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間島淳司の日常をプロデュース!!

豆撒く先は…?

おにはーそとー。
ふくはーうちー。

古来から伝わる日本の伝統行事・節分。
当然っちゃ当然ですがアメリカなんかにはない行事なので『節分』を表す英語は存在せず、『Setsubun』、もしくは『The Last Day of Winter』などと、冬と春の節目であることを伝えることで表現するしかないんですねー。
昨年も書きましたが節分の由来は中国の”追儺(ついな)”という行事なので日本だけのもの、というわけではありませんが、それでも日本の、日本らしき行事ってのは大切にしたいものです。


さて、節分といえば。

豆を撒き、鬼を払うというのがざっくりとした説明になるんでしょうか。
”魔”を”滅”する『豆』という言霊を用いて様々な邪気を払うわけですが、そもそもその『鬼』ってなんぞや?って話。
中国から追儺が伝わった奈良時代、当時の”鬼”は疫病など目に見えない邪でした。
鬼という言葉はもともと『おぬ(隠)』から来ていて、目に見えないもの、この世ならざるものを意味します。
目に見えない疫病などはまさに『おぬ』であり、治し方もあまり見つかっていないであろう当時は豆によって魔を滅することでなんとかしようとした努力の跡が忍ばれます。

そんな鬼。
目に見えないものですが節分の行事では鬼役の人が選ばれて豆ぶつけますよね?
学校なんかだと先生がやったりするんでしょうが、そのままの格好ではただの先生なわけで。
なんらかの扮装…しますよね?
簡素なものなら紙で出来たお面とか、しっかりやろうと思ったら赤か青の全身タイツに角が生えたアフロのヅラ、顔もタイツと同じ色に塗って虎柄のパンツを履き手にはトゲトゲのついたデカい金棒、といったところでしょうか。
これ…見えない割にはえらく具体的なイメージですよねw
もともと見えないはずのこの鬼のイメージは、実は仏教の羅刹天の要素が混ざっているんだとか。
まさに鬼神であり、全身黒色で、髪の毛だけが赤い鬼の姿とされているそうです。
もうこの説明に普通に「赤い鬼」とか出てきちゃってますが、その鬼の定義が知りたいんだってばw

ところでこういう際に出てくる鬼のイメージって男ばっかですよね。
女の鬼とかおらんのん???とか思うところですが、調べてみるとこれがまた面白い。
鬼の形態の歴史を辿ると、初期の頃は鬼の姿は女性の方が多かったんですって。
有名なところでいえば、頼光四天王の渡辺綱の前に現れた鬼は女の姿であったとかなんとか。
そして酒天童子の配下の鬼である茨木童子は、女性の姿で「切り落とされた息子の腕を見せてくれ」と頼み、その腕(実は自分の腕)を奪ったというくだりがあるんだとか。
当時の鬼は怨霊を意味するものでいわゆるイメージの鬼とは違い、あくまで『化けている』状態。
男性社会であったであろう当時から、強さ、怖さを表す「おぬ」は女性のイメージだった、と考えると…昔っから男は「女マジこえぇ」と思っていたのが表れてるようでおもしろ恐ろしいですねw

女の鬼と言われて僕らの世代が真っ先に思い出すのは『うる星やつら』のラムちゃんだと思います。
まぁラムちゃんは宇宙人なので厳密には鬼とは違いますが、設定上”鬼型宇宙人”とあるので見た目は鬼ってことでいいのでしょうw
角が生えてたり耳が多少尖っていたり、空飛んだり電気出したりはしますが見た目は地球人とほぼ変わらない…どころかなんなら美少女。
そんな娘がトラ縞模様のビキニにロングブーツ履いてそこら辺をうろついてる(厳密には飛んでるw)んですよ…?

もうさ、『鬼』ってコレでよくね?w


毎年節分になると鬼のコスプレが見られる島国・NIPPON。
…住みたいわ…そんな国、住みたいわぁ…w
2日にツインテール見られて3日に虎縞ビキニ美少女見られるなんて、日本の2月はのっけからすごいスタートダッシュだぜ!!w

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