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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

内戦、勃発!

ゴールデンウィークもいよいよ後半、そろそろお仕事始まるぜ、って人も増えてきたんじゃないかと思います。

今年のゴールデンウィークはあまり用事が入らず穏やかな日々を過ごしていたんですが、せっかくだからゴールデンウィークらしいことの一つもしておくべきかな、という思いもあり。
ちょっとした”賭け”に出て眠りにつきました。
その賭けとは…『目覚ましかけずに早起き出来たら、映画見に行く』。
個人的には一つの用事で出かけるのとかなんかもったいない気がしちゃう性質なので、映画のためだけに出かけるのはイヤなんですが…目覚まし無しで起きられたらそれもまた神の思し召しだろう、と。

そして…起床。

まずはこの写真を御覧ください。

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入場特典。

無事起きられたよイヤッホォォォォウ!!w
やー、人間楽しみにしてると起きられるもんですね。
ちなみにこの時時刻はご覧の感じ。

16050602.jpg
7時8分。

起床してる以上もちろんです。
早い…早すぎるだろ!!w
でもこの時間じゃないとダメだったんですよねー、何故なら吹き替えで見たかったから。
アメコミのようなアクションものは映像としての情報量も多いので、字幕を追っていると頭に入ってこないんですよね…それになによりトニー・スタークは藤原啓治さんボイスで喋ってもらったほうがしっくり来る気がするんでw
原音のが本人なんでピッタリくるはずなんですけどね…もうあの外見からは啓治さんの声が出てくるもんだという刷り込みが、幾度かのブルーレイ鑑賞で染み付いてしまいましたw

ということで本日は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の感想。




タイトルの『シビル・ウォー』ってどういう意味だかご存じですか?
僕はてっきり「キャプテンアメリカでしょ?ウィンター・ソルジャーと因縁もあるし、シベリアかどっかでデカいドンパチやるからシベリアン・ウォー、略してシビル・ウォーなんじゃないの?」とかテキトーなこと思ってたんですが全然違いましたw
シビル・ウォーってのは「内戦」って意味があるんですって。
アメリカでは南北戦争を連想する人が多いんだそうですが、マーベル作品内で南北戦争級の”内戦”が起こる、ということを示唆してるタイトルだったんですね…そういやCMでも『内戦勃発!』とか言ってたわ、これのことだったのかw

そこにさえ気づいてれば予想できたのかもしれませんが、今作はまさに内戦を描いた作品。
前作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の後、新体制のアベンジャーズに”内戦”が起こる…そういう映画。
チームが分裂してスーパーヒーロー同士が戦う映画なんですよね〜。
これを「アツい!」と取るか「ヒーロー同士の戦いなんて見たくない!」と取るかは視聴者によって分かれるところでしょうが、そういったところも含めて非常に難しいテーマを扱った内容でした。
というかスーパーヒーローが出てくるしバトルもするんですが、そういった部分よりも「ヒーローの人間的な部分」を描いた映画だな、と。

キャプテンアメリカやアイアンマンをはじめとしたアベンジャーズのヒーローたちは、これまで数々の巨悪から世界を、人類を救ってきました。
それこそ自分たちの生命をかけて、最前線で。
ただその戦いの中で街は壊れ、巻き込まれた人は生命を落とし、正義のための行為とはいえ破壊してしまったものも多くあったわけです。
建物のような物理的なものだけでなく、生命や生活といったものも含めて。
民衆はヒーローに疑念を抱き、人類を代表する組織は彼らの舵取りをしようと動き出します。
自由と平和を重んじるキャプテン・アメリカは組織の管理下に置かれることを嫌い、アイアンマンはチームの仲間を守るために管理下に入ることを勧めるカタチに…2大ヒーローの意見は真っ二つに。

汚名を着せられても世界を、自分が正しいと思う道を守るため力を行使することを選ぶのか、仲間を守るため”民意”という強さに迎合して折り合いをつけてやっていくのか…。
ある意味2つの強さのぶつかり合いなんですよね。
個の力が強いスーパーヒーローたちが生きる世界は、総意で物事が決まる民主主義の世界。
学校とかでもそうですが、人は強すぎる力や異質なものを見せられると、それを排除しようとする働きを持っていると思います。
ヒーローたちのスーパーパワーはその働きが発動するには充分過ぎるもので、個を取るか全を取るか、その選択を強いられ内戦に広がるわけです。
作中でも各ヒーローがその選択を迫られ、どちらに着くかを決めなければならないんですが、そこで悩み葛藤する様はとてもスーパーヒーローとは思えない、等身大の人間のようでした。
強い者たちの、弱い部分を見せつけられる…そんな映画でもあり、そういう意味では遠くに感じるヒーローたちに親近感を感じる映画かもしれません。

…内容がしっかりしてるせいで重い感想になりがちですねw
もちろん作品の見どころはストーリーだけにあらず。
ヒーロー同士のバトルも見どころです。

今回ヒーローたちは2つのチームに分かれてバトルをすることになるんですが、それぞれの能力に合わせて戦う姿はド派手。
またヒーロー同士の協力プレイみたいな戦い方も超必見です。
個人的にはホークアイが放つ矢に、小さくなったアントマンが張り付いて飛んでく、って戦い方が好きでしたねー。
一人では空中に飛べないアントマンとホークアイが、空中にいる敵にトリッキーな作戦で挑むのは見ててワクワクしちゃいますよね。
アントマンもそうですが、他にも今回アベンジャーズ初参戦のヒーローたちの活躍もまた必見。
仲間たちに比べると幾分子供なスパイダーマンはとってもチャーミングで、重い作中での清涼剤的な役割も担ってると思います。
アフリカの国の王であるブラックパンサーも、勇敢で大人で非常に良いキャラクター。
どちらも今後マーベルシリーズで映画化されるのが決定しているので、そちらを見てからもう一度この『シビル・ウォー』を見てみるとより楽しめるかなー、なんて思いました。


冒頭で「非常に難しい作品」といいましたが、この映画では”正義”というものがそれぞれの立場によって変わる、ということが描かれていると思います。
その人その人の立場や生き様、信念によって正義は姿を変え、ぶつかり合うことがあるのだと。
誰も間違っていないだけに苦しみ、負けた者はもちろん勝った者にも苦い何かが心の中に広がることでしょう。
意外とそういうことって、実際僕らの周りでも起きてることなのかな…って。
みんな正しいけど、みんな間違ってる。
100%正しいものがない中でどんな選択肢が選べるのか…そういった『生き方』みたいなものが物語のテーマなのかも、なんて思ったり。
4月頭に観た『仮面ライダー1号』同様、この映画も非常に考えさせられる内容でした。

日本だろうとアメリカだろうと、ヒーローはすぐに僕に大切なことを教えてきおる…あー頼もしい頼もしいw

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