江戸川!2017-04-18 Tue 00:11
鈴木区…では明確に言えばないんですが、鈴木智晴くんが脚本・演出を担当した舞台『乱歩奇譚』を観てきましたよー!
…ご厚意で招待(?)でw 事の発端は観に行った数日前の飲み会。 乱歩奇譚本番後、鈴木区界隈の人々だけで集まって飲む飲み会がありまして。 それは舞台関係ない人でも来ていいよ、ということだったので行ったんですが、要はその日に大阪から手伝いに来てくれてた子が帰る、ということで開かれた会だった模様。 そうとは知らずに普通に遊びに行って「気をつけてねー!」なんて言いつつ送り出し、その後も会は継続。 当然話は現在絶賛上演中の舞台の話になるわけで…見てない僕は置いてきぼりw 実はこのさらに数日前『本番のチケットは完売で席がないけど見て欲しい!』という思いから、本番の前、最後に本番同様に舞台上で芝居を一回通す”ゲネプロ”と呼ばれるものを見せよう、というお話があったんです。 そういうのってだいたい朝から舞台を仕込んですべての準備が終わった段階、夕方くらいにゲネをやって夜から初日の本番!ってケースが多いんですが、今回もご多分に漏れずそんな感じで。 すごい「見て欲しい!」って言われてたんで行こうとは思ってたんですけど、運悪くその日に仕事が入っちゃって行けなかったんですよねー。 申し訳ないと思いつつもこればっかりは仕方がないし、完売で席ないんだしどうしようもないよな、あるんなら記録映像かなんか見せてもらおっかなー、なんて思ってたんですが、その飲み会の席でもすげー言ってくるわけです、「マジ兄どっか来れる日ないの?」と。 いやだから席ないんでしょ?だったら見れないじゃん?と思いつつも「楽日なら空いてはいるけど…」と答えると「おいでよ!」とw どっから見んだよ!と思ったら音響さんの隣の微妙に空いてるスペースで!との答え。 おぅ…たしかにそれならチケット完売でも見られるけどさ…なんかどんどん鈴木区の中の人化していってる気がするw ということで音響卓に座って、仕事の邪魔にならないようひっそりと観劇してきたのでしたw もともと『乱歩奇譚』は2年前のアニメが原作。 その1話2話あたりを原案としつつ再構成したような内容が舞台版のストーリーとなっていたんですが、これは後から調べてわかったことであり僕は乱歩奇譚は見たことがありませんでした。 舞台を見た時点での情報は ・原作は上江洲誠さん ・鈴木智晴が脚本・演出を担当 ・コバヤシ役はアニメで声を演じてた高橋李依ちゃん本人が演じる ・鈴木区メンバーもちょろっと出るよ☆ 程度。 上江洲さんは『これはゾンビですか?』や『暗殺教室』でお世話になった方で、原作つきのシリーズ構成でもあんだけおもしろいものが書ける人なんだからオリジナルの乱歩奇譚もおもしろいんだろうなーという想像は難しくなく、そこに同じく脚本に定評のある鈴木智晴の鈴木区パワーが加わるわけで、おもしろくならないわけはない、という認識はありました。 鈴木区メンバーがどの程度出るのかも知らないけどきっとおもしろい使い方してくるだろうし、僕の中の見所としては「鈴木区テイストgどこまで入ってるか」という点。 あと高橋李依ちゃんは『SHIROBAKO!』の頃から知ってるので頑張ってほしいな、ということも含みつつの観劇でしたが…思った以上によかったですね。 いわゆる2.5次元と呼ばれるような、アニメを原作とした舞台は初めて見た(すげー昔にHUNTERXHUNTERの舞台は見たことあるけど15年くらい前w)んですけど、まずその再現度がすごい。 見た目の整った役者さん達が原作と同じ服装をしお芝居をする。 なるほどこりゃ2.5次元だわ。 後で調べてわかった部分もあるんですが、皆さんちゃんと元になったアニメで声を当ててた方のお芝居を意識してらっしゃって、ムリヤリ舞台化したような違和感もなく普通に楽しめる内容。 そして…随所に放り込まれる鈴木区テイストw 「お茶を持ってこい」と言われて持ってくるのが英国風のすげーちゃんとしたヤツで「それはなんだ?」「お茶です」「中身は?」「緑茶です」とかなんでやねん!と言いたくなるようなものにツッコミを入れないあの感じw 脚本にも潜り込ませつつ演出面でも鈴木区テイストは活かされてて、目線の誘導とか映像の使い方とか、鈴木区でも見たことある感じの演出がふんだんに盛り込まれ「智晴くんと2.5次元って相性いいんだなー」って感じがすごいしました。 てか鈴木区っていつも小劇場でやってるので、今回のような大きい舞台だと小ぢんまりしてしまうかも…とも思ってたんですが全然そんなこともなく。 いつもよりお金がかけられるのもありますが、セットを巧みに利用してシーンの変化を見せていく手法は流石だな、と思いました。 大きい劇場でも全然通用するじゃん!鈴木区!! そしてコバヤシ役の高橋李依ちゃんも素晴らしかったです。 稽古してる段階から「李依ちゃん超ヤベェっす、うめェ」とか宝田あたりから聞いてたんですが、とても初舞台とは思えないほどの完成度。 もともと自分がアニメで担当してたキャラだから、ってのも多少はある気がしますけど、それにしたってあの堂々たる様子はとても経験値がなかった人とは思えない。 周りの方が背の高い男性が多かったので、コバヤシの13歳という設定も上手く活かされてて普通に見れちゃいましたね。 才能のある若手、すごいw 本来こういった舞台ってある程度原作を知らないと楽しめない部分があるのかな、なんて勝手に思ってたんですが、全然そんなことはなく知らない僕でも楽しめました。 鈴木区パワーもあるけど、舞台を見て逆に『原作のアニメ見てみたいな』と思えたのは作品の持ってるパワーだと思います。 改めて良いものを見ました…音響卓でも見られてよかったw 来年には第二話となる舞台の続編も決定したそうで、出演者の皆さんにも智晴くんにも頑張って戴きたいものです。 スポンサーサイト
鈴木区
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