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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!

世間では今日から『プレミアムフライデー』なるものが始まったようですね。


「毎月月末の金曜は仕事を15時に切り上げて、余暇をしっかりたっぷり楽しもう」というものだそうですが、すごくいい考えだなーと思う反面日本で根付くのかな…という不安も。
物理的に仕事する時間が減るわけで、そこまで景気も良くない雰囲気の中GOサインを出せる会社は実際少ないようですし、「亭主元気で留守が良い」なんて言葉もン十年前に出来た日本文化の中。
実際に16時くらいに旦那が家に帰ってくることをあまり望まないような、奥様の意見もちらほら。
さらには15時から飲みに行って「あそこの会社はプレミアムフライデーなのか…くそ」とかいう周りの非導入派の会社員からの目を気にして「やっぱ19時から飲みに行こうぜ、それまで三々五々で」みたいな消極派の意見なんかもありそうな気がします。
まぁ実際週休二日制が導入されたときも批判的な意見も多かったそうですし、それでも根付いたことを考えるといつかは…という気はしますが、どちらにしても我々の業界にはあんま関係なさそうなので皆さんせいぜい景気を回していただきたいと思いますw


さてそんなプレミアムフライデー。
数時間ではあるものの余暇が増える、ということで、天邪鬼な考えを発揮する今日の我がブログは…仕事について書いてみたいと思いますw
ヒャッハァー!人が働いてるときには休みたくて、人が働いてないときには働きたいぜー!!w

まず我々の仕事『声優』ですが、現在は非常に多岐にわたるお仕事をさせて戴いております。
仕事の裾野が広がったというか、間口が広がったというか。
僕らが目指したときにはアフレコやラジオ、ナレーションなんかが主だった仕事の印象でしたが、現在ではTVやネット番組への出演、雑誌、人によってはライブ活動なんかも仕事の内訳に入ってきています。
各事務所さんや各役者さん毎に特色や得意分野もあるでしょうから全員がすべての仕事をするわけではありませんが、もはや声優というよりタレント…もっといえばマルチメディアクリエイターみたいな職業になりつつあるな、という印象。
その中でもやっぱり楽しくてやりたかったのはどうしても『アフレコ』になりますけどね。
ということで本日はアフレコについてのお話。

アフレコ…特に僕の場合アニメのアフレコが多いわけですが、アニメでも洋画でもやってることは「画面内にいる人物になりきってお芝居をアテる」という作業であることに変わりはありません。
ここで大事にしなければいけないのは「キチンと表現をする」ということです。
ただ台本に書いてある文字列をタイミングよく読むだけではお芝居になりませんから。
口パクが合うことは最低条件、そこにどういうプラスアルファを乗せられるかが良い役者かどうかだと感じます。
台本通りにやろう、ト書きを読み込もう、アドリブを入れてやろう、人それぞれにプラスアルファの乗せ方は違うと思いますが、僕にとってアフレコは…ゲームですw

「遊びでやってんのかふざけんな」とか言われそうですがもちろんそうではありません。
もともとオタクで自分に自信なんかないタイプの僕は、台本に書いてある通りのことしか出来ないと思っています。
アドリブで面白いこと思いつく人は本当にすごいな…ト書きに書いてない選択肢選べる人は本当にすごいな、といつも感じてます。
そんな僕に出来ることは「台本に書いてある設計図通りにお芝居を作ること」です。
過不足なく、100%台本に書いてある通りに演じる。それが僕のお芝居の正解。
キャラクター性もそうですけど、アフレコの場合喋る速度も作品やキャラクターによって違います。
それもまた『設計図』の一つであり、それが僕にとって早かろうが遅かろうが、台本に書いてある通りに実現する。
家でのチェックや現場でのテストで口の動きを確認して速さを調整、直しを経て本番、あるならばリテイク。
これらすべての作業を、高い精度でやっていきたいなーと思っています。
感覚でいえばちょうど音ゲーで上から流れてくるのをタイミング良く押していく感じ。それに近い感覚。
GoodではなくMarvelousですべてをクリアしていきたい感じ…わかりますこの感覚w
だから「ゲーム」なのです。

人によっては『ドラマCDの方が自分の速度で芝居できるから楽しい』と言ってる方もいますが、僕からしたらアフレコの方が楽しいしやりがいあるんですよねー。
僕がやりたいのは自分の芝居を見せつけることじゃなくて、お芝居を通じて誰かの歯車になることだから。
ドラマCDも楽しいけど、ヒントが少ないんで不安の方がデカいですw
ラジオなんか聞いてもおわかりだと思いますけど、僕喋る速度が根本的に早いんで、ドラマCDやゲームのような自分で速度調整する役だと80%くらいの確率で「お芝居の方向性良いんですけどちょっと早いですね」って言われますw
仕方ないんじゃ〜、ヒント少なくて不安なんじゃ〜、自信ないから終わるなら早く終わらせたいから早口になるんじゃ〜w

こんなこと言ってると「ホントにお芝居楽しいの???」とか思われそうですが、お芝居は楽しいですw


役者然たる方々って、自己表現としてお芝居をなさってる方が多くて、自信に満ち溢れててカッコイイなーって思います。
ただ僕の場合はそうではなくて、自己を使って他人の表現のお手伝いがしたいというか…いうなれば『他己表現』としてお芝居をしているってことです。
だから何にだってなりたいし、なんだって出来たいし、難易度の高い役ほど燃えるのです…なんかドMみたいだけどw

あんまり役者同士でもこういう話しないんでいろんな役者さんからお話聞いてみたいですよね、こういうの。
でも聞いてるんだろうな…酒の席の2次会とかで。
覚えてないだけでw

あーもったいない!!w

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