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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

新小岩ジャイアントポメラニアンズ。

昨日は劇団東京都鈴木区第15回公演『ヘッドライン×デッドライン』の打ち上げで朝まで飲んでました。
不思議ですね…今回特に関わってないのにw

あ、記録係かw

2/8から12日まで全8回に渡って行われた本作。
実は過去に2度ほど上演した作品で、初演は2011年の2月にやっていたそうです。
2回目の再演は2012年の2月。そして今回も2月。
…ヘドラは2月じゃないとやっちゃいけないルールでもあるんでしょうかw
過去の2回は『スズキクキカク公演』と銘打ち若手公演として上演された作品で、今回本公演としてやるのははじめてのこと。
実は過去2回の公演の頃はまだ鈴木区さんと仲良くなる前でして、ちゃんと見たことなかったんですよねー。
一度劇場で過去作品を上映するという企画の際に映像として見たことはありましたが、メンバー内人気も高い作品だっただけにいつかちゃんと舞台として見たいなーと思っていた夢が叶ったかたちになりました。

再演といえどリライトを加え別のかたちになっている部分も多く、今回話の上でしか出てこなかった「人間国宝のおじいちゃん」が過去作にはいたり、ベースは同じだけどまったく別の作品と思ってもいいほどの改訂が加えられている印象。
こうなると当時の映像また見たいな、という欲も出てきますが…まずは今作の感想から。


まず今回劇場に着いて感じたのは、舞台空間の使い方のおもしろさ。
過去何度も今回上演した劇場・遊空間がざびぃでのお芝居を見て来ましたが、全開で横長に舞台空間を作ったのは初めてでした。
舞台上手奥に舞台となる喫茶店『5分だけの我が蓋』の入り口があり、そっちから入ってきた場合は舞台面すべてが店内に。
下手側から出てくると外でのやりとり、という使い分けで舞台を作ってましたが、舞台が横長なので下手側で屋外のシーン見てるとホントに屋外に見えるんですよね。
頭の良い使い方だなーと思いました。

そして再三書いてますが過去に若手公演として作られた作品のためか、非常に運動量の多い作品になっていたのも印象的。
鈴木区はコメディ劇団なので普段からドタバタなシーンも多いんですが、今回は特にそれが顕著。
テレビ番組の撮影で写り込んではいけない人がカメラから逃げてドタバタするシーンは舞台を所狭しと駆けまくり、さながら鬼ごっこのよう。
みんな汗かいてましたねー、アラフォーの人も多いだろうによくやるわw
キャラクターが非常に濃い人が多かったのも印象的でした。
オカマのようでオカマでない、マダムや「考えられまつぇん!!」と滑舌にクセのある小山内さん。
ADの江口くんもかなり味付け濃いめのキャラクターでしたね…普通こんだけ尖ったキャラ出したらキャラの渋滞起こりそうなもんですが、それが面白い感じにマッチングしていくのも鈴木区の魅力の一つだなーと感じました。

物語は専門学校に通う女の子が先生と共にインターネットのテレビ番組『奥様、もう五時ですが?』の現場見学に行くところからスタート。
ところが番組リポーターが本番直前になっても現場に来ず頭を抱えるスタッフに「私がやりましょうか?」と提案、シロート同然の猪突猛進ガールを起用することになってどうなる…!?といった内容なんですが、これがまた終盤の展開は僕らのような職業を目指してる人には非常にグサリとくる内容。
ヒロイン・相澤ナツは専門学校生ではあるものの26歳という設定。
若手公演だった時はきっともっと若い設定だったんでしょうけど、今回再演するにあたりリライトの結果設定が大幅に変えられたものと思われます。
人前で何かを表現することに憧れ、たまたまやってきたチャンスに喜び、走った結果犯した失敗で自分の全部を否定された気分になり挫折するヒロイン。
19歳とかもっと若い設定なら「若いからこういうこともあるよね」と見てられる部分もありますが、26歳となると見え方が変わってくるんですよね…「もしかしたらラストチャンスなのかも」という目線が出てくるから。
最終的にはヒロインは立ち直り、またその道を走り出すんだろうな、という終わり方をするのでハッピーエンドっちゃハッピーエンドなんですが、テレビ業界に関わらず何かになろうと必死に走っている人にとっては、ちょっぴり辛い現実も垣間見える厳しい内容の本だったようにも思います。
そういう厳しめの内容をコメディに乗せて描くから、シリアスとギャグのバランスが良い作品が好きな僕にヒットするんでしょうね…鈴木区。

あと鈴木区といえばワードセンスのおもしろさ!
智晴くんとは世代が一緒なので特に刺さる部分もある気がしますが、とにかくワードセンスがおもしろいんですよね。
中でも今回やたら心に引っかかったワードはマダムの「アァタ?アチクシをナメナメしくさったタコスは?」という台詞。
アチクシとかアァタって表現も大概ですが「ナメナメしくさったタコス」てw
これが思いつく発想力がすごいですよね…

今回も非常におもしろかったです。


可能ならば…なんかでお芝居にも関わりたかったなぁ…でもDVD化するからなぁ…勝手に映り込むと怒られるんだよなぁw
ということで僕はまるで映り込んでもいませんが、見に行けなくてでも見たかった!という方はDVDを買う、という手もあるようですよ。
webでの予約受付もしてるようなので、詳しくは鈴木区さんのtwitterかなんかを調べてみてくださーい。

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