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北方の神様

ちょっと出遅れちゃいましたけど観てきましたよ〜!


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『マイティ・ソー バトルロイヤル』!

どうしても吹き替えで観たくて…でもやってる劇場少なくて…それとスケジュールの兼ね合いで一週間近く遅れてしまいました…でも良かった!
例によって事前情報なにも入れずに観に行ったんですが、思ってたのと全然違う話でしたw

ざっくりとしたあらすじ…にもならない導入のお話をすると、悪くて強いせいで島流しにあってたソーの姉・ヘラがアスガルドに戻ってきてさぁ大変!どうする!?世界を救えるのかソー!みたいなお話なんですが、非常に見やすい構成になってたなーと感じました。
今回コメディ色が強めなんですよね…監督のタイカ・ワイティティって人がもともとコメディをよく撮る方らしくて、そのへんの影響がデたのかなーと。
キャプテン・アメリカとかだとどうしても話がシリアスで重めになっちゃいますからね…別にそれがダメなわけじゃないんですけど観ててどっかキャップの苦悩と葛藤が伝わってきて、こっちも辛くなっちゃう瞬間とかありますからねー。
今回のメインはソーとハルク、という脳筋パワーファイター寄りの2人だということで、あえて意図的にそっちに振った、みたいなことがパンフに書いてあって「なるほど」と思いました。

CMなんかでソーとハルク、それにロキと知らない女が4人で並んで「これから戦うぞ!」みたいな空気出してるシーンがよく流れてて、且つタイトルが「バトルロイヤル」とかいうから、4人でチーム組んで天下一武道会みたいなことやるのかなー、なんてぼんやり思ってたんですが、そこが全然違ったんですよねーw
ただ断片的には合ってるところがあって、まず天下一武道会みたいなことはやるんですよw
で4人…ではないけどチームも組む。ただコレが天下一武道会で組むわけじゃないw
完全に「バトルロイヤル」というタイトルに踊らされました…なんか調べたら現代は『マイティ・ソー ラグナロク』というタイトルなんだそうで。
ラグナロク…FFに出てくる剣?wって方も多いでしょうが、実際は北欧神話における週末の日を示す言葉。
作中でもまさにそのように使われていて、ソーが序盤からけっこうキーワードとして言ったりします。
あらすじで言った「世界を救えるのか!?」ってのがまさにラグナロクなわけですね…でもヘラがラグナロク起こすわけじゃないんですけどw
このタイトルだったら天下一武道会なんて想像しなかったのに…と思い邦題が変わった経緯を調べてみたところ「日本ではラグナロクは馴染みがない」という理由。
いやあるわ知ってるわ!…え、みんな知らないの?w

今回の敵は先述の通りソーの姉・ヘラ。
ソーの姉ってことはロキにとっても姉にあたる(実際の北欧神話ではロキはヘラの父なんですがw)わけですが、コイツの強さがまー尋常じゃない。
ソーとかロキも神の名前(というか二人共実際神ですがw)で、ヘラももちろん神の名前。
でもヘラって聞くとギリシャ神話のゼウスの嫁の方を想像する方が多いと思います。名前は同じでも2人は別の神。
ギリシャ神話のヘラは結婚や母性を司るのに対し、北欧神話のヘラは死を司るというまったく性質の違う神です。
でそのヘラ、攻撃方法がやたらすごくて、手から次々と剣を生み出して放てるんですよね。
虚空から無限に剣取り出して斬ったり投げたり…と
どっかで見たことあるなーと思ったらアレです、Fateのアンリミテッドブレイドワークスw
何故死の神がアンリミテッドブレイドワークスを…という疑問はさておきw
とにかくド序盤からヘラが強すぎてソーとロキの強さが霞むほど。
ソーもロキも神様だし相当強い…っつかアベンジャーズの時のロキは手がつけられないくらい強かったですのに…まぁ過去作を超えない敵なんてことはないでしょうから当然なんでしょうけど。
その影響なのか、今回はソーがとってもコミカルで人間味溢れるシーンが多いです。
いうてミョルニルハンマーもあるし雷神様でもあるので強いことは間違いなく、ソーの『弱さ』というのはこれまであまり描かれることはありませんでした。
今回一番デカかったのはそこですねー、あとロキとソーの兄弟愛やオーディンとの家族愛。
登場人物が神ばっかなので忘れがちですけどマイティ・ソーって壮大な家族の喧嘩なんですよねw
今回もヘラという姉が帰ってきての戦いですし…ヘラにとっては「親に捨てられた娘」みたいな立ち位置でもあるので、やはり家族愛の話なんだと思います。

で今回メインがソーなんで当然舞台はアスガルドのように地球以外の場所になるんですが、じゃあどうやってハルク出て来るの?と思ったら、ハルクはハルクで『エイジ・オブ・ウルトロン』のラストで飛行機に乗って行方をくらましてるんですよね。
どうやらアレが宇宙にも行けちゃうヤツだったらしく、辺境の星でチャンピオンとして登場、記憶もあいまいでソーに襲い掛かってきますw
こういう登場の仕方か…としてやられましたね。
てかソーとハルクのバトルがホントすごかった!まさにバトルエンタテインメント!
ハルクは身体能力だけなら最強の存在ですし、ソーも神であるため信じられないくらい強い2人のガチの殴り合い!
こんなんアツくならないわけがない!
演出もド派手だしでも途中に小さな笑いを入れるのも忘れないという…昔のジャンプ漫画好きだった人なら大好きな展開でバトルは進んでいきます。
今回派手なのはバトルだけじゃなくて、別のシーンでは宇宙船を使ったカーチェイスみたいなシーンが入るんですね。
パワー系のド派手なアクションの後はスピーディな方の派手な演出!これはこれでアツい!
その他のシーンでもそれぞれのキャラクター性がしっかり描かれてて、観終わったあとの爽快感もあるとてもいい映画でした。


あと今回神様出て来るんで強い強い連呼してましたけど、実は一番強いのは序盤に出て来るドクター・ストレンジだと思います…あのロキもソーも手球に取ってましたからねーw
あのシーンもホント面白かった…ストーリーもしっかり描けててしかも笑える、コメディ映画としてオススメです☆
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