だからそうじゃないんだってば。2018-09-15 Sat 00:03
一週間も放置しといたら沈静化するかなーと思ってたんですが無理だったんでそれさえもネタにすることにしますw
先週中頃、『ナカイの窓』を観ながらTwitterで感想つぶやいたんですよ。 どういうわけかそれが「間島淳司、声優のテレビ出演に皮肉」とかまとめサイトに言われまして。 そっからまー「お前なんかにオファー来ねぇよ」だの「梶くん頑張ってるのにかわいそう」だの「間島って梶のこと嫌いそうだよな」だのと、言ってもないしそれ関係なくない?みたいなことまでいろいろ言われましてね… このまますぐに反論してもよかったんですが、そうすると感情的な言葉になって火に油になる気がしたんで一週間Twitterを自主謹慎してたんです。 でだいぶ話題にあがらなくなって来たんでそろそろいっかなー、と思ったら今度はまた違うニュースサイトみたいなとこで取り上げられ「人気声優・間島淳司の苦言が話題 ”声優のマルチタレント化はアリ?ナシ?”」 ←イマココ という状態。 いろいろ言いたいことはありますがまずはその該当するツイートをご覧いただきます。 ![]() ……言ってなくね?皮肉も苦言もw まさにこのツイートをした時ナカイの窓に声優の梶裕貴くんが出演、声優ではない共演者のみなさんとアフレコをやってみる、みたいなことをやってました。 こういう「プロとしての凄さ」みたいなところを描いてくれる番組はいいなー、それにしてもこうやって声優さんが普通にテレビに出る時代になったんだなー、オファー来る人は大変だなー、梶くん頑張ってたなー。 なんて思いながらこのツイートをしたわけですが…一つ一つ答えて行きますよ? まず「お前なんかにオファー来ねぇよ」について。 ンなこたわかってますよw でも来ないけど肩書としては同じ「声優」なわけで、クライアントが「声優さんはこういう仕事してくれるんだ」となっていくと怖いよね、という話。 別に自分がテレビに出るかも!?やだー困るー!なんて思ってるわけではなく、そこからイベントなどの稼働の際に「前に◯◯さんはテレビでやってました」とかいう展開になって、僕の預かり知らぬところでやったこともないことをやらされる危険性が出てくるな、そうなると応えられないかもしれないな、そういうの困るなー、と。 声優に限らず、歌手だろうとアナウンサーだろうと、大工さんだろうとなにかを成してお金を得る職業の人は総じて『プロである』ことが大切だと僕は思っています。 だからこそ僕はきちんとした訓練を受けたことがない、プロとしてのパフォーマンスができないものは安易にやってはいけないと思っています。 今はどうか知りませんが、僕が養成所に通っていた頃は歌唱の指導とかはなかったし、やっても年に1回ダンスの授業があるくらい。 アフレコ実習ももちろんありましたけど基本はセリフ覚えて立ち稽古したり滑舌練習だったり感情開放だったり、養成所の教え方としては舞台役者さんを育てるのと同じようなやり方をしていたと記憶しています。 ところが今の声優さんは歌って踊るの当たり前、みたいになってきてるところがありますよね? 僕はその訓練は受けて来なかったしできる自信…というかできてるビジョンがまるで浮かばないのでそういったお仕事はやらないようにしています。 だってお金もらうのに中途半端なことできないじゃないですか。 人それぞれ考えがあるし、大事なのは『求められてるものに応えられるかどうか』だと思うので声優さんがいろんなことに挑戦すること自体を否定するつもりもありませんし、世の流れがそうなってるならそれに応えることが自身に需要を増やすことに繋がると思うのでやりたい、やれる人はどんどんやればいいと思います。 ただ。こっからですよ言いたいのは。 『声優』という肩書きの中に「歌って踊れます」「おもしろいこと言えます」「見た目整ってます」みたいなイメージまで入って来てしまうのは怖い、ということ。 「踊れないんですか?声優なのに?」なんて時代が来そうで怖いなーってことです。 同じ声優という肩書きでお仕事をさせていただいている、ある意味当事者でもある僕からしたら、知らない間に肩書きのイメージ変わってやれないことがやれて当然になるのは非常に恐ろしいことなのです… 「梶くん頑張ってるのに」とか「梶くんのこと嫌いそう」とかに関してはもうツイート関係ないただの悪意なのでわざわざ反論することもないかもですが、観てて梶くん頑張ってるなーと思いましたし、そもそも声優(声のお芝居って意味です)としてもホントに実力のある人なのは現場で見ててわかってます。 面と向かって言ったりはしませんが、僕はお芝居が上手な人は大好きなので梶くんのこと嫌いだなんて思ったことは一度もありません。 火のないところから出てる煙さらにデカくしようとして薪をくべるのはやめてください。 あといちいち取り上げられるときに使われる『皮肉』や『苦言』という表現。 話題性を出したくてわざと強い言葉使ってるんだと思いますが、僕「声優事情に詳しい評論家」じゃなくて同じ職業に就いてる”当事者”ですからね? 当事者が「そういうの求められてもできないから困る」って言ってるものを「皮肉!」「苦言!」とまとられてしまうのはちょっと本意ではないですよねー。 文字情報の取り方は受け手に委ねられる部分が大きいのはわかってますけど、皮肉だとか苦言だとか、僕が『言ってない』ことまで印象に含めて拡散されるのではたまったもんじゃありません。 …ちょうどこないだの鈴木区でそんな話やってたとこだったんで、こんな近々で自分に降りかかることになるとは思わずスゲータイムリーでちょっとビックリですよw マジでSNS怖い。 とまぁそんなこんなで怖い怖ーいSNSから身を引くことも視野に入れつつ、ここ一週間ほどTwitterを自主謹慎しておりました。 いろいろ考えましたが…冷静に考えたら僕テレビの感想言っただけで何も悪いコト言ってないし、辞める必要もないかな、とw そのためにすべてのツイートを止めたくて、ブログの更新通知もオフにしたんですが、その結果僕がつぶやくのを止めてることに気づいた複数の方に大変なご心配をかけまして、その点については本当に申し訳ないな…と思います。 Twitterの利用に関しては仕事でやってるものではないので、これからも思ったことを普通につぶやいていくと思います。 普通に仕事の宣伝とかだけに利用すればいいのにね…それだけだとつまんないんだもん、僕がw 今回の件でいろいろ学んだこともあります。その辺活かしつつ僕らしくやっていきますんで、皆さん大目に見つつ見守っていただけると幸いです。 スポンサーサイト
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