント。
…雨のこともありなんならシカ出てきた段階で「珍しいことが起きたから流星見られなくてももう来た意味はあった」と謎の満足感で心のダメージを最小限に抑える努力をしつつw
目的地に着いて空を見上げると…そこには……満天の星空!

大・勝・利!!

あんなに曇って、時には雨さえも降っていた空は信じられないほどの抜けを見せ、空のどこを見ても星が確認できるほどのコンディションに。
眼下には本来民家の明かり…通称”光害”が広がっていて見づらいはずなのに、そのあたりにはしっかりと雲がかかっていて逆に光害は見られず、とても良いコンディション。
更に着いてほどなくして月も沈み…負け戦かと思われたオリオン座流星群観測は一転、最高のコンディションでの観測になったのです。

ピークを過ぎていた影響か、観測できた流星の数は18個と少なかったものの、月もなく空気の澄んだ星空はとても美しく、それだけでも何時間でも見ていられるような環境でした。
やはり神は…僕らを見捨てなかった!
たぶん道中で見た角の立派なシカは山神様で「あれ?キミタチこんな日に見に来たの?じゃあ…」と空を開けてサービスしてくれたに違いないのです。
ありがとう!シカ神様!!w


余談ですが2〜3時間ほど観測してホックホク笑顔で帰る帰りの道中、またシカ(別のヤツ)にも遭遇。
結果として本日の取れ高は、18流星12シカ1たぬきとものすっごい大量になったのでしたw

あーたのしかったw

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