ほねとかわとがはなれるおと2016-03-25 Fri 00:13
砉。
この文字…なんて読むかわかりますか? 正解は、タイトルそのまんま。 『ほねとかわとがはなれるおと』と読みます。 常用漢字やJIS第一・第二水準と呼ばれる一般的な文字ではないんですが、大漢和辞典の音訓索引に載っているものなんだそう。 世の中にはいろんな知らないことがあるもんですねぇ…ちなみに常用漢字で一番長い読みの漢字は『志(こころざし)』『政(まつりごと)』『承(うけたまわ)る』の、5文字。 JIS第一・第二水準の漢字で一番長いものでも『糎(せんちめーとる)』の7文字なので、砉は13文字と圧倒的に長いことになります。 ただこういうものを専門的に研究してらっしゃる方があまりいないんだそうで、この読み方を『漢字の読み』として捉えていいのか、というのは正確な判断は出ていないようで。 ただ文献なんかには残っているそうなので『マジP!』的にはおもしろいので全然アリw 他にもいくつかご紹介してみたいと思います。 まずは見たことある漢字編。 『答』…あつくかさねた 『噂』…あつまりかたる 『漢』…あまのがわ 『驋』…うまがおいあう 『畦』…かみをまつるところ 『蔘』…ちょうせんにんじん 『覇』…つきのくらいぶぶん 文字を見た感じでなんとなーく想像できるものやそうでないもの、いろいろありますねー。 漢字の漢の字が「あまのがわ」って読むなんて想像できませんがw 『噂』や『蔘』なんかはなんとなく理解できる感じ。 『覇』にいたっては…そんなとこにまで名前と漢字つける必要あったのかwって感もありますが、星空好きとしては月を見る度思い出しそう。 続いては見たことない文字編。 場合によっては表示されない文字もありそうなので、そういった場合は読みから検索して自分で調べてみてくださいw 『咍』…あざけりわらう 『喊』…あじをやわらげる 『磈』…あやうげないし 『奻』…いいあらそう 『飍』…おおかぜのおこるさま 『蜚』…くびきりばった 『盡』…さもあらばあれ 『猇』…とらがひとをかもうとするときのうなりごえ 『痼』…ひさしくなおらないやまい 『众』…ひとがあつまる 『翀』…まっすぐにてんくうたかくとびあがる 『仚』…やまのうえにひとがいるさま …若干物騒なものが多い印象ですがw 首切りバッタとか久しく治らない病とかもうなんでそんな字作ったのかとw 鬼の石で「あやうげないし」とか、女と女で「いいあらそう」とか、こちらもなんとなーく字を見れば想像がつくものが多い印象。 『盡』という字は「尽」の旧字体だそうで、尽きる、やり尽くすというところから考えれば詩的な表現にも見えて美しいくらい。 「まっすぐに天空高く飛び上がる」とかもうどんだけカッコいいのw そして…多少変形してますが人が3つで「ひとがあつまる」、山の上に人書いて「やまのうえにひとがいるさま」……まんまやないか!w ここまで来ると当て字っつーかゴーインっつーかトンチっつーかw もうこういうので良ければ自分で作れちゃいそうな気にもなってきますねw とまぁ調べてみると難読というか長読というか、不思議な感じと読み方があるものだなーと。 なんらかの文献には残ってるということは昔こういうのを思いついて作った人がいるわけでしょ? 「ふふ…出来たぞ、この字こそ『まっすぐにてんくうたかくとびあがる』だ!!」 「この文字を『ひさしくなおらないやまい』と読むこととする!」 なんて言ってる人を見て、周りの人はさぞ気持ち悪かったことでしょうw 今も昔もいるんですね、そういう中二病みたいなタイプの人がw ま、僕も同じジャンルの人間だと思うんで何も言えませんがね! 「自分で作れちゃいそう」なんて発想持ったらあかん!w スポンサーサイト
考察
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