宇宙に広がるコメディの1。2018-10-08 Mon 00:11
昨日はコレを見てきました!
![]() 本日の公演 …読むのはそこじゃないですよねーw その下のチラシ!『SPACE TRAVEROID』! 舞台の『乱歩奇譚』なんかを手がけているシザーブリッツさんが主催している、平たく言えば2.5次元的な舞台作品。 もともとは演劇集団イヌッコロさんという劇団さんで上演されたものをキャストも新たに上演する、というもの。 そもそもなんで観に行ったかといえば、山口キヨヒロが出演していて「間島さん、観に来てください」という要請を受けたから。 …そんな誘い文句あります?「よろしければ」とか「ご予定が合えば」とかなく「観に来てください」てw まぁ行きましたけどw 近未来、ついに民間で宇宙旅行に行けるようになるぞ!という時代。 宇宙旅行を手がける会社が間もなく事業として開始される前にテスト飛行を行う宇宙船の中で起こる、ワンシチュエーションコメディ。 細かい話は特に確認せずに観に行ったのでフタ開けてみるまでどんな舞台なのかは知らず、ただ単純に「宇宙船でのコメディです」「あとキヨ出てまーす」くらいの知識で観に行ったんですが思ったより全然楽しかったですねー。 ざっくりいうとアンジャッシュさんのネタのような、嘘と勘違いが引き起こすトラブルを面白おかしく外側から観る、という感じのコメディ作品なんですが、こういう作品って難しいんですよね…何故って舞台上に「知ってはいけない人」が存在してしまうから。 一方で話していることをある人物には聞かせてはならない、とか、ある人物の視野に入ってはいけないものが存在したりしてしまうから、役者の立ち位置だったり情報整理だったりといったことを舞台を作る段階ですごく気にしなくちゃならない。 コントだったら出ててもせいぜい3人とかなんでもうちょいラクなんでしょうけど、舞台となると登場人物も増えるわけで…この作品は10人だったかな? その人数を出しながら、必要のない”嘘”が発生しないように作っていく作業ってどんだけタイヘンなんだろう…なんてことを、観てる最中は笑って見てるけど、いざ観終わってから考えたりして。 お話作る段階でまず難しくて、さらにそれを視覚的に舞台化する際にさらに難しいという…ただ観に来たお客さんには伝わらないであろう気苦労があるんだろうなー。 そんな中キヨは宇宙飛行士たちを束ねる会社の偉い人。過去に宇宙飛行士として船長もやってたという役。 聞いたらなんと今回の座組で最年長だったそうで。…考えてみりゃそうだよね…鈴木区に関わってると忘れるけど、俺らもうアラフォーなんだからそういうことが起きても不思議はないw 役割としても年上の役だったんですがしっかりと演じてました。基本いつものキヨのおもしろい感じなんだけどちゃんと年上感も乗ってて非常に良かったです。 他のキャストさんたちも声も出てたししっかり芝居もしてて、役者さんの力が際立ってる作品だとも感じました。 特に嘘ついて四苦八苦することになる、振り回される側の役の人たちはめっちゃ汗かいて一生懸命やってて好感が持てましたねー。 細かいことをいえば先述の通り非常に難しいことを描いているのでところどころムリが生じて力技で乗り切ってるなー、みたいなところとかがあり、そこの印象が強いため「お芝居を見ている」という感覚に「コントを見ている」という感覚が乗っかって、ストーリーの根っこみたいなところが目立ちにくくなっちゃってるのはもったいないかなーと思いました。 終盤けっこう感動するシーンもあるんですよ…見ててちゃんと心も動くしいい話だなーと思うんですけど涙が出るほどじゃない、というか。 役者さんが一生懸命汗かいて熱演してるので、そこがもうちょいちゃんと伝わるとより良かったのかな、と思いました。 十分おもしろかったですけどね。 てか実はシザーブリッツさんが『秋の宇宙まつり』と題して、来週からは第二弾・鈴木区の作品『翔べ!スペースノイド』が上演されるんですよねw そちらもおそらく観に行くことになると思うので、この10月は舞台を頻繁に観ることになりそうです…みんながんばれー! スポンサーサイト
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