滅びの美学。2018-10-30 Tue 00:08
特に話題には挙げませんが好きな番組の一つに『ワイドナショー』があります。
ダウンタウン松本人志さんを中心に、普段ワイドショーに取り上げられる側であるタレントさんたちがニュースを取り上げご自身の意見を言っていく番組。 通常のワイドショーとかだとニュース自体の内容をしっかり伝えて、それから評論家なり専門家なりがお話をしますが、番組の性質上ニュースからあまりかけ離れたことを言ったりはしないのが普通。 その点ワイドナショーの場合はお笑い芸人さんだったりタレントさんの中の知識人の方がコメントを言うので比喩表現がおもしろかったりするんですよねー。 そんな中、興味深い話があったので今日はそれをご紹介しようかと思います。 その発言をしたのは武田鉄矢さん。 前にもおんなじよーな流れで武田さんが興味深いこと言ってたっつってブログにしてるんで僕は武田さんのお話とか考え方が好きなんだなーという事実にも気付かされましたがw それは駅伝でラスト200mを四つん這いになってまでゴールしたという人のニュースから。 どうやらその選手はスネのところの骨を骨折してたからそんな状態になってしまったんだそうですが、ニュース的にはこれは美談なのか美談じゃないのかとか、選手生命とかを考えると止めるべきだったとか、そもそもその権限を持つのは誰なのかとかそういったところが話題。 そこに皆さんの私見が入り込んでいくというかたちでお話は展開してたんですが…「日本人は逆境に立つ人間を見ると美談にしがち」みたいな話に。 まぁ確かに判官贔屓なんて言葉もあるくらいだし、昔っから日本人って弱い方を応援したがったりするんだなー、そういや僕も死ぬのがわかってる絶望的状況なのに仲間に「ここは俺に任せて先に行け!」と笑って言ってのけるシーンとか見ると感動してすぐ泣いちゃうな〜とか思いながら聞いてたんですが、これを受けて武田さんが面白い持論をおっしゃいました。 曰く「日本人は勝てそうなときには『侍』って付けない」。 スポーツなんかがわかりやすい例ですが、実力が高く勝てる見込みが高いスポーツには付けないのに、勝てないのが普通で良くて4位入賞、くらいのときには侍って付けるんですって。 言われてみれば…具体的な例は避けますが『侍◯◯』って言われてるスポーツって日本があまり強くない気がしますよね。 別に意識してそう仕向けてることはないはずなのに、何故かそうなってる…日本人の中にあるなにかがそうさせるんだなーと。 考えてみりゃ日本人って桜を見ても「花は散るからこそ美しい」とか言うし、盛者必衰なんて言葉もあるし、滅びることにに対して美学を感じるとこありますよね。 最近なんて『終活』ブームですよだって。 それに対しても武田さんは「憐れ(あはれ)」に小さい「っ」を付けることで日本人は『あっぱれ(天晴)』という言葉を作った、というようなお話もされてました。 実際そのようにして出来た言葉かどうかは番組内では特に掘り下げられなかったんで真実かどうかは僕にはわかりませんが、こういうね…言葉遊びのような感覚って昔っから好きなんですよね…言霊がどうとかそういう系。 子供の頃からそうなんで、もしかしたらそれが高じて今の仕事を目指したのかもしれませんね…いや違うなただアニメ好きなオタクだったからだなw ただ言葉遊びって、行き過ぎるとダジャレばっか言うおじさんとかになりそうなんで気をつけたいと思いますw スポンサーサイト
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