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行って来たわ…


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MOVIE大戦!

毎年行われる冬の劇場版。
新しく始まったライダーにとっては一発目の映画になり、終わったライダーにとっては最後の映画になるこのMOVIE大戦。
ドライブの熱がものすごーく高かっただけに、今回のは早く見たい!と思ってたんですが用事が重なり初日は行けず…その間にも周りの特撮好きから「見た!」「話したい!」という連絡を複数戴き、『これは早くしないとネタバレかまされる…』という恐怖に駆られ上映開始後数日の間には観に行きましたw

ただね、ドライブの熱がすごーく高かった僕としてはその前に一つ確認しておきたいことがあったのですよ。
それは……『今でもこの胸のエンジンに火は付いているのか』ということ。
毎週放送されてる間は物語が気になり高い熱を維持できますが、物語が終わりしばらく間が空いた今、ある意味冷静さを取り戻しているのではないか。
あの一瞬だけ燃え上がった打ち上げ花火のような感覚だっただけで、今ではあの時のように泣いたり出来ないのではないか…。
少し寂しい考えですが、これは映画を見る前に確認しなければならないと思いまして、上映開始の数日前に改めてドライブのTVシリーズの最終話を見直してみたんです。



…まぁ号泣ですよねw

涙がツー…と流れるとかそういうレベルじゃないですよ?「うっ……ぇうぅ……」と声を上げながら泣くレベルw
37歳のオッサンを泣かすなんて…ドライブどんだけ!!w

さぁ、期間が空いてくすぶってたかもしれないエンジンに改めて火が灯っていることは確認できたわけで…準備は整った!
いざ!鑑賞!!!!!



というわけで以下感想w
ネタバレも含むかもしれないので楽しみにしてる人はここから先は見てから読むんだぞ?
お兄さんとの約束☆










今回周りの特撮好きが一番懸念していたことは『脚本』でした。
今までの劇場版はシリーズ構成をやってる人だったり今まで仮面ライダーシリーズの脚本を担当したことのある”経験者”が書いていたんですが、今回の劇場版はドライブもゴーストも携わったことのない方が書かれています。
脚本家としては長くお仕事なさってる方なので不安はないんですが、仮面ライダーや特撮の中に流れるお約束であったり、各キャラクターの性格面で違う面が目立ってしまうのではないか…深く理解していないが故のアラみたいなものが出て、僕らみたいなドップリファンは「違う!◯◯はこんなこと言わない!!」みたいな気持ちになるんじゃないか、と。

…あらすじも全容も公開されてない頃から僕らはこんなこと言ってるんですね、あーオタクきもいきもいw

ともあれそんな不安を持って観たんですが…そんな不安要りませんでしたね、すげー良かったw
もちろん細かいポイントで気になるところはいくつかありましたが、大まかな流れ、ストーリーの展開、どれもとっても心に来る良いものでしたね。
個人的には物語が一本になってたことがすごく好印象。
冬の劇場版『MOVIE大戦』シリーズは、2つのライダーの物語があって、最後にそれが合流。
クライマックスのド派手な戦いが待っている!という構成でここ何年もやってまして、勿論良い面も多いんですが心のどこかで『2つの世界のシンクロ』を望む気持ちがありまして。
今回のお話はど頭からドライブとゴーストが行動を共にし、一つの事件を解決する、というストーリー展開だったんですね。
それがすごく良かったんですね…ストーリーを一つにしたことで一本の映画という感じがすごくしたし、2人の主人公が存在する物語なんだけどどちらも立つように作られてて。
特にドライブ・泊進之介がゴースト・天空時タケルを導くような、”先輩”感を演出してくれてたのがすっごい良かったのです。
もちろん進之介の方が年上で刑事で、経験もたくさんしているからってのもあるでしょうけど、ただの刑事でもただの人間でもない、一年間かけて見守ってきた”仮面ライダー”としての先輩感が出てたのが良かったんですよね…ああ進之介カッコイイ。
ゴーストも自分が蘇るために戦ったりお父さんのことだったりと悩みと葛藤が多いライダーなんですが、そんな中でもこの映画を通じて成長しているのがわかり、とっても魅力的に見えました。

もう一つ見る前から気になっていたことがありました。
それは『ドライブにどうやってなるのか』という問題。
ドライブは最終回でベルトさんが自らを封印する、というかたちでの幕引きでした。
敵であるロイミュードを撲滅し、平和が戻ったからこその選択肢だったんですが、劇場版ではロイミュードはともかくゴーストの敵・眼魔がいるわけで変身しないわけにはいかない流れのはず。
しかしドライブになるにはベルトさんが必須…この問題をどう解決するのか、というのが楽しみでもあり不安でもありました。
その辺も”タイムスリップ”という要素を上手く使って処理していて非常によかったですねー。
ベースとなるのはゴーストの主人公・天空時タケルのお父さんが亡くなった時・10年前。
なので、ドライブの世界でいえば最初の事件・グローバルフリーズが起きるずっと前のこと(グローバルフリーズは1年前)。
進之介はグローバルフリーズの後の8月にベルトさんと初めて出会っているので、10年前はもちろん二人は出会っていないわけで…その辺のやりとりも非常に面白かったですw
そしてタイムスリップが引き起こすタイムパラドクス…この使い方も実に上手だなぁと。
いつものテイストとは違いましたけどこの辺もシリーズ初参戦の脚本家さんを起用した効果なのかな、と思いました。

そして今回最大の見所といえば!やはり霧子と進之介の関係ですよ!!
ゴーストのTV放送のOPやらCMやらで…というか入場者特典のポストカードの時点で既にネタバレかまされてるので書いちゃいますけどw
今作の中のどこかで進之介と霧子の結婚が描かれるんですよ!
はぁ……霧子のウェディングドレス姿…えがった…w
進之介に「やっぱりお前は笑顔が一番だ」って言われて笑う霧子も最高。
警察で特状課の時に着てた征服じゃなくて、普通のタイトスカートのスーツ着てる霧子も最高。
というか霧子最高。
全編通してみるときっと「進之介、霧子!末永くお幸せに!!」って言いたくなるような映画になってます。
そして特典のポストカード4枚組の一枚がその結婚式の時の二人の写真なんですが、裏側には結婚式の時によくある『二人のお互いの印象』とかが書いてあるんですよね〜。
「第一印象は?」とか「直して欲しいところ」とか、一つ一つにニヤニヤが止まらないw
この特典はずるいわ…最高だわ〜。

もちろんダブルライダーが戦うバトルシーンも最高なんですが、今回は物語がすごく印象に残りましたね。
何度も見返したくなるような良い映画だったと思います。
ちなみに12/23から入場者特典が変わってしまうので、ポストカードの”裏側”が読みたい!という人はお早めに劇場に足を運ばれることをオススメします。

僕は23日以降の特製クリアファイルもほしいのでもう一回観に行きますw

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