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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

冬!映画!!

いやー、始まりましたね、仮面ライダーの映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』が。

当然見に行く気マンマンではあったんですが初日は混雑しそうだし子どもも多そうだから外して、落ち着いてから見に行くことが多いんですが今回は久々に初日キメてやりましたよねー、まぁ理由があるんですけど。


それはそう…映画公開初日の昼前の出来事。

家で寝てると唐突に鳴ったLINEの着信音。
寝ぼけ眼をこすりながら見れば、特撮仲間のLINEグループにキヨからの投稿。

『見てきたんだけど誰か今日中に見て夜あたり僕と飲んでくれたりしませんか…仮面ライダーでこんなに泣いてこんなに気持ちが熱くなったの久しぶり。』

どうです?この発言を受けて。
こんなん早く見たくなるじゃないですか?
まだ時間も昼前だしいくらでも都合つけられそうな感じなので見に行こう!となるじゃないですか。
早速家から一番行きやすい映画館のサイトをチェック、何時の回があるのかなー♪なんて鼻歌交じりで見てみたら…席が…空いてない…だと?
さすが初日の土曜日、お子様連れが大挙して押し寄せてるんでしょうな…けっこうな数上映されてるのに近い時間帯から3上映分くらいチケット完売で見られない状態。
くそ…なんてことだ…見たいのに!見られないなんて!!悔しい!!

ってなったんで意地でも見てやろうと少し離れたところの映画館にわざわざ出向きましたよねw

こっちもかなりの混雑(直近の回の席状況が△ついてた)でしたがまぁまぁ見やすい席も取れ、無事鑑賞出来ましたよー♪
ということで以下感想。





見てもっとも思ったのはシンプルな一言でした。

良かった!

平成ライダー映画史上でも1,2を争う出来だったんじゃないでしょうか。
まず話がとても良い。
冬のライダー映画って今回も『平成ジェネレーションズ』と謳ってるだけあって、今やってるライダーだけでなく過去作の平成ライダーが出て来るんですね、去年からやってたこの平成ジェネレーションズシリーズの場合、スーツだけでなく当時ライダーを演じていた役者さんご本人が当時の役でそのまま出てくれるんですよねー、それが激アツなんですが。
今回なんといっても話題になってたのは『仮面ライダーフォーゼ』の福士蒼汰くんが如月弦太朗として帰ってくる!ってことですよね。
もちろん僕らからすれば映司やアンク、紘汰やタケルがまた見られる!ってだけでもうテンションMAXなんですけど、やっぱ世間的には売れに売れまくってる福士くんがまたライダーに出てくれる、ってのが話題でしたよねー。
とそんな感じで過去5作品のライダーが登場するわけで、一番タイヘンなのは世界観の統一問題だと思うんですよね。
ただライダーのスーツだけ出てきてバトルのサポートしてくれるだけなら「不思議な力で先輩が駆けつけた!」みたいなことでOKなんでしょうけど、変身前の姿も晒して言葉も交わして、となると世界観も合わせないと不自然ですからねぇ。
なにより今やってる『ビルド』の世界は、スカイウォールという壁により日本が3つに分断されている、現実とは違うパラレルな世界。
当然他のライダーたちの世界にはスカイウォールなんてものは存在しないので、そこをどうやって乗り越えるか…ってのが結構大事な問題だったのです。
そこの問題も非常に上手く、且つビルドの世界観も取り込みつつムリのないつなげ方をしてました。

そして先輩ライダーたちの出し方ね!コレマジ100点!
映画冒頭でチラ見せしたあと普通にビルドを中心にストーリーが動き始めるんですが、しばらーく経って忘れた頃に唐突に出てくる先輩からの助け舟。
彼らは彼らで世間に起きてる異変を調べて独自で動いていた、というのをわからせながら、主人公たちに訪れるピンチを颯爽と救うTHE・ヒーロー!
しかもその演出がいちいち当時のストーリーをリスペクトしたかのようなオマージュになってて、出て来るたびに泣ける!
これだけの別々の世界観を持つライダーたちを一つの世界観にまとめるだけでもタイヘンだろうに、一つ一つの作品をきちんと調べ上げて壊すどころかきっちりキャラクター性も見せつつ表現するってのはホントにすごいと思います…歴代の先輩出て来る映画シリーズで一番上手かも。

展開としては今回の事件のラスボスの元にビルドとエグゼイドを行かせるために、先輩ライダーたちが「ここは任せて先に行け!」という展開で、きちんと今のライダー立てつつ過去のライダーたちにもスポットを当てる方式が上手に出来ててここも好感。
また今回も出てきたライダーシリーズに共通して出て来るあの敵がね…上手い感じで過去作の敵も引っ張り出してくれててですね…じゃあ当然こいつらの相手はこのライダーだろ、みたいなのもとっても良し。
みんな忘れがちな仮面「ライダー」ということでのバイクアクションも今回は多め。
これはドライブいたら出来ないもんねー、一人だけ車でひき逃げみたいになっちゃうしw
もちろんラストバトルは派手派手の超カッコイイバトル!
そのバトルで一つとっても良かったところを挙げるなら、敵の作った要塞みたいなのの上で迫力のバトルを展開する都合上、どうしてもCGを多用することになるんですが、そのCGの要塞の上で戦ってるライダーたちを極力CGにせずスーツアクターさんが戦ってたこと。
CGもカッコイイし迫力もすごいんだけど、やっぱりライダーはスーツアクターさんたちが中に入ってアクションしてくれるカッコよさが必要不可欠だと思っているので、こういうところもこだわってスーアクさんで作ってくれたのは本当に良かったですね…。

そして今回僕が一番よかった、と思ったのは…全体に流れるテーマが『ヒーロー』だったということ。

誰に褒められるでもなく認められるでもなく、何の得もないのに見知らぬ誰かのために戦える気持ちを持った者たち…それがヒーロー、仮面ライダーなんだということが強く打ち出された作品でした。
ビルドのテレビ本編でも過去に2号ライダー(になる予定の男・万丈龍我)がビルドに同じような質問をしたことがあったりしたんですけど、現れる先輩のことごとくが言わなくても困ってる人たちのために命をかけられる奴らばっかで。
龍我視点でヒーローとは何か、というのを描く手法だったり、最終的には龍我自身もヒーローの気持ちを手に入れ、成長するという展開ね…もう全てが良い。
惜しいなーと思うのは仮面ライダービルドの映画なのに最終的に成長したのが2号ライダーの龍我だったってことくらいですかねー、ストーリー上の主役がビルドじゃなくなっちゃってる感じがね。
ただお話はもう絶品でしたねー。


いたるところに過去作への愛を感じられるとってもステキな映画に仕上がってます!
迷ってるという方!これは観に行った方がいいですよ〜!!

僕は…たぶんあと何回か観に行くことになると思います、一回だけじゃ足らねぇんだよ!!w

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