三すくみ。2016-09-19 Mon 00:05
先日、1日途方もなく暇な日があったんで「今日は見てないビデオを消化する日にするぞ!」ってことにしたんですね。
録画したけど見られていないもの、DVDとかブルーレイとか買ったのに買った段階で満足しちゃって見てないものetc…特に1日ヒマ、ってことなんでかなり長いシリーズでも行けるぞ、と思ったんで厳選に厳選を重ね選んだのが…こちら。 ![]() 仮面ライダーブレイド! 当時はDVDにしかなってなかった平成ライダーシリーズが、現在続々とブルーレイ化されてまして。 好きだった作品とか気になってたけどDVD買わなかった作品とかをちょこちょこと買ってたりしたんですよね。 ブレイドは後世、ある意味でとてつもない話題作にはなったんですが、当時僕の中では大ハマリするほどではなく…ただ「話はおもしろかったよな…」というおぼろげな印象。 調べてみたら2004年の作品、もう12年も前のことなんで覚えてなくても仕方ないんですけど。 そんな印象もあり「もう一度ちゃんと見てみたいな」という思いから、ブルーレイを購入したんですが…なにせTVシリーズ全話でしょ?全49話ですからね…なかなか重い腰が上がらなかったのです。 でこのヒマな1日に「今だ!!」と舞い降りたわけですね。 で早速再生してみたんですけど…これね、すっげーおもしろいですw もともと暇だからたくさん見ようとは思ってましたが、面白くてずーっとぶっ通しで一気に11話まで夢中で見るくらいにおもしろかったです。 干支一周も前の作品なんでネタバレもクソもないでしょうし、どこが面白かったのかハッキリ書いていきまーすw ブレイドには序盤3人のライダーが出て来るんですが、ライダーそれぞれに目的が違い、共闘するということがあまりありません。 その理由が実に明確で、ただ視聴者にだけわかるように作られています。 いわゆる人間ドラマが優れてるんですね。 主人公・ブレイドはBOARDという組織に所属し、謎の怪物アンデットと戦うことを生業としている青年。 ある日自身が所属する組織・BOARDの基地がアンデッドに襲撃され壊滅、研究員の女性と二人で生命からがら逃げ延び、行方不明になった所長や先輩ライダーの橘さんを見つけるため、そして人類を守るためにアンデッド討伐を続けることを決意します。 彼は子供の頃自宅の火事で両親失っており、その時両親を助けられ無かった苦い思い出があって、そこから生まれた「人を助けたい」という思いが、アンデッドを倒す原動力となっています。 彼は「両親を救えなかった」自分の不甲斐なさを怒りに変え、人類を守る平和の戦士なのです。 一方もう一人のライダー・ギャレンは、もともとはBOARDの研究員。 適正能力を買われギャレンとなるも、システムの不備により彼は体を蝕まれ、そのことから所長や組織を強く恨んでいます。 彼の目的は、自分の体を元に戻す方法を探すこと…そのためにアンデッド襲撃の際行方不明になった所長を探し出そうとしています。 その為、所長を信じ守ろうとする主人公・ブレイドとは行動を別にします。 戦いの中攻撃を仕掛ける、なんてこともあったりしますが、全ては自分の生命を守るため、なのです。 そして3人目のライダー・カリスは、実はその正体はアンデッド。 人の姿に化け、人間の言葉を話すことも出来る上級のアンデッドですが、過去に戦いに巻き込まれ死んでいった男に「家族を…頼む」とお願いされたことに疑問を感じます。 『自らの生命活動が終わろうとしているときに、何故他人のことを気にするのか』。 アンデッドである彼は、それを知るために男の家族を守ることにしたのです。 人間ではないけど、男の家族を守るために戦う彼は非常に危うく、ミステリアスな存在です。 とまぁそれぞれがまったく違う目的で動いてるもんだからすげーよく戦うんですよ、ライダー同士が。 ただ変身前の姿でも会って話をしたりするので、ちょっとずつそれぞれの思惑がわかっていったり、利害が一致すれば共闘することもあったり。 そして交錯する思いの先、謎が解けていったりするのがとっても惹かれます。 敵の存在理由とかもかなり明確なのもいいんですよね。 アンデッドは1万年前に戦いの末破れ、封印された不死の生命体。 その戦いの勝者が人間だったため現在の文明があり、3年前とある事故で封印が解けたアンデッドたちは人間を駆逐し自分が勝者になるために戦ってるわけなんですねー。 不死なので殺すことはできず、倒す方法は人間が作ったライダーシステムを使い、弱らせた後カードに封印し直すことのみ。 序盤からいろいろわかってるってのは昨今でも珍しい気がします。 …とまぁ11話時点でおもしろいな、と思えるのはこんなあたり。 全体的にシリアスで追い詰められた緊迫感が映像や芝居に漂ってるのも好印象。 子供向け番組でもあるのでちょっと展開が急で、感情が突然爆発して見えて「どうしちゃったの…情緒」と思うときは多々ありますが、それもご愛嬌w ある意味ではお話がシリアスで難しいので、テレビでやってた時みたいに1話ずつ1週間に一度見るよりも、こうやって一気に何本も観たほうが楽しめる作品でもある気がします。 49話中の11話、まだまだ先は長いので、じっくりといいつつも一気に駆け抜けたりしつつ、楽しんで見ようと思いまーす!! スポンサーサイト
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