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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

キン肉マンってそんな話だっけ?

お仕事が複数ある日は空き時間の過ごし方が非常に難しいです。


今日も仕事が2件あり、一件目の仕事と二件目の仕事の間が1時間空けられていました…とここまではいいんですよ、この一時間が移動時間になるわけで、逆にこのくらいはないと慌てふためいて移動することになるんで。
ところがどっこい、この仕事はその日収録予定の分量が録り終われば終了時間よりも前であっても帰ることが出来てしまう仕事なんですねー。
一件しか仕事がない日なんかはそれでどれだけ早く終わって早く帰れるかが仕事のモチベーションだったりすることもあるわけでw
ところがコレが2件ある日だと地獄を招くんですね…まさに今日がそう。
1件目の仕事を1時間巻いて終わってしまい、2件目の仕事までの空き時間が2時間空くことに…飯食って移動するにしてもどっかで時間を潰さないといけないくらい空いてしまいました…さてどうしよう。

まぁとりあえずまずメシ食いますよね?
時間潰せそうな、長居しても怒られないお店に行ってもよかったんですが食べたいものはそういう感じのものじゃなかったのでまずはメシ。
15分ほどで食べ終わり店を出てからどうするか考えたんですが…結局なにも思いつかず近くにあったカフェにて時間を潰すことに。
片手ではグリムノーツを進めつつ(今来てるイベントがひたすらにクリアして白雪姫のレベルクエストなんで、オートプレイで出来るのです)、目はiPadを使って最近買った『キン肉マン』の60巻を読むことに。

これがねー、今激烈アツい展開なんですよー。
キン肉マンって36巻ですげー昔に完結してたんですが、近年になって37巻以降の続編が作られたんですよ。
36巻で超人の神たちがキン肉星の王位を争う運命の王子たちのバトルを描いて、最終的にキン肉マンが優勝してキン肉大王に即位して終わったんですが、37巻以降ではその半年後、王としてキン肉マンがキン肉星に帰り即位したあとのお話が始まりました。
そこに夢の超人タッグトーナメントで姿を現したパーフェクト超人たちのよりスゴい奴ら・パーフェクトラージナンバーズっつー、名前だけでもだいぶスゴそうな奴らが攻め込んできたところから新たな物語は始まりました。
そっから悪魔超人、正義超人も入り乱れてのパーフェクト超人との戦いが始まったんですが、途中からその攻め込んできたラージナンバーズが、パーフェクト超人の始祖の11人・『パーフェクトオリジン』であることが発覚、バカほど強い彼らと正義・悪魔超人たちの死闘が行われ、文字通り命を賭けて戦って死んでいく超人も現れるほどの死闘が繰り広げられました。
悪魔超人なんて2人しか生き残らなかったですもんね…マジ死闘。
そして実は悪魔超人軍のリーダー・悪魔将軍が実はパーフェクト超人のリーダーの一番弟子であることが発覚…ひいては悪魔将軍は元パーフェクト超人ってことなんですが。
悪魔将軍はかつて考え方の違いから袂を分かち、パーフェクト超人のリーダー・ザ・マンが道を間違えた時は彼を止めることを使命として動いていたのです…なんならそのためにザ・マンの元を離れたくらいの話で。
そして戦いは悪魔将軍とザ・マンの直接対決!というところまで来てたんですねー、コレが59巻のラストのお話。

つまり60巻は37巻から始まった新たな戦いのラストが描かれているわけですよ…!これをアツいと言わずしてなにをアツいというのか!

まぁとはいえ。とはいえですよ?
キン肉マンって僕が小学校の頃から連載してた作品ですよ?今もそのテイスト残して書いてるんですよ?
普通に考えれば…ちょっと古くさい作品ってことじゃないですか?
子供の頃とは違い様々な経験をしてきた僕としては、懐かしいと感じることはあっても感動の度合いとしてはかつてより低くなってしまうのかな…と思いつつも、ワクワクしながら読み進めたわけです。

冒頭からザ・マンと悪魔将軍の激しい戦いが繰り広げられ、戦いながら会話でかつての思い、今の考えをぶつけ合う2人。
話は正義超人・悪魔超人・パーフェクト超人の在り方の話にまで発展します。
完璧であるが故に自らを超える存在が現れず、苦悩した結果「完璧である自分がすべてを管理することが一番良い」という考えに行き着いたザ・マン。
かつて言われた「師匠を超えるのは弟子の務めだ」という言葉を信じ、完璧を超えることを願い続けた悪魔将軍。
その答えを正義超人の友情パワー…感情の中に見出し、自らパーフェクト超人であることをやめる決意をし、袂を分かった過去…完璧でないからこそ完璧を超えることが出来るなんて、完璧を目指して精進し続けたパーフェクト超人にとってなんと悲しい答えでしょうか。

2人の戦いは素晴らしいかたちで決着するのですが、戦いの結末を見ててマジで泣きそうになってたんですよ。
そしたら作中でもキン肉マンたちも泣いてて。
なんなら悪魔超人とパーフェクト超人の戦いなんで、正義超人であるキン肉マンたちには関係のない話なのに、それでも涙が溢れてしまうほどの素晴らしい戦いであったと、まるで読者の代弁みたいなことを言ってくれるのです。
僕ら読者なんて正義超人よりももっとこの戦いに関係ないですもんねぇw
それでも感動できる戦いだったっちゅーことですよ…さらにはキン肉マンは2人の戦いの中に正義超人の理念が込められていた!と主張するのです。
そしてその先に待っている大団円…いやーマジクライマックスに相応しい終わり方でした。


もう30年も前に始まり、一度終わった作品がまた復活してストーリーを紡いできたのはただの郷愁だけではなく、しっかりとしたメッセージがあったからこそなんだと改めて感じることが出来る良い結末だったと感じました。
もともとギャグマンガみたいな始まり方した作品とは思えませんよね…w
新しいストーリーもおもしろかったですが、おもしろかったからこそ原点に立ち返って夢の超人タッグトーナメントとかキン肉星王位争奪戦のお話もまた読み返したくなりました!
やっぱ名作は名作だ!
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