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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

立場が変われば見方も変わる。

一部のネット界隈で話題に挙がってる『ドラハラ』って知ってます?


略さずに言うと「ドラゴンボールハラスメント」なんだそうですが…恐ろしい時代ですよ…あの名作・ドラゴンボールでさえもハラスメントという単語が付いてしまうなんて…なんでもハラスメントになる時代よ。

とはいえコレ、ドラゴンボールが悪いわけではなく。

コンテンツ制作に携わる方が先輩と話している時にたまたまドラゴンボールの話題になり。
その方がドラゴンボールを読んだことがないことを知った先輩が「コンテンツ制作に携わる人間として、ドラゴンボールを知らないなんてありえない」といったようなことを言われた、ということから端を発した問題。
おもしろいのはこの筆者さん、言い返すためにちゃんとドラゴンボール全巻読みきった上で記事を書いてるんですよねw
よく「見てもいないヤツが文句言うな」みたいな話にもなりがちな昨今、きちんと読んでその上で言うという姿勢はとても素晴らしいですよね。
まぁその結論が「やや面白くない」というものになったのが話題になった理由の一つのようですがw


筆者さんはコンテンツ制作に関わる方らしく、様々な角度からドラゴンボールという作品を分析、なぜそう感じたのかの理由をきっちり書かれています。
僕は思いっきりドラゴンボール世代…というか80年代ジャンプ読みまくってた世代なのでその理由を見て反論したい気分にもなりましたが、まぁ個々で感想なんて違っていいので「なるほどね」と思いながら読みました。
で、僕なりに『ドラゴンボールが当たった理由』も考えてみることにします。

ドラゴンボールといえば言わずとしれた大人気漫画家・鳥山明先生の手によって生み出されたチョイ中華風の世界観の中で繰り広げられるバトル漫画。
鳥山先生愛知県出身の方だから同郷として鼻が高い…と思うのってなんなんですかね、同郷だからとて別にお会いしたこともないのにw
まぁそんな世界観の中で宇宙からやってきたサイヤ人・孫悟空が次々襲い来る地球のピンチをちぎっては投げちぎっては投げ救っていく物語…でだいたい合ってますよね?悟空にその気があるのか怪しいところですけどw

僕らが子供の頃…80年代前半くらいの漫画って、スポーツものとかギャグものが人気があった時代な気がします。
あとは硬派な匂いのする作品とかね…北斗の拳とか男塾とかってこの辺に入るのかな?
鳥山先生はドラゴンボールの前に『Dr.スランプ』を描いており、アラレちゃんはバリバリのギャグ漫画ですよね。
序盤のドラゴンボールはその影響が強く見られます。鳥山先生はギャグ漫画としてドラゴンボールをスタートさせたんじゃないかなー。
そこからだんだんとバトル要素が強くなっていき…天下一武道会終わりで魔族が出てきて、ドラゴンボールで仲間を生き返らせるという展開になってったあたりから、ギャグよりもバトルが全面に出てくることに。
この辺の経緯はキン肉マンなんかも同じですよね〜、ダメ超人として登場しオナラで空飛んだりするようなギャグ作品だったのが、超人オリンピックあたりから明確な敵が登場するようになり、次々とバトルをする漫画に変わっていく…ギャグで始めて人気が出たらバトルとストーリーが付いてくる、そんな時代だったのかもしれません。

まぁ要は作り始めた時は設定なんて考えてなかったのにあとからどんどん積み上げられていった作品だってことですよね。
しっぽの生えた赤ん坊拾って育てるとか大猿になると暴れん坊とか、西遊記から引っ張ってきてるような設定ですもんね…この頃からサイヤ人とか考えてたとか言われても「いやいやw」って思っちゃいますもんw
僕はこの辺がドラゴンボールの人気の秘密なのかな、と思っています。
スタートがギャグ漫画だったので柔軟に対応でき、時代が求める「売れやすい設定」に変化することが出来たこと。

ジャンプって昔は今よりも『少年漫画誌』って側面が強くて、小学校〜高校くらいまでの男の子とかをターゲットにしてたと思うんですよね。
比較的大きいお友達には北斗の拳とかハードなものとか、ウイングマンとか電影少女みたいなちょっとエッチなものを。
小学生とか比較的小さなお友達には、Dr.スランプとか奇面組とかギャグ作品を、みたいな住み分けで連載作品のバランスを取ってたのかなーと。
鳥山先生なんてDr.スランプでアニメ化までしてキッチリ結果残してるわけですから、同じ流れで2発目を、ってところからスタートしたんだろうなーと想像するのは難しくないですよね。
が80年代後半に入ると『ドラゴンクエスト』あたりから始まるRPGゲームブームが来ます。
当時小学生だった僕もご多分に漏れずやってました…3が発売の頃なんてテレビのニュースで大行列になってるのが流れたりする社会現象でしたからねぇ。
そんなモンスターコンテンツ・ドラクエのイラストを…鳥山先生が描いてるわけでしょ?
じゃあドラゴンボールにもRPG的要素入れようぜ!ってなっても不思議じゃありませんよねー、ちょうどギャグ漫画で世界観も決めきってないから路線変更しやすいし。

ということで天下一武道会終わりあたりから突然”魔族”が出てきて、仲間が殺されたり生き返らせたり魔王が出てきて地球征服を狙ったりする展開に。
倒して一段落したら新たな敵が地球を狙い、それを倒していく王道パターンが出来上がって行き…「このままだと倒せない!どうする!?」なんてことをやってる間に強さのハイパーインフレが起きて、気がつきゃ超サイヤ人ゴッドとかまでたどり着いたわけですねw
こうやって時代の人気を柔軟に吸収していった経緯、それに鳥山先生の圧倒的画力が人気と時代を築いていった…んじゃないかなーと思います。
ドラゴンボールはそれの第一人者みたいな存在なので、その頃はこれが『王道パターン』だなんて誰も思ってなくて超新鮮だったんでしょうね。そら売れるわw


今の人達が見て「そんな面白くない」と感じるとしたら、この”新鮮さ”を感じないからなんじゃないでしょうか。
王道だからどっかで見たことあって、でもあとから出てきた王道作品はアレンジされてるし。
そもそもドラゴンボールが作った王道って、初めは無かった要素だから設定にブレとか感じる、なんてこともあるのかも。
クオリティの高いコンテンツを見ることに慣れた若い世代は『物足りなさ』を感じても仕方ないのかもしれませんねー。
ただドラゴンボールが無ければこの”王道”は作られなかったわけで。
あと僕がライダーとか好きだから余計に思うのかもしれませんけど、やっぱ王道って面白いんですよ、王の道なんだから。
もっと入り組んだ設定のお話とかもあるしそれも面白いんだけど、シンプルなのに悔しいけどおもしろいと思っちゃう、それが王道。

前にとある作品で原作の先生とお話してる時におっしゃってて印象に残ってるんですが、「このお話のベースって、実はキン肉マンなんです」っておっしゃってて。
でも別に屈強な男たちなんて出てこないし、なんなら女の子わんさか出てくるようなお話なのに、話の仕組みはキン肉マンと一緒って。
要は『敵を倒すとより強い敵が出てくる』って部分が同じなんだそうですが、結局それも王道なんですよねー、でその作品もメディアミックス化されるほど人気が出るわけで、やっぱ王道は強いっちゅー話。


あと一番思うのが「先輩に反論するために読んだ」ってとこですよね。
きっと筆者さんも「ドラゴンボール知らないなんてありえない」じゃなくて「ドラゴンボールめっちゃ面白いから!お願いだから読んで!!」と言われてたら、もっとおもしろく感じることが出来たと思うんですよねー。
入り口がマイナスだから、多少プラスに転じても上がりきらないというか。
プラススタートだったらきっと「人気があるのもわかる」とか「王道はやっぱすごい」とか、もっとポジティブに捉えることが出来たんじゃないかと。
てか逆にマイナスから始まったのに「やや面白くない」で止まったのが逆にすごい気がしますね…だって途中で読むのやめなかったってことでしょ?マジつまんなかったら読まないでしょw

この一件から「プレゼンの大切さ」と「押しつけは良くない」という2つのことを学んだ気がしました…
ありがとうドラハラ。僕はまた一つ成長できたよw

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