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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

新説・熱海殺人事件

さて…昨日の今日ではありますが、昨日は鈴木区2本立て公演のもう一作『弁護士バイロン』を観てまいりました

というか撮ってまいりましたw
記録係ィ!w


弁護士バイロン。
初演は2011年の7月…のことだったよう。
なんでわかったかっていうと舞台観た時に主宰が「初演は7年半前」って言ってたのと、うちのブログに当時の感想書いてあったからw
てかてっきり鈴木区初観劇作品がこの弁護士バイロンかと思ってたら『TOKYO RADIO CLUB』の方が上演先だったんですねーすっかり勘違いしてたw


さて。


弁護士バイロンはつかこうへいさんが書いた戯曲『熱海殺人事件』ををベースに作られた物語。
1973年に初演が上演され大人気を博した舞台『熱海殺人事件』。
この物語に出てくる殺人事件の事例をもとに、引っ越しを控えた二階堂法律事務所にて業者が来るまでの時間つぶしにと模擬裁判を行うことになる…というお話なんですが、この弁護士バイロン、鈴木区界隈でも非常に人気の高かった作品でもあります。
実際僕も観たとき非常に気に入りまして、原案となった『熱海殺人事件』の小説を買ったほど。
僕以外にも「鈴木区作品では『弁護士バイロン』が一番好き」という人がけっこういます。
物語の展開もさることながら、模擬裁判のシーンが本当に良くてですね…宮岡あづさと川添美和という二人の女優のぶつかり合いがとてつもなく印象的だったのを覚えています…まさかこのときは鈴木区にこんなにドップリな現在を想像することなど出来ませんでしたがw

7年半前も観た作品ではあるものの、当時は今のように何回も観に行くようなこともDVDでの販売もないので1回だけの記憶。
覚えてるかなーと思ったらホントに大まかなとこしか覚えてなかったようで、非常に新鮮な気持ちで見ることが出来ました。
こちらも当時のオリジナルキャストも何人かいるものの、ほとんどは新キャスト。
てかオリジナルキャストはビルの清掃員役のグッさんと新米弁護士小米田役のキヨのダブル山口だけですね、なんたる運命w
そしておもしろいのは当時秘書のサギサカをやっていた桐山菜穂ちゃんが、今回は二階堂法律事務所のボス・片桐を演じていること。
いるわけないしっ!もそうでしたが、随所に成長や移り変わりを感じるんですよね…7年半の重みを感じる。

ストーリーは先述の通り模擬裁判をやるんですが、難しい言葉はポンポン飛び出すんですが聞かせたいのはそこではないので用語がわからなくても楽しめる作り。
ただお客さんはそうでも演じてる側は普段使わない難しい言葉を連発することになるので非常に大変な作業。
役者の力が試される作品でもあります。
正直この作品すごく好きなんですけど弁護士の役やりたくないですもん…あんなん絶対覚えられん。やるなら朗読でやろう朗読でw
再演なので当たり前ですが、今作でも超難解な法律用語をすらすらと言う役者陣を見てると尊敬の念すら抱くほど。
ぶっちゃけその瞬間を見るだけでもバイロンを見る価値はあるといってもいいくらい。
そしてその超難解な言葉の応酬になる模擬裁判シーンですが、すごいんですけど小難しいこと言ってるのずーっと見てると疲れるじゃないですか?w
なので途中でブレイクが入るような台本構成になっているのでストレスなく見られます。
そして終盤に向けて熱を帯び、解き明かされていく1973年に起きた殺人事件…見ごたえのあるラストシーンは必見です。
『いるわけないしっ!』もラストシーンに向けての加速が素晴らしいんですが、バイロンの方がぐいぐいと引き込まれていくパワーが強い台本構成になっているように感じました。

また今回強く感じるのは役者陣の上手さ。
初演と同じキャストの二人は当然腕を上げてるのが伝わるし、他の面々もキャラクターにとてもマッチしていて素晴らしい。
聞いてて周りからの評判がいいのは富戸役の黒岩拓朗くん。
初演では主宰・鈴木智晴が演じていた役で全体のバランスを取る難しい役どころなんですが見事に演じきっています。
そして正直「この人マジ化物だな」と思ったのはお豆腐屋さんの中村さんを演じる夢麻呂さん。
初演は佐藤仁志というこれまたバケモノみたいにべらぼうに上手い役者さんが演じていた役なんですが、今回もそれと同等かそれ以上くらいのパワーと円熟味で怪演。
途中から出てくる役なんですが出てきて一声発しただけで客の心を掴んだのがわかる、ハイパーな役者さんでした。
驚いたのは作品中では主人公にあたる司法修習生・マツくんを演じる伊達薫くんは今作が舞台初挑戦だということ。
とても誠実で優しいであろう人柄がお芝居から伝わってくる良い役者さん。
宝田んとこの事務所の後輩らしいんですが、若いのにこれだけ出来るのは大したものですよ…最近の若い人ホント上手いからおじさんヤんなっちゃうw

あとこれは舞台の感想というわけではない個人的に気になることなんですけど、今作で弁護士として登場する人物が4人いるんですが…全員すげースラリとした体型で「それで揃えたのか」と思うほどw
なんなの?弁護士ってシュッとしてないとなれないってことなの?w

さておき最後は胸が締め付けられるような切なさを心に残して去っていく、役者人気の高さが伺える素晴らしい舞台でした。


こちらも『いるわけないしっ!』同様今週末12月2日まで、下落合はTACCS1179さんで上演中。
当日券が出る回もあるようなので、ご興味を持たれた方は是非劇場まで足をお運びくださーい!!
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